情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

ご存じですか?平成22年5月18日に憲法改正国民投票が行われます…「ウっソ~」って言ってられるのも…

2009-04-06 21:53:31 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 冒頭の画像は、総務省が2300万円をかけて憲法改正国民投票法の施行を宣伝するために作成するパンフレット、ポスターの一部だ。施行が来年に迫った今年、総務省は、国民投票法関係予算を大幅に増やして、投票人名簿システムを構築したり、パンフレットなどで周知を図るらしい。

 社民党のブログ(http://pub.ne.jp/syokota/?entry_id=2044797)によると、

【総務省は、2009年度概算要求に、「国民投票制度準備等関係経費」として5
2.2億円を盛り込み、2009年度予算案としては、46.9億円が計上されることになりました(08年度は0.7億円)。】という。

 その内訳は、

【◇ 投票人名簿システム構築交付金46億2400万円
 ◇ 法内容の周知徹底2300万円(リーフ300万部、ポスター5万部)
 ◇ 投票、開票の速報体制の整備に要する経費 1700万円
 ◇ その他事務経費 3000万円】

らしい。

 予算のほとんどは、名簿システムの構築に当てられている。施行後は、いつでも改憲に向けた国民投票ができるようにってことだ。 

 パンフレットだって、少し間違えたら、平成22年5月には憲法改正国民投票が行われそうな感じすら受けてしまう。

 なんだか、すご~い、違和感を感じる。

 なぜかな~と思ったら、憲法改正国民投票法案を周知する必要なんてないのに、それをしているからだ。憲法改正が必要になり、現に憲法改正案が発議されたときに、周知すればいいのに、今から、こんなパンフを見せられると何だか、憲法改正のための投票がすぐにでも行われるのが当然っていうイメージを受けてしまう。

 かなりの刷り込みになりそうだ。

 上記ブログでも指摘されているが、【2010年5月に施行される日本国憲法の改正手続に関する法律に基づく国民投票の施行には、投票年齢、最低投票率の是非など、付則や付帯決議で検討が義務付けられた18項目の課題があります】。その課題を解決する前に、なし崩し的にシステムの設計に入っていく政府のやり方の裏で、自民党議員らが「うちの国民は、一度始まったらついてくるんだよ」って笑っているように感じるのは私だけではないはずだ。





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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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憲法審査会の設置検討で自民、民主が一致?!~3年後の改憲が現実化

2007-12-06 08:57:34 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 先日、民主党が衆参国対会談で、「憲法審査会の設置の検討」を持ち出し、前向きで検討するという方向で一致したという情報が流れています。もし国会が延長されれば、今国会中に設置される可能性もでてきました。3年後の改憲が現実のものとなろうとしています。本当に改憲が必要なのでしょうか?民主党に懸念の声を!


※図はhttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-01-24/2007012403_01_0.htmlより。


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憲法審査会の始動に反対する請願にご賛同を!~5・3憲法集会実行委員会

2007-09-24 10:26:56 | 憲法改正国民投票法案そのほか
5・3憲法集会実行委員会が、憲法審査会について、始動そのものに反対する請願(下記)への署名活動を行っています。団体だけでなく、個人の署名もお願いしています。
「国会行動などの時に順次、提出する予定ですので、ご協力ください」とのことです。下記フォーム(正式なものは、※1からPDF版をプリントアウトしてください)に署名の上、「許すな!憲法改悪・市民連絡会事務局 東京都千代田区三崎町2の21の6管波ビル301 TEL 03-3221-4668 FAX 03-3221-2558」までご送付下さい。

■■請願引用開始■■

憲法審査会の始動に反対する請願

自民・公明与党は、憲法改定をめざして、国民多数の反対をおしきって二〇〇七年五月、「日本国憲法の改正手続きに関する法律」の採決を強行しました。そのなかで、国会法が変えられ、憲法審査会が設置され、事実上いつでも改憲案を審議できることになりました。しかし、この「改憲手続き法」は、憲法審査会に関するものを含め異例の十八項目もの附帯決議がついた欠陥法です。
 先の参議院選挙では、「一五五の重点政策」の第一に改憲をかかげた自民党が大敗を喫し、少数となりました。参院選後の臨時国会で与党は、憲法審査会を立ち上げるために本会議での議決が必要な「憲法審査会規程」案の上程すらできませんでした。国民は、憲法審査会の発動を許さなかったのです。にもかかわらず自民党は、中山太郎氏を衆議院憲法審査会会長に内定するなど、改憲への執念を見せています。
 国民の多数は、憲法九条の改定には反対です。憲法そのものについても、「改定ノー」の世論が日増しに多くなっています。国民の多くは、改憲をめざす憲法審査会の始動などを望んでいません。自民・公明の与党は、民意に忠実に従い、憲法審査会の始動を断念すべきです。

〔請願事項〕
一、民意に従って憲法審査会規程を決めず、憲法審査会の始動はしないこと。

二〇〇七年  月  日
          
団体(個人)名
          
住所

          (団体の場合は代表者名・署名)

衆議院議長殿
参議院議長殿

■■引用終了■■

図はhttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-01-24/2007012403_01_0.htmlより。

※1:http://www.annie.ne.jp/~kenpou/shomei.pdf




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憲法改正手続法案の附帯事項は異例づくし~不安一杯!

2007-05-12 18:32:07 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 議会関係者によると、憲法改正手続法案に関する附帯決議項目は合計18で、過去最高だった郵政民営化関連法案を上回ったという。これが異例その1.

 そして、もっと異例だったのは、附帯決議が法案提出者側から実質的に提案されたことだという(形式的な提案者は民主党だが、自民党主導で、ばたばたつくったのだという)。つまり、附帯決議は、提案された法案に賛成する代わりに、この点はきちんと法を執行する過程で注意しなさいよっていうものなので、本来は野党側から提案されるべきものだというのだ。

 う~ん、思い返せば確かにそうだったような…。

 今回は、提案者が注文をつけるわけだから、本来、法案の中に盛り込めば済む問題だ。それなのに、附帯決議事項に一段、落としてしまったのはなぜか?

 結局、民主主義、国民主権について十分配慮しているということにして、参院選挙を乗り切るための便法に過ぎない。

 こんな嘘に騙されず、参院選挙できっちり痛い目に遭わせたうえ、附帯決議事項をきちんと守るように投票行為で教え込みましょう!













