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◆会 話 術

2014年06月04日 07時34分27秒 | 聖書

柔らかな答えは憤りを静める。
しかし激しいことばは怒りを引き起こす。(箴言一五1)

数年前だったと思いますが、山形の飲み屋で、高校の先生が刺し殺された事件がありました。戦中派だったこの高校の先生が、「今の若い者はなってない」と言い始めました。ところが隣の若者が「何をっ」と反論し、「外へ出ろ」ということから、ついに刺し殺すまでのけんかになったのです。
「売りことばに買いことば」といいます。激しい憤りのことばは、油に火をつけたように、怒りを燃えたたせたのです。「まあまあ先生、……」と、柔らかなことばで受け答えをしていたら、何ということもなかったでしょう。まさに、この聖書のことばのとおりです。
どんなに激しい非難や侮辱や高慢な独り善がりのことばをかけられても、いつも穏やかな答え・平和な返事が、あなたの口から出るでしょうか。私の心から流れ出るでしょうか。
イエス・キリストは、「イバラにイチジクはならない」と言われました。一度や二度は、人間的な計算から「まあまあ」と柔らかく出られても、「常に」「心から」というわけにはいきません。やはり、激しいことばには激しいことばを返さないと損をしたように思ってしまいます。それはやはり、心にほんとうのやわらぎ・満足がないからです。
私たちが本気になってそのことを認め、くだけきって神に求める時、神が、キリストにあって、すべての人の思いにまさる神の平安を私たちの心に満たしてくださるのです。そして私たちもまた、争いでなく平和をつくり出す人になるのです。平和をつくり出す人こそ、神の子です。

 


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