鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

死因のこと   その1

2022年09月30日 01時33分01秒 | 懐疑・猜疑・疑義


半世紀もの付き合いだった古い知人が亡くなったことを、その息子さんからのご挨拶状を受け取って知った。
享年九十歳とあり、急逝する前日までウォーキングに文芸創作にと元気だったのに小脳出血により力尽きた旨、母譲りの文章力で表現されていた。
回復不可能な脳へのダメージだったから、脳死のまま見かけだけの体温を保つような人工呼吸器を潔く外すことを家族全体の意思として決めたのだろうというようなことが想像できた。

人が亡くなる原因は必ず複合的なもので、その中で主要な病名あるいは障害が死因とされる。
先ごろ96歳で亡くなったエリザベス女王は、数日前まで元気な姿をマスメディアに示していたのに、いきなり『医師の管理下に置かれた』という曖昧な表現で不調が伝えられ、急死のような発表がなされた。
そうして、いつまで経っても死因が公表されず、それが問題になることもなく国葬となった。
高齢であれば、それまでになんらかの病を得て、部分的に弱っている箇所も多々あったのだろうけれど、決定的な何が起きたのだろう。
おそらく、脳か心臓に詰まりなり破れなりが起きたのではないかと想像するけれど、それらが何も表現されないので思い遣ることができにくい。
何故なのか、女王の死因はいつまで経っても分からないので、悼むこともできない。

画像は五叉路の詰まった空間に誰かが植えたか、宿根朝顔と朝鮮朝顔が咲いていたので、信号待ちの間に車中から撮ったもの。
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驚異の自然或いは自然の脅威

2022年09月29日 01時56分56秒 | アングル










何もかもコロナのせいにするのも何だけれど、振興住宅地を歩いていると、これはコロナの影響なのだろうと、驚異の自然或いは自然の脅威を感じる。
行政の予算が公園整備とか道路脇雑草刈りにまで回らないのかも知れないと思われる状態がそこここに見られる。
アカメガシワ(赤芽柏)は擁壁の目地や水抜き穴から生え放題だ(1,2枚目)。
住宅の庭からのこぼれ種から育ったオシロイバナ(白粉花)なんかも雑草に混じって見られた(3枚目)。
クズ(葛)がフェンスをよじ登り、網目を抜けて猛々しく道路にせり出している(4枚目)。
町内会の公園掃除も行われなくなって、遊具も草に覆われてしまっていた(5枚目)。
人が家に閉じこもりがちになって、周りを見渡すこともなく、外に手間暇かけることもなくなったら、植物はじわじわと確実に侵略を仕返してくるようだ。
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オンブバッタ(負飛蝗)など

2022年09月28日 01時18分55秒 | 






小さな庭でショウリョウバッタ(精霊飛蝗)の雄か、それともオンブバッタの雌かと思われるサイズのやつを見つけた。
これも褐色系なので、もしかしたら今年の昆虫は猛暑の影響で土色が多いのかも知れないと思ったりする。
ちっとも静止しないので捕まえて、普通のバッタとは違う面長下膨れの顔を撮ってみた。
これではっきり見分けられるだろうと検索してみたが、画像はどれもこれも上か横からで、顔のアップはなかった。
それでも、オンブバッタの顔にはイボがあるという記述を見つけたので、撮った画像をよく見れば、確かにどこかの少数民族が顔に施すようなお洒落なイボがあるので、オンブバッタの雌に決定。
『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男に少し似ているような、まじまじと観れば観るほどに漫画的なひょうきん顔。

3枚目の画像は公園で見つけた普通のヤブラン(藪蘭)。
藪の中で見つかるのか、藪が似合うのか、藪だけに自生する花なのか。
でも、拡大で撮って良く見ると小花がばらばらに咲いたり落ちたりの気ままな集まりがなかなかの彩り。
黄緑の玉は受精成っての結実だろうか。
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イボバッタ(疣飛蝗)の観察