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憲法改正手続法(国民投票法)案、参議院委員会で可決~賛成した自民、公明両党こそ付帯決議を守れ!

2007-05-11 18:53:39 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 残念ですが、【参院憲法調査特別委員会は11日夕、憲法改正の手続きを定める国民投票法案の採決を行い、自民、公明両党の賛成多数で可決した。同案は14日の参院本会議で可決、成立する。1947年の憲法施行から60年を経て、国民投票に関する法制度が整うことにな】った(時事)。この法案が民主的な手続、国民主権を尊重する手続であるなら、まだ、納得するが、最低投票率がない、公務員の運動規制があるなどの欠陥法案なだけに、本当に残念だ。

 思い返すに、2年前の2005年3月、とんでもないメディア規制があることを知り、何かをしなければという思いで、このブログを立ち上げて、当時の法案の全文を公開し、弁護士の仲間と小冊子をつくり、集会を開き、少しでもよい法案にと微力ながら取り組んできた。

 多くの方の力で、当初の法案からすれば、見違えるものになったことは間違いない。しかし、まだまだ、不十分なところがあるのも間違いない。先進国の憲法改正国民投票法としては非常に恥ずかしいものだ。

 今後、【同案の成立を受け、夏の参院選後に予定される臨時国会で衆参両院に、憲法改正原案の審査や憲法全般に関する質疑などを行う憲法審査会が設置され】、【与野党各党の護憲、改憲双方の立場からの憲法論議が一層活発化】するだろう。

 しかし、幸いなことに【施行は公布から3年後で、それまでは改正原案の提出はできない】。

 冒頭の文書は、本日の採決にあたって、付帯決議された事項だ。

 良い改訂と悪い改訂をセットで判断しなくても良いようにばらばらで投票するための決議、最低投票率の導入に向けて検討をすること、公務員らの運動において、自由を尊重すること、凍結期間の3年間に十分調査をすること、などなど、真っ当な意見が並んでいる。

 これを通過させたのは、自民党と公明党だ。両党には、この付帯決議部分を実行する義務を負っている。しかし、本気でその義務を果たす気にさせるためには、参院選でお灸を据えるしかない。頑張りましょう!














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腰抜け安倍と跳ね上がりアッキー~打たれ弱い安倍政権を打倒する方法

2007-05-11 07:31:47 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 安倍が朝日を提訴した。本当にここまできたら形容のしようがない。しかも、腰抜けの安倍は自分で提訴せず、秘書を使って提訴させた。確か、問題の広告は「安倍と暴力団の関係を強調」しているのであり、秘書は関係ないはず…。まぁ、もし、首相自らが提訴したら、ホントに世界から物笑いになるだろうけれど…。自分のしたことについて、説明責任を果たさないで(冒頭の毎日新聞参照)、ちょっと気に入らない記事があると提訴する…。史上最低の首相というしかない(正直、書いていて悲しい)。

 しかし、この提訴で、安倍を退陣させるよい方法を思いつきました。

 要は安倍は打たれ弱いわけです。こんな広告は笑って済ませる方がいいに決まっている。朝日が訂正を打ったことも報道されており、十分に被害回復もできている。それにもかかわらず、提訴したのは、猫がビビったら、毛を逆立てて、威嚇するように、小心者が過剰反応しているに過ぎない。もちろん、本人は、萎縮効果を狙っているのだろうが、そういう発想をすること自体がビビりだからだ。

 しかも、安倍の妻は、お調子もんのようで、これも半面打たれ弱い感じがする。

 そこで、インターネットを弱腰安倍、跳ね上がりアッキーなどという言葉で埋め尽くそうではないですか?

 安倍と検索したら、弱腰安倍が一番に出てきて、アッキーと引くと跳ね上がりって出てくる…そうなれば、2、3ヶ月もしたら、自ら退陣するのではないかなぁ。

 本来、真摯に批判をするべきだと思うけれど、ここまで来たら、こちらが紳士的な対応をしていてもどうにもならない。

 今日、安倍は、憲法改正手続法案の参議院委員会審議に用もないのに顔を出し、法案が可決されたとのニュースに出てちゃっかり宣伝しようとしている。メディアに悪口書かれて提訴するなら、宣伝してもらった時には、きっちり宣伝料を払え!ほんまにとことん、ずるいのぉ!

 
■■佐世ちゃん日記引用開始■■

(以下、ぜひ転送お願いします)
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憲法審議ってば、今どうなってるの?国会速報No.39(07/05/10)
 <国民不在の国民投票法(憲法改正手続法)>~ 弁護士 猿田佐世 ~ 
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★★危険度最大大大!!!!・
 11日の正午までの(その後も、引き続き午後6時まで)やることリスト★★★

 ●民主党議員に「円満採択なんて許すな!」とファックス攻撃! 
 ●委員長・議長にもファックス攻撃!
 ●11日、午後1時から安部首相が委員会に出る。
  みんな傍聴に集まって、国民の顔を見せてやれ!!!
 ●集まれ!
  12時15分~13時 参議院議員面会所集会! → そのまま傍聴へ
  13時~18時10分 議員会館前座り込み(傍聴に行かない方)
                         ★★★★★★★★
前号に書いたように、11日午後に、強行採決決定。
スムーズに法案が通って、苦情も出ない、マスコミも騒がない、なんてことになったら、今後の憲法議論もそうなりかねない。
この法案は、通るなら通るで、対立構造を明らかにして、ぐじゃぐじゃにして通さなければならない。(すなわち、衆議院は通り方としては最高の形だったわけです。)

●今は、とにかく、民主党に最後の粘りを見せてもらうことであり、マスコミに取り上げてもらうことが重要なのです。

しかし、今日の理事懇では、こんなやり取りが・・・。

自民「(発言要旨)・・・14日(月)午前11時からの本会議では、・・・地域公共交通化の趣旨説明などなど・・・を、お願いしたい。それまでに憲法特委で国民投票法案が議了されていれば、あわせて処理をお願いしたい。
民主「結構である。月曜日の本会議は、やむをえない。国民投票法案も円満に議了されていれば、やぶさかではない。」

円満に議了って??
民主が円満に通そうと思ったら、円満になるに決まってるじゃん。
民主は、首相まで呼んでおいて、円満な成立をプレゼントするつもり?
・・・今こそ、野党の存在意義を見せてほしいものです。

