鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

神社の雪囲い

2015年10月28日 05時22分44秒 | アングル


雪国の神社は、狛犬も雪囲いをする。
雪が静かに降り積もり、暖かい時は上から順に規則正しく溶けたなら、こんなことをする必要はない。
屋根からの自然落下もあれば、風が巻いて吹き溜まりになることもある。
偏った積もり方をしたり、密度(堅さ)の違う層ができたりして、偏った圧力がかかる。
春先に晴れて表面が溶けたあと、急激な寒さで氷点下になると積雪表面がカチカチに凍る。
その後で温度が上がると、締まった重い雪がぶら下がるような状態となり、いろんなところを部分的に強い力で引っ張るらしい。
石灯篭なんかも丸太で原始的なテントをつくるように囲わないと、倒れてしまう。
ウチの石灯籠もいつの冬に倒れたのか、そのままになっている。
直そうにも笠石(というのかな?)が重すぎて一人二人の人力ではどうにもならない。
雪が降らなかったら無駄になる徒労仕事をしないと、現状維持できない。
雪国に住む人はそれぞれが、想像力を働かせ、創意工夫を重ねつつ、仕方なしに冬と対決する準備をする。

追記;菊の御紋が異様に光っているとの指摘で、よく見ると何だか象の目のように見えてきた。花びらを数えたら16枚。それなら伊勢神宮系なのか。調べてみたいとも思わないけれど。
コメント (4)
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