2022年09月27日 08時33分08秒 | 




山だったので地名がそのまま○○山となっている住宅地の坂道を歩いていて茶色の小さいバッタを見つけた。
下の府道からずっと登り坂になっているのを八割ほど登って息切れ寸前だったから、足をとめた。
スマホを取り出すのも面倒だなという気分だったり、二匹いるから交尾を始めるかもと期待もしたり、撮ろうとしゃがめば逃げられるかも知れないと思ったりで、立ったまましばらく観察した。
小さいけれど、胴が縮んでいる寸足らずではないし、この時季だから成虫に違いない。
名は知っていても実物を確認したことのないツチバッタか、と思ったけれど帰って調べてみたら、イボバッタだった。
観ていると、どちらがどちらにアプローチしているのかが分かりにくく、少し離れてもどちらかが、また近寄る。
縞模様のある後ろ脚を曲げたまま、前後に揺らす動作を両方とも、しきりにやる。
片方だけがやるなら誘いの行為かとも思われるが、両方がやるということは、オス同士で牽制しあっているのだろうか。
体型がそっくりなので、雌か雄か、とにかく同性同士かも知れない。
立ったまま画面を広げて、二匹が溝蓋部分に移動したところを、なんとか撮れた。
草に止まらず、地面に降りて二匹がつかず離れずしている理由が分からない。

2枚目画像は、山の下の公園に植わっていたクヌギの下に落ちていたどんぐり。
クヌギは椎茸のホダ木になるし、樹液を求めてカブトムシなどの虫も集まる木なので芽をださせてみたい。
植樹してモノになるまで、こちらが生き延びられるかどうかという先の先のことまでは考えないようにする。
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イタドリ(虎杖)に蜂

2022年09月26日 01時37分37秒 | 






金網フェンスを突き抜けたイタドリが道路にせりだしている場所があった。
ヨーロッパでは日本から持ち込まれた侵略的外来種として厄介者扱いされているという記事を読んだことがある。
日本固有種ということではなく東アジアに分布しているそうだけれど、なにしろ猛々しくいろんなところに繁殖しているのを見る。
花は地味だけれど蜜源として優れているのか、ミツバチとアシナガバチがいるのを撮れた。
ミツバチはたぶんニホンミツバチで、アシナガバチの方はフタモンアシナガバチ(二紋脚長蜂)。
ニホンミツバチというけれど、本当はこれもトウヨウミツバチ(東洋蜜蜂)ということで日本固有種ではない。
宇治の自宅近所にニホンミツバチ飼育箱を設置している家があり、昨日の散歩は、そこを観るのを目的の一つにした。
前は一箇所だったのに二箇所になっていて、遠目に観ても両方の巣門に出入りするニホンミツバチの姿が認められた。
同好の士が順調に飼育できているのを確認できたので、見ず知らずの飼い主に拍手したい気分を胸に散歩続行。
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川に里芋

2022年09月25日 09時04分44秒 | アングル


日野氏の荘園だった日野の地を流れる日野川は、日野富子や親鸞も遊んだかも知れない由緒ある川だけれど、今はコンクリートの排水溝でしかない。
それでも、水源の谷筋から大雨の度に運ばれる土砂が溜まっていて、水棲生物がいそうな雰囲気。
でも段々が多いし、魚道は一つもないので魚影は見られない。
魚さえ棲めば、多様な生き物の育つ環境になるだろうに、残念。
土砂は雨が降る度に洗われて砂利ばかりになるような気がするけれど、草が生えれば土も留まるのか。
それだからか、草の真ん中に里芋のたぐいが1株生えていた。
台風直撃の大雨がない年が続けば、里芋の岸辺ができるかも知れない。
ほぼ住宅地になってしまい、そのおかげで上下水道は整備されているし、たぶん生活排水も流れ込まない川なので、里芋が自生する景色ができたら面白いだろうな、と妄想が湧く。
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シロテンハナムグリ(白点花潜)