■ということで民主議員にファックスを
「こんな悪法、すっと通す気?」
「最低投票率に見向きもしなかった衆議院民主でも、あれだけ反対して揉めたんですよ。本来リベラルな参議院民主の委員の方々が、自民のやりたい放題を、許すつもりですか?」
「最後の最後まで反対を!」

民主筆頭理事 簗瀬進議員 FAX03-3593-8567
ほか、全委員のFAXは
→http://www.news-pj.net/kenpoushingi/sangiin-kenpouchousa.html

■強行採決を許すな!!!反対の声を、
関谷勝嗣 憲法特委委員長 Fax03-3580-3800
扇 千影 参議院議長   Fax03-3592-0407

■集まれ!
12時15分~13時前 参議院議員面会所!!! → そのまま傍聴へ
13時~18時10分 議員会館前座り込み(傍聴に行かない方ですね)

●安部首相に私たちの顔を見せに、傍聴につめかけろ!!!
傍聴のお手伝いを、近藤正道事務所にお願いしております。

(傍聴方法)
1 まず、事前申込をする(事前申込が必ず必要です)
傍聴希望の方は、委員会開始時間2時間前までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「何月何日の憲法調査特別委員会傍聴希望」として、近藤正道議員の議員会館事務所宛てに、FAXしてください(FAX5512-2740)。

2 当日(5月11日)
集合場所は、国会議事堂・参議院議員面会所。
集合時間は、12時50分 です。

傍聴券を受け取れるのは上記時間以降になるかも知れませんが、ご了承下さい。傍聴は途中抜けはOKですが、一度出ると再度は入れません。
集合に遅れた方は、参議院議員会館の近藤正道室まで傍聴券を取りに行って下さい。

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■■引用終了■■








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猿払事件判決を根拠に公務員の国民投票運動規制はできない~宮里労働弁護団会長、500万人公務員に捧ぐ

2007-05-08 20:32:12 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 本日、日本労働弁護団の会長宮里邦雄弁護士が、参議院の「日本国憲法に関する調査特別委員会」で、公務員の国民投票運動規制について、陳述した。同弁護士は、公務員の政治的行為に対するを容認した猿払事件を自ら担当したこともあることから(ここ←に最高裁での宮里弁護士の弁論あり)、猿払事件最高裁判決を根拠に憲法改正国民において、公務員の運動を規制することはできない、最高裁判決は国民投票運動に関する公務員の規制について射程としていないと、判決の一部(後述)を示しつつ、発言した。迫力のある演説だ。

 公務員の規制をかけたまま憲法改正手続法(国民投票法)を成立させるべきではないということがよく分かる。

 もし、公務員の方がこのエントリーを読んでくれたなら、ぜひ、ここ の5月8日をクリックした上、さらに、「日本国憲法に関する調査特別委員会 」をクリックし、流れるビデオの44分くらいのところから、見てほしい。自分たちの憲法改正投票に関する運動が制約されようとしていること、そして、それが誤りであることを理解して頂けるはずだ。

 そして、自分が見たらぜひ、ほかの人にも視聴するよう誘い、問題の本質を多くの方に知ってもらう努力をしてほしい!500万人公務員が主権者としての活動ができなくならないために!

 宮里弁護士がビデオの中で引用する猿払事件の判決の一部は、
【公務のうちでも行政の分野におけるそれは、憲法の定める統治組織の構造に照らし、議会制民主主義に基づく政治過程を経て決定された政策の忠実な遂行を期し、もっぱら国民全体に対する奉仕を旨とし、政治的偏向を排して運営されなければならないものと解されるのであつて、そのためには、個々の公務員が、政治的に、一党一派に偏することなく、厳に中立の立場を堅持して、その職務の遂行にあたることが必要となるのである】
という部分でありる。

 キーワードは【議会制民主主義に基づく政治過程を経て決定された政策の忠実な遂行】である。憲法改正国民投票は果たして、【議会制民主主義に基づく政治過程を経て決定された政策の忠実な遂行】に関わることなのかどうか…。


■■東京新聞引用開始■■

参院憲法調査特別委員会は8日、憲法改正手続きを定める国民投票法案に関し計8人の参考人から意見を聴取し、公務員、教育者の「地位を利用した国民投票運動」を制限することに対する懸念などが相次いだ。

 早大教授の西原博史氏は「規制範囲が広範で不明確だ。憲法違反となる可能性が高い」と指摘し、弁護士の宮里邦雄氏も「憲法改正に賛成するかどうかは国民としての判断だ」と強調。ジャーナリストの今井一氏は、国家公務員法などの政治的行為制限規定の適用除外条項を復活させるよう求めた。

 一方、駒沢大教授の西修氏は「公務員には政治的中立性が求められ、運動に積極関与すべきではない」と主張、制限は妥当との認識を示した。

■■引用終了■■



■■佐世ちゃん日記引用開始■■

(以下、ぜひ転送お願いします)
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憲法審議ってば、今どうなってるの?国会速報No.36(07/05/08)
 <国民不在の国民投票法(憲法改正手続法)>~ 弁護士 猿田佐世 ~ 
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★★危険度高まる!★★★★★★
 ●9日、民主が最低投票率の入らない修正案を提出!!(怒)!!!
  10日、浦和、横浜で地方公聴会開催
 ●11日、強行採決って、ここまでやるか・・・?
                         ★★★★★★★★
●今やること
(1)委員会傍聴!傍聴方法は下記↓
(2)何も、問題点は片づいていない!強行採決するな!と与党へFAX
FAXは→http://www.news-pj.net/kenpoushingi/sangiin-kenpouchousa.html
(3)集まるべし! 詳細は↓ 9日12:15~議面集会・10日15:00~院内集会 

●速報
明日以降の予定が出た。ついさっきまで11日に強行採決は冗談だと思っていたが、先ほど終了した理事懇の結果からは本気で狙っている様子が有り有り。10日は、法務委員会の予定が入っていたのに、その予定を変更して憲法特委を開催し、公聴会まで2カ所で強行開催。(法務委と憲法特委はメンバーが重なっているので両方同時に開催はできない)。

危険度がかなり高まっている。傍聴に足を運んで声を伝えなければ!

