東京新聞が、佐藤正久ヒゲ隊長発言に対する公開質問について伝える中で、ヒゲ隊長の発言は、ソ連の奇襲攻撃に超法規的措置をとると発言して更迭された栗栖弘臣・統合幕僚会議議長(当時)よりも危険な発言であることを指摘している。
この指摘は、軍事評論家・前田哲男氏の発言を引用したもの。前田氏は、【「栗栖弘臣氏(当時は統幕議長)はソ連の奇襲攻撃があって、首相の防衛出動が間に合わないときは自衛隊は超法規的措置をとらざるを得ないと発言。直後に文民統制に反すると更迭された。これは未来の仮定を想定したが、現在形の佐藤発言はさらにきわどい」】と述べている。
また、東京新聞は、【今回の発言は“非戦闘地域”というイラク特措法の前提が成り立たないことを暴露した】と重要な論点を指摘している。この点、改めて小泉の「どこが戦闘地域で、どこが非戦闘地域か、日本の首相にわかる方がおかしい」などという無責任な判断で、自衛隊をイラクに送り出したことの問題点が問われ直さなければならないはずだ。
東京新聞が引用した石原完爾関東軍参謀(柳条湖事件に深く関わったとされる)の言葉を、全ての日本市民が、そして全てのジャーナリストが忘れないようにしなければならない。
【謀略により機会を作製し、軍部主導となり国家を強引する】
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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そういう事は、あり得ないと云う、見えないものを見る能力に決定的に欠けるのが、軍事マニアだ。彼らは頭の中で戦争ゲームを楽しみ、実際に戦火を体験して戦争はこりごりだと証言する人達の言葉を、聞こうともしない。だから、佐藤や小池の様な好戦的な人間は、イラクやアフガニスタンで、戦争の最前線に暮らして、日本には帰って来るな!と言いたい。
ある種の「島流し」ですね。
毎日新聞:同じ系列のでTBSのフォローアップのような位置づけか、共同配信同等記事に佐藤事務所の回答を追加。
読売・朝日・日経・産経が記事にしていないということは逆に重要な事実だということを証明している(笑)
東京新聞:電子版は共同配信記事のみ公開。「シビリアン・コントロール」解説や「柳条湖事件」への言及など発言の意味を理解するために必要な情報部分については紙面のみ。
地方紙:電子版では東京新聞と同様に共同配信記事のみ公開。20社
News for the People in Japan:緊急声明・行動要請部分は詳細だが、リンクが切れたTBS報道などの見出しは消滅。赤旗や日刊ベリタの記事へのリンク記載なし。
ピープルズ・プラン研究所:代表のコメントが日刊ベリタ記事に掲載されているものの未だ記事掲載無し。
JANJAN:未だ記事掲載無し。