2022年09月24日 01時49分49秒 | 


散歩中、道路上にうずくまっている2センチほどのこいつを見つけて拾い上げた。
死んでいるのではなく、元気もあるのに、一時的にどういう理由なのかフリーズ状態だったようだ。
ハナムグリの仲間には魅力をあまり感じないのだけれど、撮りやすい場所に置き、動きを止めるのを待って撮った。
ひっくり返して腹も撮ろうとしたが、少し前はフリーズ状態だったくせに直ぐに起き上がって、何度やってもついに撮れなかった。
花粉や蜜を求めて花に潜り込んでいるのをよく見るこいつを検索して探すと、シロテンハナムグリと直ぐに分かった。
この前、小型の蛇のジムグリ(地潜)を取り上げたけれど、モグリではなくムグリなのはなぜだろう。
どこかの方言なのだろうかと思ったが、どうも古典的古語表現のようだ。
ということは、ハナムグリもジムグリも在来種として大昔から馴染みの虫であり蛇であったのだな。
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ケブカアレチヌスビトハギ(毛深荒地盗人萩)など

2022年09月23日 00時55分11秒 | 身の周りの植物








ハギ(萩)より目立って優しい色合いの花が、手入れされていない道路脇や公園の隅で咲く時季になった。
花のアップを撮ろうとしていて、そうかヌスビトハギだったな、漫画の盗人そのものだな、と思った。
頬かむりして鼻の前で結び目を作っている泥棒のイメージから、この名になったに違いないと一人合点した。
ところが調べてみると、ヌスビトハギはこれではなくて、花も少し違う。
名の由来も種が衣服にくっ付くこととか、その形からとか諸説あるようだが、花の姿かたちからではないようだ。
それに、在来種のヌスビトハギとは違い、私が昨日の散歩で見たのはケブカアレチヌスビトハギで北米からの帰化植物とのこと。
本末転倒とも言えそうだけれど、体が名を表しているケブカアレチヌスビトハギ。

山際の田んぼの畦に彼岸花が咲いていた。
大体が、今が盛りだったけれど、くたびれ始めたのもあった。
他所さんのブログなどで、彼岸花の画像はかなり前から見ていたが、彼岸の中日前日に観て、中日のブログに載せることができた。
墓のある田舎で彼岸を過ごすべしなのに、これもあべこべ、一身上の都合で彼岸の期間だけ田舎を留守にするような事になり、少し心苦しい。
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ひとこま

2022年09月22日 07時07分55秒 | 言葉の世界






『ひとこま』を漢字で書くと一齣となり、辞書には『劇や映画などの一場面』とある。
ところが一齣を『ひとくさり』と読めば、『話、音曲などの一つの区切り・段落』となる。
ふとしたことから疑問が湧いて調べたのだけれど、齣という漢字は書けなくていいから読めたら充分だ。
充分と書いたり十分と書いたりするのが『じゅうぶん』だけれど、十分は『じっぷん』と読めば時間のことだ。
などと、連鎖反応が起きる。
昨日、病院のホールにあるテレビ画面の4分の1が真っ黒で、朝ドラを観るのに想像力が必要だった。

病院では意想外のしんどいこともあったので、帳尻合わせに回転寿司で景気づけ。

回転寿司屋をでたら、夕焼け雲に破線のような飛行機雲があり、右側には暗雲たちこめるといった雰囲気の雲もあった。
一夜明けて本日午前7時台は宇治60%、京都90%の雨予報。
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カブトムシ(兜虫)など