9日(水)
13:00-17:00憲法特委
      民主党が、最低投票率なしの修正案の提出
      趣旨説明
      その後、与党、民主両案に対する一括質疑
10日(木)
10:00-12:00 憲法特委
  参考人質疑 投票対象及び最低投票率等について
14:30-16:30(もしくは17:00)
 地方公聴会 (浦和、横浜)

●民主党は、何のために、修正案を出すの?!
民主党は、明日、最低投票率なしの修正案を提出すると決めたらしい。
最低投票率を入れたくて質問していたのに、こんな修正案を党が決定して、参議院の民主党メンバーは怒りまくっているとのうわさも。
余力がある方は民主党本部や小沢代表や枝野幸男議員に「何のための修正案だ!!! ふざけるな!!! 参議院の委員会メンバーがかわいそうだ!!」とファックスして下さい。(余力ない方は、怒りを与党に向けて下さればOKです)

●傍聴につめかけろ!!!
傍聴のお手伝いを、近藤正道事務所にお願いしております。

(傍聴方法)
1 まず、事前申込をする(事前申込が必ず必要です)
傍聴希望の方は、委員会開始時間2時間前までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「何月何日の憲法調査特別委員会傍聴希望」として、近藤正道議員の議員会館事務所宛てに、FAXしてください(FAX5512-2740)。

2 当日(5月9日および10日)
集合場所は、国会議事堂・参議院議員面会所。
集合時間は、9日(水)は13:00、10日(木)は10:00 です。

傍聴券を受け取れるのは上記時間以降になるかも知れませんが、ご了承下さい。傍聴は途中抜けはOKですが、一度出ると再度は入れません。
集合に遅れた方は、参議院議員会館の近藤正道室まで傍聴券を取りに行って下さい。

※公聴会の傍聴方法は追ってご連絡いたします。

●集まるべし
■5月9日(水)12:15~13:00
参議院議員面会所集会(地下鉄永田町駅すぐ)
主催:5・3憲法集会実行委員会(お問い合わせは03-3221-4668)
■5月10日(木)15:00~17:30
参議院議員会館第一会議室 シンポジウム「改憲<国民投票>を考える」
主催:改憲<国民投票>を考える5月企画委員会

私も、10日に発言予定です!おいで下さいませ!

●このメルマガの過去ログはこちら
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■■引用終了■■








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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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憲法改悪阻止のための提言~「戦後レジーム」という言葉を使ったマスコミに意味を聞こう!~ぜひ実行を!

2007-05-07 00:21:45 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 安倍は、「戦後レジーム」という言葉がお好きなようです。戦後レジームからの脱却…。本当に脱却しないといけない「戦後レジーム」は、自民党支配なのに…。安倍は、「戦後レジーム」という訳の分からない言葉で改憲に向けた雰囲気づくりをしている。この短い言葉を多用する戦略は、間違いなく広告代理店か同類の世耕の入れ知恵だろう。

 この戦略はそれなりにうまくいっているようだ。昨年11月の読売新聞の調査では、【安倍首相が掲げる「戦後レジームからの船出」については、62%が「支持する」とした。「支持しない」は25%だった。その象徴ともいえる憲法改正については、「賛成」58%、「反対」27%だった】という。

 「戦後レジーム」をこのままむざむざと使わせていると、①憲法改悪(=9条2項廃止を中心とする)に向けた世論ができてしまう、②同じようなひと言政治が今後も行われてしまう…という二つの弊害が出てくる。

 そこ~で、今後、「戦後レジーム」という言葉を使っているメディアを見聞きしたら、直ちに、電話して、「意味不明」だと抗議しよう。戦後レジームの脱却とは具体的には何なのか、それが分からないようなものでは、ニュースとはいえない、と強く抗議してほしいのです。徹底的に食い下がって下さい。「改憲ということです」という趣旨の答えについては、どの条項に関するものか、と食い下がって下さい。いま、改憲に賛成する人の多くは、憲法9条ではなく、人権の種類が増える方向での改憲などを念頭に置いている。その誤解を助長する形での報道をしてよいのか。改憲といっても広すぎる、何条をいかに変えようとしているのか、それをきちんと、放送し、記事に書け、と追いつめましょう。

 結局、戦後レジームとは、「集団的自衛権を行使するための憲法9条2項廃止だ」ということなのか、違うのならどういう意味なのか?この言葉に触れるほど、混乱する。混乱するようなニュースを流し、記事を書いていいのか?…こういう攻め方もあるでしょう。

 皆さんの抗議の結果、もし、「戦後レジームからの脱却(集団的自衛権の行使を可能とすること)」という注釈がつけば、世論も、いくら何でも、そんなことをいう安倍のもとでの改憲は危険だっていうことになるのではないだろうか?

 ぜひ、この運動を実行し、多くの方に伝えて下さい。

 休み明けにも改憲の手続法案が可決されようとしています。拙速な成立を阻止するためにも、ぜひご協力を!

 グラフは上記読売から。







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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憲法改正手続の名簿システム作成に40億円、その後毎年名簿維持費に10億円も必要だって知ってた?!

2007-05-03 15:39:28 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 憲法改正手続法(国民投票法)が成立したら、その名簿システムの維持管理だけで年間何と10億円も必要なことを知っていましたか?衆議院に提出された元の法案(←クリック)の末尾に、【本案施行に要する経費としては、投票人名簿及び在外投票人名簿を調製するために必要な情報システムの構築等に要する費用として約四十億円、その維持管理に要する費用として平年度約十億円、国民投票の実施に要する費用として一回当たり約八百五十億円の見込みである】と書いてある。

 これって結構な無駄遣いだよね。色々なアンケートの結果、現在、憲法を変えるべきだと考えている国民は半分くらいいることになっているが、それでは具体的にどのように変えるべきかって聞かれて明確に答えられる人ってどのくらいいるのだろうか?もしかしたら、すでに盛り込まれているのに誤解で変えなければ…と思っているかも知れない。

 そういう曖昧なムードの中で、「手続法がないのはおかしいから、とりあえず、つくっておこう」ってのは、何となく説得力があるような感じで受け止められている。

 しか~し、もし、手続法案ができたら、名簿維持費用だけで、年間10億円も必要だとしたら、それでも、「とりあえず、つくっておこうか」という気になりますか?私はご免被る。だって、10年後に憲法改正をするとしたら、それまでの間の100億円は、ただ、ドブに金を捨てることになるのです。

  そもそも現在ならシステムの立ち上げに40億円必要だというが、もし、本当に憲法を変えるのが10年後だとした場合、当然、IT技術の進展によって、立ち上げ費用は安くなる可能性が大きい。

 10億円あれば例えば、経済産業省が平成19年度に予定している「再生・再起業のための金融支援」=5億円=が、2倍の規模で行うことができるわけだ(ここ参照)。入らぬ名簿の管理よりもよっぽど、再生・再起業のための金融支援の方が大切ではないか!

