ブロガーを中心とする市民の間で、「シビリアンコントロール無視」、「憲法違反」との批判を浴びているヒゲ隊長佐藤正久参議院議員の違憲「巻き込まれ」行動発言は、単に、一ヒゲ隊長の意図ではなく、自衛隊としての確定的な方針であったことを裏付ける書面が確認された。News for the People in Japanの冒頭で紹介されている。図解で、巻き込まれることによって、武器使用を行う方法を説明したもの。これで、自衛隊として、シビリアンコントロールを無視しようとしていたことが判明した。防衛省の防衛庁格下げの必要すらあるのではないかと思わせる「超スクープ」だ!
この問題は、これまで、ここ、ここ、ここ、ここ、ここ、ここ、ここ、ここ、ここなどで触れてきたが、そこでも触れているように、市民有志が、ヒゲ隊長佐藤正久氏、安倍晋三自民党総裁、小泉前首相に質問状を送付したことで新たな展開を見せている。
その質問状にもあるように(冒頭NPJに掲載あり)、ヒゲ隊長の個人的見解ではなく、自衛隊としての意図であることが懸念されていた。
今回、NPJが伝えたのは、まさに、そのことを裏付ける書面だ。
軍事問題研究会が、情報公開で入手したもので、イラクへ派遣される陸上辞意対北部方面対の派遣準備訓練で使用されたものだという。
これまでは、方法論の1つとの解釈も成り立ち得たが、今回の佐藤正久発言で、自衛隊として、「巻き込まれ」攻撃を実際に行って、対イラク戦争を「開戦」するつもりであったことが判明したことになる!
この自衛隊の暴走を許していいのか!
怒りの声を防衛省、官邸、佐藤正久事務所、各テレビ局、新聞などマスコミに伝えましょう!いま、行動しないと、もはや、自衛隊の暴走はとめられなくなるかもしれない。
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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それはそうと、昨秋の防衛省昇格法案で民主党が文民統制をしっかりやるからと言って賛成したわけですが、今回発覚した問題を放置するならば、「しっかりやる」というのは疑われます。まったく庁に格下げすべきですね。
それから、佐藤議員に関してはとむ丸さんの記事が鋭いです。(http://pokoapokotom.blog79.fc2.com/blog-entry-341.html)。
以下引用。
・・(略)・・立派な男気(おとこぎ)である。だから、この発言と姿勢を人間として批判するのは難しそうである。しかし、他面で、この発言者はいわゆる確信犯(つまり、自らの信念に基づき決行する犯罪者)である。
日本国は、かつての大戦を反省して、憲法九条一項で(侵略)戦争を放棄し、同二項で戦力と交戦権を自らに禁じた。その結果、政府の公式解釈として、海外で自ら武力行使をしたり他国による武力行使と一体化することを自衛隊に禁じている。唯一例外的に武器使用が許されるのは自衛隊が外敵から襲われた場合に自らを正当防衛する場合だけである。
にもかかわらず、佐藤隊長(当時)は、自衛隊が襲われていなくても、友軍が襲われたら、そこへ駆けつけて巻き込まれて、まず自ら志願して「被害者に」なってから友軍と一緒に武力行使する…と覚悟していたそうである。
これは、男・佐藤の武士道としては正しいかもしれないが、その結果、海外でわが国の部隊が憲法と政府の方針に反して勝手に戦争を始め(少なくとも「戦争に参加」し)てしまうことになる。それは、国際社会で、「日の丸」が他国を公式に敵に回すことである。しかし、そんな大権が派遣された自衛隊の「大隊長」(?)に与えられているはずはない。
仮にそれが実態において不都合な内容のものであったとしても、憲法以下の法令は、それが改廃されない限り公務員にはそれを順守する義務がある。それが、法の支配、法治主義、シビリアン・コントロール(文民統制)であり、民主主義というものである。
いま、私たち国民の判断力が問われている。(慶大教授・弁護士)
http://www.nnn.co.jp/dainichi/column/ryoudan/index.html
「オランダ軍の幹部らは、日本の制約を知っていたが、いざという時はやってくれるだろう、という我々への期待を感じた」
「(実行すれば?)隊員に迷いが生じる。現場では命取りになる」
などと述べ、実行の意図については明言せず、オランダ軍の期待に応えるための苦肉の策として出たアイデアだと語るのみ。元自衛隊幹部が実行した場合、後に訴追される可能性を指摘してもいます。この記事が公表され、選挙演説でも語った自負もあり、当選後になってその意図があったことを明言する決意をしたのかも(推測です)。さらに、送達済みの公開質問状で質問した点について言及している部分もあります。そういう意味で必読文献と考えられます。
著作権法上、ここで全文を紹介することはできませんので、是非とも図書館なりで入手して全文をお読みください。
以下、蛇足になりますが、この記事を見つけた経緯について説明しておきます。TBSの映像を繰り返し見ていて気付いたんですが、「駆けつけ警護容認の声が相次いだ」懇談会当日に元隊長のインタビューを取り、派遣された先遣隊の映像を探し出してその日のうちに番組を作るのでは速報にならない、したがって事前に準備していたはずだ、と思い至りました。準備しておいたインタビューと先遣隊映像を挿入して、懇談会の報道映像を作ったのではないか。そのためには先行報道が、どこかにあるに違いない。あるとすればどこだろう、と考えていたところ、このところ社説などで政府・与党の代弁報道を繰り返している読売にあるかもしれない、と。
そう考え、第一回会合(5月18日)前後の読売新聞縮刷版をざっとめくって、すぐ首記の記事が見つかりました。ついでに見つかった関連記事は以下の通り。
1、集団的自衛権 個別事例の研究で終わらせるな(読売新聞、2007年5月6日三面社説)
2、「集団的自衛権」議論への注文(読売新聞、2007年5月18日十二面)
1は、社説で有識者懇談会に対する注文を簡潔に述べたもの。2は懇談会当日の紙面で、勝股秀通・編集委員が議題ごとに解説して懇談会に対する注文を述べたもの。いずれも目を通しておく価値はあると思います。特に2の記事は懇談会でコピーしたものを内閣官房の事務方が各メンバーに配ったのではないかと推測しています。
悠長な態度を取れば、事態は何処まで悪化の一途を辿るか知れません!全く予断を許しません。
今回の記事で紹介された自衛隊の内部資料(抜粋pdf版)を見て、絶句してる場合でないと思いつつ、絶句しちゃってます。。。
マジに、社保庁なんかより自衛隊、防衛省を解体・再組織化すべきじゃないか。そう思えてきました。
日本の場合、整備に現にもう民間軍需会社社員が出てますが、本件は派遣人材会社と無関係ではなかろうと推察出来ます…。
# altタグを使って「ここ」に記事タイトルを埋め込むこともできますが。
しかし、私らのようなコピペ紹介屋さんが手抜きできるようにするためにわざわざ本文にリンクurlを露出させるのは読みにくくなるし、ユニバーサル・アクセス上かえって問題です。urlを露出させる必要はありません。
ネット検索で元記事にたどり着いた方を新記事に誘導することができるし、キーワードが増えることもありSEOアップになります。