2022年09月21日 11時22分00秒 | 




カブトムシは漢字表記で甲虫と書くけれど、甲虫類(こうちゅうるい)の代表格だとはいえ、兜虫という表記もあるとのことで、そのようにしてみるとなんだかカッコいい。
3ヶ月余り留守にしたら、蛹が羽化して成虫になり卵を産んで成虫は死に卵は孵化して幼虫になっていた。
成虫の姿を観ることができなかったのは残念だが仕方ないことで、聞けば雌が3匹羽化してから、かなり遅れて大きい雄が1匹でてきたと言う。
図体は大きいのに、大きいからこそか食欲ばかりで、雌が食餌しているのを押しのけて昆虫ゼリーにむしゃぶりつくオクテのヤツだったそうだ。
新しい血を入れるべく、成虫でも幼虫でも見つかれば同居させることもして、もう4,5年繋いできた。
ほとんど市販クヌギマットを食い尽くして糞ばかりになった飼育箱を、新聞紙の上にぶちまけてみた。
もう蛹になっても良い程の大きさに成長した幼虫が9匹もいて、いつもながらすぐに大きくなって驚くばかり。
冬の期間中は冬眠なのか冬眠状態なのか、食餌をせずじっとしていて、春になると蛹になるということなので、いくら大きく育ってもこの時季には蛹にならない。
雌は卵を何個くらい産んで、どれくらいの孵化率なのか知らないのだけれど、雌3匹に雄1匹というのは理想的な繁殖形態なのかもしれない。
買ってきたクヌギマットとポリバケツに溜まっていた雨水を混ぜ、握ってバラけない硬さにしてから9匹を入れた。
腹に薄く透けて見える模様で雌雄が判別できるらしいけれど、偶然が楽しみなので確認はしない。
糞まみれだったのが、餌だらけにの環境になり、皆が元気よく潜り込んでいった。
2枚目の画像は、田舎から持ち帰ったわが成果のバナナカボチャとクリユタカ。
これも種を取って繋いでいる手間のかからない自信作。
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姥捨山S.A.の句碑群

2022年09月20日 00時42分42秒 | 旅行










おもかげや 姨ひとりなく 月の友  芭蕉
姨捨や 月をむかしの かがみなる  白雄
名月や 仏のやうに 膝をくみ    一茶
名月や 雪の様なる そばの花      一翁
あひにあひぬ 姨捨山に 秋の月    宗祇法師

俳句の庭という趣の句碑群が造られてあった。
ごろごろとした石をコンクリートに埋めてある、歩きづらい広場の周りを句碑が取り囲んでいて、萩が咲いていた。
蕎麦の花は見えなかったけれど、善光寺平を遠望する柵のすぐ真下に、色づき始めた実をたくさん付けた林檎の樹の列があった。
台風14号がこれからやってくるのに、はかない景色だ。
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かぐら南蛮味噌

2022年09月19日 01時53分53秒 | 食べ方






どうやって食べるのかという説明無しに、かぐら南蛮をもらったので、何となく焼いたら良さそうな気がして、いつもそうやってピーマンを食べてるので、黒焦げに焼いた。
何のためらいもなくがぶりとやって、口の中が大変なことになった。
もともと辛いのは苦手な方なので少し噛んでから耐えられず吐き出したものの、なかなか辛さが収まらなくて往生した。
友人の奥さんが手作りした、かぐら南蛮味噌の瓶詰めをもらったことがあり、その美味しさは知っている。
作り方をヒトから聞いたのだけれど、うろ覚えだったので、レシピを検索して作ってみることにした。
焼いた2個もがぶり部分を切り捨て、一緒くたにして作ることにした。
材料はかぐら南蛮とタマネギとニンニクで、あとはサラダ油と胡麻油と醤油と味噌だけ。
砂糖も味醂も使わないでいけるのかと思ったけれど、何となくのいい加減さなのに意外にもまぁまぁの出来。
醤油大さじ1と味噌大さじ2を、火を止めてから混ぜるというのがミソなのかもしれない。
かぐら南蛮を自分で作付けしたいとは思わないけれど、今後はもらっても焼いて食うようなヘマはしない。
もらった次の日にかぐら南蛮味噌の瓶詰をお返しで差し上げるような事をしてみたい。
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巨大栗