 どうしても、手続法をいまつくっておきたいという党があるなら、その党は毎年10億円の費用がかかることについてもきちんと市民に伝える義務を負っていると思う。その情報を伝えないままに世論に便乗するのは、まさに詐欺だ。憲法を変える手続きを決める法律が与党の市民に対する詐欺によって成立するとしたら、こんなに市民を馬鹿にした話はない。

 改憲手続法案は、GW明けにも参議院での採決が予想されている。与党議員へ抗議の電話、FAXを、メディアにも皆さんの手続法案に対する怒りを伝えましょう!

※写真は1億円の金塊










★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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憲法改正手続法(国民投票法)案の衆院強行突破に対して各弁護士会が会長声明続々!

2007-05-02 01:22:55 | 憲法改正国民投票法案そのほか
「日本国憲法の改正手続に関する法律案」が衆議院で強行採決されたため、各弁護士会会長は次々と声明を出している。今日までにNews for the People in Japan に掲載されたのは、愛知 5/ 1 沖縄 4/26 京都 4/26 仙台 4/25 長崎 4/25 兵庫 4/24 鳥取 4/24 静岡 4/20 茨城 4/18 埼玉 4/18 福岡 4/17 東京 4/17
第二東京 4/16 大阪 4/16 岩手 4/16 岐阜 4/14 札幌 4/13の18会。

先陣を切った札幌は、【この問題点は、参議院における修正によっては到底解消され得ないほど重大であるので、廃案とすることを強く求めるものである】などと怒りが伝わる声明となっている。

なお、【朝日新聞社の全国世論調査(電話)で、憲法第9条が日本の平和に「役立ってきた」と評価する人が78%を占めた。憲法改正が「必要」と思う人は58%にのぼるが、改正が必要な理由を聞くと「新しい権利や制度を盛り込む」が8割に達する。自衛隊を「自衛軍に変えるべきだ」は18%にとどまり、自民党がめざしている改憲の方向と民意との開きが目につく】ことが分かった。

そして、【調査では、憲法改正が「必要」58%に対し、「必要ない」は27%】で、必要とする人のうち、【84%の人が「新しい権利や制度を盛り込む」を挙げた。「自分たちの手で新しい憲法を作りたい」は7%、「9条に問題がある」は6%で、改正の理由としては少ない。占領下で作られたという制定過程を問題にしたり、9条改正を強調したりする自民党の改憲論と、国民の意識の違いが目立つ】という。

他方、【憲法改正が「必要ない」理由では、「9条が変えられる恐れがある」が39%で最も多く、次いで「国民に定着」33%、「自由と権利を保障」25%。改憲が必要と思う人とは対照的に、9条を強く意識する人が多い】という。

そして、【9条を「変える方がよい」は33%で、「変えない方がよい」の49%を下回る】結果となったらしい。

結構心強い結果だが、郵政問題のときもあっという間に雰囲気を変えられてしまっただけに油断はできない。国民投票法案がこのまま推しきられることのないよう最後まで抵抗しましょう!


■■高田さんのメッセージ引用開始■■

高田健@許すな!憲法改悪・市民連絡会です。
既報ですが、明後日になりましたので、複数のMLに送信します。転送をお願いします。
幸い雨天ではないようですので、皆様のご参加をよろしくお願いします。会場外にオーロラビジョンを用意します。
また、15時からのパレードのみの参加も歓迎です。一人でも多くの皆さんのご参加で、1万人の銀座デモが出来ることを願っています。
---------------------------------
憲法施行60周年
生かそう憲法 守ろう9条 改憲手続き法はいらない 
2007年憲法集会&1万人銀座パレード

5月3日(休)12時開場、13時開会、パレードは15時から
スピーチ 植野妙実子、浅井基文、福島瑞穂、志位和夫
歌&コント オオタスセリ

入場無料(カンパ募集あり)
会場 日比谷公会堂とその周辺(地下鉄霞ヶ関駅、or日比谷駅)

主催・5・3憲法集会実行委員会(事務局・憲法会議、女性の憲法年連絡会、憲法を愛する女性ネット、平和憲法21世紀の会、憲法を生かす会、キリスト者平和ネット、市民憲法調査会、許すな!憲法改悪・市民連絡会)問い合わせ03-3221-4668

-----------------------------------------------------------
許すな!憲法改悪・市民連絡会
高田 健 <kenpou@annie.ne.jp>
東京都千代田区三崎町2-21-6-301
03-3221-4668 Fax03-3221-2558
http://www.annie.ne.jp/~kenpou/

■■引用終了■■














★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
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憲法改正案の公報は、投票のわずか10日前に配達される…デカルトさんの発見

2007-04-30 01:34:46 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 憲法改正手続法(改正法)案の新たな欠陥をデカルトさんが発見してくれた。何と、投票するための公式的な改正案の説明文書が、投票の10日前になってやっと届くシステムになっているというのだ。

 確かに18条4項は、

 【公職選挙法第百七十条第一項本文及び第二項の規定は、国民投票公報の配布について準用する。この場合において、同条第一項中「当該選挙に用うべき選挙人名簿」とあるのは「投票人名簿」と、「選挙の期日前二日」とあるのは「国民投票の期日前十日」と、同条第二項中「選挙人」とあるのは「投票人」と読み替えるものとする】となっており、

 公選法170条1項は、

 【選挙公報は、都道府県の選挙管理委員会の定めるところにより、市町村の選挙管理委員会が、当該選挙に用うべき選挙人名簿に登録された者の属する各世帯に対して、選挙の期日前二日までに、配布するものとする】となっている。

 したがって、極端な話、投票のわずか10日前に正式公報で正体を明かし、それまではメディア戦略で改憲についていいイメージを先行させるということだってありうる…。

 恐るべし…。






★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
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現行憲法を起草したのは憲法に素人のGHQ~なら、自民党新憲法案を起草したのは玄人なのか?

2007-04-25 03:31:06 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 まぁ、そういう突っ込みになるわな。というか、そういう突っ込みを狙っているとしか思えないこの発言にさえ、メディアは突っ込みを入れない…。自民党新憲法案がいかなる手続でだれによってなされたのかをきちんと伝える必要がある。

山陰中央新報(共同配信)によると、【自民党は24日、日本国憲法が施行されてから5月3日で60周年になるのを前に「新憲法制定推進の集い」を都内で開いた。安倍晋三首相(党総裁)は「総裁として憲法改正を約束した以上は必ず政治スケジュールにしていく」と述べ、在任中の改憲実現への決意を表明】すると【同時に「占領時代につくられた現行憲法を起草したのは、憲法に素人のGHQ(連合国軍総司令部)の人たちだった。基本法である以上、成立過程にこだわらざるを得ない」と強調。「制定から長い年月がたち、時代に合わないものもある。21世紀にふさわしいものにしていかねばならない」と述べた】らしい。

では、自民党の改憲案を作成したのは誰なのか?素人の議員ではないのか?憲法学者を入れて検討したことがあるのか?

自民党のホームページを検索しても、自民党の新憲法草案は出てこない。だれが起草したのかも分からない。

仕方なく、全ウェブページに検索をかけるとようやく、ここ←にあたる。最終ページをみてください。ずらり並んだ議員の名前。この中に憲法の専門家がいるだろうか。1人もいない。

そういう素人が起草した案を党の案だとして発表する自民党に、GHQについて批判をすることが許されるだろうか。許されるわけがない。なぜ、憲法の専門家である学者や実務家を入れないのか…。

新聞、テレビは、自民党がこれだけ堂々と新憲法案について述べる以上、その新憲法案が自民党内でどのように扱われているのかについても自民党の義務として市民に知らせる必要があることをしっかりと指摘しなければならない。

このままでは、自主憲法ではなく、支配者憲法になるのは避けがたい…。


絵はこちらより










★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
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【表向き】憲法記念日までに国民投票法案を通過させたい~【本音】早く改憲しないと北朝鮮が民主化される…

2007-04-23 01:31:40 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 徳島新聞(共同配信)によれば、【国会は週明けから、参院では憲法改正手続きを定める国民投票法案の成立を視野に入れた与野党攻防が展開されそうだ。24日には、衆院本会議でイラクでの自衛隊の活動を2年延長するイラク復興支援特別措置法改正案も審議入り予定で、与党は5月の連休を控え、重要法案の審議をさらに加速させる構えだ】という。【与党の国民投票法案を審議する参院憲法調査特別委員会は、既に約14時間半の審議を終了、23日には参考人質疑、24日には仙台、名古屋両市で地方公聴会も開く】予定であり、【与党は「毎日審議すれば憲法記念日の5月3日までの成立は可能」(国対幹部)として、連休の前にも「採決の目安」(同)としている審議時間30時間前後を確保、特別委や本会議での可決、成立をうかがう】というのだ。

 これに対し、【野党側は民主党が衆院に続き対案を提出することを決定】したこともあり、【与党内には「無理に5月3日にこだわる必要はない」(自民党幹部)との意見も出始めている】らしいが、そんなのは当てにならない。

…というか、このあせりぶりは、現時点での改憲の最大のテーマである9条2項削除が不可能となることへの不安からくるものではないかと思う。

 つまり、北朝鮮が民主化ないし崩壊し、周辺での具体的な脅威が無くなった場合、日本の市民は、9条2項を削除する必要性を感じなくなるだろうし、そもそも、平和的手段による平和実現を体感するため、平和憲法維持への意欲を増すだろう。

 そうなったら、しばらくは、9条2項削除を実現できなくなってしまう…。

 その前に、改憲するしかない!

 改憲手続法(国民投票法)案成立を急いでいる裏には、このような「恐ろしい陰謀」(コピーライト:外山恒一氏)があるのだと思う。そうでなければ、政府のあせりぶりは説明がつかない…(もちろん、この背景には参院選が近いことがあるが、単に参院選対策なら次期国会で成立させれば済む話…)。単におじいちゃんの意思を実現するためだ、などという甘い見方をしていたら、大変なことになりますよ。
 
 最後まで抵抗しよう!温暖化については時間は私たちの敵だが、改憲については、時間は私たちの味方です。頑張りましょう。

■■佐世ちゃん日記引用開始■■

(以下、ぜひ転送お願いします)
----------------------------------------------------------------------
憲法審議ってば、今どうなってるの?国会速報No.31(07/04/21)
 <国民不在の国民投票法(憲法改正手続法)>~ 弁護士 猿田佐世 ~ 
----------------------------------------------------------------------
★★★★★★★★
 ●4月26日(木)にも、参院・強行採決の可能性あり
  安倍首相が5月3日に勝利宣言をあげたいらしい
 ●23日(月)東京で参考人質疑、24日(火)仙台・名古屋で公聴会(確定)
 ●25日に東京で質疑・あるいは公聴会か そして26日強行採決?(未定)
                           ★★★★★★★★
●すぐ、今やること
(1)なんといっても参議院・傍聴!!!!!!!!!
(2)慎重審議・強行採決反対!・最低投票率入れろ!と求めて、参議院の自・公の理事にファックス!
   連絡先→http://www.news-pj.net/kenpoushingi/sangiin-20070416.html
(3)25日と26日に傍聴に行くべく、手帳を空けて日程を確保すること

●速報
金曜を除いて連日審議を行った先週一週間。それにより審議時間が積み重ねられたとして、与党が今週後半にも強行採決という可能性がでてきた。

来週の予定としての確定事項は次の通り。
23日(月)13時~16時 参考人質疑
24日(火)13時~16時 仙台、名古屋にて地方公聴会 

25日以降の予定は未定であるが、ある議員からは25日・東京公聴会、26日・委員会強行採決、27日・本会議強行採決という可能性あり、という話を聞いた。この強行日程は自民党が委員会の理事レベルを超えて、もっと上の党の国対委員会の判断で組んでいる。この強引さは安倍首相の指示によるものであろう。

参議院、先週審議始まったばかりじゃん?と思うのですが、審議時間をある程度積み重ねればそれで十分ということらしい。国民不在。

●24日公聴会での公述人一覧
<仙台>
宮城県議会議長                相沢光哉 さん
弁護士                    佐々木健次さん
福島県立医科大学医学部人文社会科学講座教授  藤野美津子 さん
(1名未定)
<名古屋>
愛知県国民健康保険団体連合会専務理事     鈴木勝美 さん
三重県いなべ市長               日沖 靖 さん
弁護士                    笠松健一 さん
名城大学法学部教授              網中政機 さん