2022年09月18日 07時35分35秒 | アングル


ちょっと家を明けたすきを狙ったみたいに、玄関障子の掛けがねにレジ袋がぶら下がっていた。
田舎育ちの私ですら見たことのない、5センチ近い巨大栗なので、落ち始めたうちの栗と比較してみた。
こうなると、『栗があるけど、要らない?』なんて、うちの栗をヒトに押し付けてきたことが恥ずかしくなる。
それにしても、メモが入ってあるわけでもなく、誰がくれたのかが分からない。
一番可能性がありそうで近いところと思い、お隣の奥さんに電話してみたら、はずれで「この辺りで栗の木のあるところと言えば・・」と考えてくれた。
お隣の栗の木の種類を知らなかったので聞いてみたのだけれど、前のお宅に栗の木はないし、農事の師のところは去年切り倒したはず。
もしかしたら、100m余り向こうの同級生かと思いついて電話をしてみた。
栗を置いていってくれたかと聞くのはマズイ気がしたので、「ちょっと出てたんだけど来てくれた?」と聞いてみると、「うっはっは」と笑うので当たりだなと分かった。
早生の丹波栗なのだそうで、「おらちなんが落ち始めた・・」と嬉しそう。
術後定期検査で近々私が京都に行って来るというのを伝え聞いたとのことで、「栗ご飯でもしてくんねかね」と言ってくれた。
うちの栗が浮いてしまうけれど、良い土産ができた。
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アトモンサビカミキリ(後紋錆天牛)

2022年09月17日 08時22分55秒 | 


一輪車、私にとってはサーカスでピエロが乗る一輪の自転車ではなく、農作物などを運んだりする運搬用一輪車。
その一輪車で畑や庭からでてきた小石を集めて運ぼうとしていたら、目に止まったのが、1センチにも満たない保護色の地味な虫。
微妙な色の背景は一輪車の塗装なのだが、はげちょろけの地肌が見えていたせいで、ぽいぽい入れていた石に潰されないですんだラッキーなやつ。
甲虫(コウチュウ)は翅を広げるまでに時間が掛かるのが多いけれど、体の細長いカミキリムシの仲間は特に鈍重だ。
こいつは飛ぼうという気はおろか動くのも嫌々みたいで、そうなると哀れも感じて撮った後につまんで草の中にぽい。
翅の後方にある紋が、ネット図鑑の見本より小さくてはっきりしないけれど、背にある逆ハの字模様が一致しているので、アトモンサビカミキリに決まり。
カミキリムシはなぜ天牛と書くのかだろう、知らなければ読むことはできないだろう。
天牛書店という有名な古本屋があるけれど、カミキリムシショテンと呼んではいないはずで、本当の意味も読み方も知る人は少ないのではないか。
後紋錆天牛と書いてあったら、アトモンサビテンギュウと読むべきなのだろうか。
長い触角を牛の角に見立てた中国由来の名だそうだけれど、中国では牛と言えば角の長い水牛なのか・・な。
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無料覗き見

2022年09月16日 08時30分10秒 | アングル










大地の芸術祭2022のイベント、『半日でエリアをめぐるセレクトバスツアー』のためにステージがあった。
我が家から2km足らずの距離にある神明水辺公園に、ドミニク・ベロー(フランス)作のバタフライパビリオンがある。
『蝶の翅や万華鏡をイメージした反射素材の屋根が付いた、能や狂言の舞台にもなる「東屋(あずまや)』とあり、モネの池を模したビオトープの中に設置されている作品。
ツアー客のおもてなしのためなんだから大人しく観て、ということだったので、こっそり遠目に観るつもりだったけれど、ついつい正面の芝生まで進んで観て撮った。
同級生の晴れ舞台でもあって、彼女の夫君からは、一緒に観てから食事に行こうと誘われていた。
『天神ばやし』『新保広大寺節』『新保広大寺踊り』が披露されて、覗き見だが、生で観るのは初めてなので感動した。
演目が終わって、演者はすぐに帰るのだろうし、もしかしたら3人で食事に行こうということかとも思ったが、そうではなく、彼女はツアー客に食事の膳を配って中居さんに変身している。
夫君は初めから私と2人で行くつもりで誘っていてくれたようで、近所の喫茶食事処に行き、ごちそうしてもらった。
私がトラック一杯5千円で買っている豚糞を少し譲っているお礼ということなのだが、久々に外食をして人心地がした。
有料ステージを覗き見て、踊り子さんの夫君から接待を受けたのだから、私が一番の上客か。
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