●全国各地の弁護士会から、続々と、強行採決に抗議!反省を求める!廃案を求める!との反対声明があがっています。
→ http://www.news-pj.net/

●街頭アンケートにご協力ありがとうございました。
4月12日までのアンケート最終集計結果。全国30箇所 (総回答者1789名) で実施。
 (集計のまとめ) → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070412-ank-matome.pdf
 (集計結果) → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070412-shukei.pdf
 (アンケート内容) → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070412-ank.pdf

国会での配布資料は、衆議院HPにも掲載されています!!!すばらしい!
→ http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kenpou.htm

国会で結果が提出されただけでなく、朝日新聞(全国)、報道ステーション(全国)、毎日新聞(和歌山)、静岡新聞、赤旗(全国)、沖縄タイムズ、(順不同)・・・などのマスメディアに取り上げられました。ほかにも、、、、失念してしまいましたが、多くのメディアに取り上げられました。どのメディアも世論調査に取り組んでいない間に取り組み、審議不十分!最低投票率導入を!との結果が出た事は、審議の強引さや法案内容の不十分さを露呈し、また、メディアや世論の注意を喚起したものとなりました。ご協力いただいた方本当にありがとうございました。

●緊急!傍聴に行かねば! 4月23日東京
傍聴のお手伝いを、近藤正道事務所にお願いしております。(別の事務所にご挨拶をしてお手伝いのお願いをする余裕が私にないので、再びですが、お願い致します。すみません。)

(傍聴方法)
1 まず、事前申込をする
傍聴希望の方は、4月23日午前10時までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「4月23日の憲法調査特別委員会傍聴希望」として、近藤正道議員の議員会館事務所宛てに、ファックスしてください(FAX5512-2740)。

2 当日(4月23日)
国会議事堂・参議院議員面会所に集合。
午後12時40分に集合
傍聴は途中抜けはOKですが、一度出ると再度は入れません。

●次々と企画があるよっ!参加しよう!「企画名」[主催](最寄駅)
・4月24日(火)総評会館 203号室 開場18時、開会18:15[憲法行脚の会]
 映画『ディア・ピョンヤン』上映会 & 梁英姫監督と佐高信さんの対談(国民投票法とダイレクトにはつながりませんが是非来てください!)
・4月26日(木)18:30~ 衆議院第2議員会館前集合
 ヒューマンチェーン第4波(人間の鎖)
  → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=181483
・4月27日(金)正午 参議院会館前 [憲法と人権の日弁連をめざす会]
・5月3日12時開場、13時開会、パレード15時~(日比谷・霞ヶ関)
 「2007年憲法集会&1万人銀座パレード」入場無料(カンパ募集あり)
 スピーチ 植野妙実子、浅井基文、福島瑞穂、志位和夫
 歌&コント オオタスセリ 会場 日比谷公会堂とその周辺
[5・3憲法集会実行委員会 問い合わせ03-3221-4668]

●このメルマガの過去ログはこちら
→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/index.html
憲法改正国民投票法についての詳細は、上記HPのほかに、下記もどうぞ
→ http://web.mac.com/volksabstimmung/
携帯でこのメルマガを見たい場合は携帯からこちらにアクセス
→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/i/
(16:22)
 
■■引用終了■■
 









★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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憲法改正国民投票に最低投票率導入を拒む自民党の新憲法案では住民投票も骨抜きに!

2007-04-21 05:51:03 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 比例代表制度を採用していない日本において、憲法改正国民投票で最低投票率を定めないことがいかに民意を無視するものであるか、主権者を馬鹿にしたものであるかについて、ここのところ、書いてきました。この論点に対して自民党・公明党は、【下回ると投票結果が無効となる最低投票率について、「ボイコット運動を誘発する可能性があり慎重であるべきだ」】(ボイコット運動:反対する者が少数の場合、棄権運動をすることで国民投票を無効化する)から(日経)、最低投票率は決めない方がよい、などという言い訳をしています。しかし、一寸考えれば、全国規模でボイコット運動をしても、実際には、現実味はない。やはり、反対の人は反対票を投じようとするのが普通ではないだろうか。やっぱり、最低投票率を定めない動機は、国民の意思が「より正確に」反映されることを恐れていることにつきる。

立派な証拠が実はある。少し前にも書いたが、最低投票率導入に反対する自民党が発表した新憲法案は、住民投票を軽視する制度を導入することになっているのだ。そのときは、最低投票率と住民投票を関連して考えてはいなかったが、この二つは結構関係がありそうだ。

 まず、現行憲法93条1項は「地方公共団体には、法律の定めるところにより、その議事機関として議会を設置する。」となっている。

 これに対し、新憲法案は、「地方自治体には、法律の定めるところにより、条例その他重要事項を議決する機関として、議会を設置する。」に変わっている。

「議事機関」から「議決機関」へ変えることは一文字の違いだが、非常に重大な意味を持っている。

 現行憲法では,地方議会は議事機関であり,地方自治体としての意思を決定する議決は住民投票に委ねることもできる。

 しかし,新憲法案は,地方議会を議決機関と位置づけているため,別途住民投票によって,議決をすることはできないという解釈が十分に成り立つ。つまり,住民投票の結果に地方議会が縛られるような住民投票精度を設けることはできず,単に,住民投票は議会が決議する際の参考程度に止めるものとしてしか,制定できない…ということになりかねないのだ。

 これを裏付けるように自由民主党憲法調査会憲法改正プロジェクトチーム議論の整理(案)には,

【(3)住民投票
①住民自治を突き詰めていくと、住民投票がどこでもいつでも行われてしまう。住民投票が頻繁に行われると、安定した地方自治にはなっていかない。(船田元衆議院議員)
②住民投票の乱発により、地方自治が非常に間違った方向に行っている。これにある程度歯止めがかけられる仕組みが必要。(森岡正宏衆議院議員)
③小さな町を二分する住民投票が行われる。住民投票を乱発すると必ずいつまで経ってもしこりが残るという不幸な結果を生む。(近藤基彦衆議院議員)
④住民投票についての一般の認識が変わってきているのではないか。住民投票をきちんと運用できる形で規定した方がいいのではないか。(加藤勝信衆議院議員)
住民投票に天皇制がかかるようなことがあってはいけない。(中山康秀衆議院議員)】
などと発言している。

このような住民意思を軽視する考え方と、現在の国民投票法案への最低投票率導入を拒否する自民党・公明党の考え方は、一貫性があると言わざるを得ない。

与党は、中央突破で5月3日までの成立を本気で狙っているという。最低投票率のない国民投票法案に反対の声を!

そして、同じく民意を損なう放送法にも反対を!














★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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民主党は、なぜ、連続開催に応じるのか?!~憲法改正手続(国民投票)法案審議

2007-04-19 06:48:03 | 憲法改正国民投票法案そのほか
民主党の動きがおかしい。毎日によると、【参院憲法調査特別委員会は18日の理事懇談会で、19日の質疑を決めた。17日の審議入りから3日連続での委員会開催。国民投票法案の早期成立を目指す与党方針に慎重審議を求める民主党がなし崩し的に同意している形で、スピード審議となっている】というのだ。

 同紙によると、【衆院は週1回の定例で委員会を開き、通過まで3国会を要した。民主党は参院でも週1回の定例開催を求め、連日開催を主張する与党とは折り合っていないが、欠席などの強硬策はとらず、結果として連日開催に応じている】というのだ。

 これには、自民党は大喜びで、【参院自民党幹部は「連日開催すれば野党も引き延ばせない。遅くとも5月中旬には成立する」と語】っているらしい。

 参院選を前に民主党の方針を変えさせることはできるはずだ。集中的に民主党議員に国民主権を無視した手続としないよう慎重に審議するよう求める抗議をしましょう!


 そうそう、こちらに個別に電話するのが一番効くかも?!


■■佐世ちゃん日記引用開始■■

(以下、ぜひ転送お願いします)
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憲法審議ってば、今どうなってるの?国会速報No.30(07/04/18)
 <国民不在の国民投票法(憲法改正手続法)>~ 弁護士 猿田佐世 ~ 
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★★★★★★★★
 ●明日(4月19日)も、7時間(!)の審議。
  月(本会議)・火(委員会)・水(委員会)・木(委員会)4日連続!!
 ●傍聴がいない!知らない間に通っちゃうよ!傍聴に行こう!
 ●今国会3本目の強行採決(怒)。与党議席数3分の2を変えなくては・・・
                           ★★★★★★★★
●今やること
(1)なんといっても参議院・傍聴!!!!!!!!!
(2)慎重審議を求めて、参議院の自・公の理事にファックス
   連日開催やめて、ゆっくり審議せよ!と訴えを。
   連絡先→http://www.news-pj.net/kenpoushingi/sangiin-20070416.html

●速報
明日も、委員会7時間。今日も6時間だったし、4日連続で開催して、審議時間が稼がれている。ある程度審議時間が過ぎたら、与党はそれで強行するつもりである。でも、今、衆議院で傍聴に集まっていた人も、ちょっと疲れたのか、傍聴席はガラガラ(ゼロの時も!)だから、また、法案提出者が大喜び。みなさま、のんびりしている事態ではないですーーー。(傍聴方法は↓)
明日の委員会は、午前9時~11:40分・午後13:20~17:00

私も、ちょっと国会疲れして、たまっていた仕事を片づけたり(私の本職は弁護士です)、一息ついていた・・・のですが、そんな状況では、もはやなくなってきました。皆様、国会に駆けつけて下さい!!!

●強行採決3本目(怒)「少数者の話なんて聞く価値ない」らしい
みなさん知ってます?今日も強行採決が行われました。これでこの国会3つ目。
衆議院議席3分の2を与党が占めることの恐ろしさは、本当にとてつもなくて、一票を投じた人に心の底から文句を言いたい。話し合いが十分にされないということは、与党にとっても、与党支持者にとっても良くないことだと思う。
 1つ目 国民投票法案・衆議院の憲法特委での強行採決(4月13日)
 2つ目 米軍再編法案の外交防衛委員会での強行採決(4月13日)
 3つ目 少年法・衆議院の法務委員会での強行採決(本日)

●強行採決されてからの私のコメントがネット上に載りました!
http://www.youtube.com/watch?v=YLwblmZ74VQ
本来こんなものを紹介するのは趣味ではないのですが、何とかして止めたいので・・・。ということでご紹介。

●緊急!傍聴に行かねば!
衆議院通っちゃったしー。衆議院で傍聴行って仕事がたまってるしー。
そうなんですけど、今、参議院の傍聴席はガラガラなんです。せっかく民主党の簗瀬議員が、最低投票率を入れなきゃって頑張っていらっしゃるのですから、応援に行かなくては。

傍聴のお手伝いを、近藤正道事務所にお願いできることになりました(委員会の開催が連日すぎて、別の事務所にご挨拶をしてお手伝いのお願いをする余裕が私にないので、再びですが、お願い致します。すみません。)

(傍聴方法)
1 まず、事前申込をする
傍聴希望の方は、4月19日午前7時までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「4月19日の憲法調査特別委員会傍聴希望」として、近藤正道議員の事務所の議員会館の事務所宛てに、ファックスしてください(FAX5512-2740)。午前の傍聴が希望なのか、午後か、それとも一日かも明記してください。

2 当日(4月19日)
国会議事堂・参議院議員面会所に集合。
午前は8時40分に集合 午後は13時00分に集合
傍聴は途中抜けはOKですが、一度出ると再度は入れません。

●次々と企画があるよっ!参加しよう!「企画名」[主催](最寄駅)
・4月19日(木)12:15~ 「参議院議員面会所集会」 
 [5・3憲法集会実行委員会](永田町・国会議事堂前)
・4月26日(木)18:30~ 衆議院第2議員会館前集合
 ヒューマンチェーン第4波(人間の鎖)
  → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=181483
・映画『ディア・ピョンヤン』上映会 & 梁英姫監督と佐高信さんの対談
 4月24日(火)総評会館 203号室 開場18時、開会18:15[憲法行脚の会]

●このメルマガの過去ログはこちら
→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/index.html
→ http://kenpou.cocolog-nifty.com/angya/
→ http://www.nikkanberita.com/ 
憲法改正国民投票法についての詳細は、上記HPのほかに、下記もどうぞ
→ http://web.mac.com/volksabstimmung/
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■■引用終了■■

19日は間に合いませんが、今後、ぜひ、傍聴しましょう!







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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