シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

東京の版画ー織田一磨を中心に (町田国際版画美術館)

2023-08-06 | 美術館コレクションアーカイブ

いやー、こちらの常設コーナー、何時も楽しいのですが…

今回は平塚運一さん、川上澄生さんの作品は撮影不可でしたが、

織田一磨さん、川瀬巴水さんの明治〜大正にかけての東京の様子を映した作品を思いっ切りアーカイブしてきました✋

 

先ずは織田一磨さん、「東京風景」大正5年から:

 

続いては川瀬巴水さん「東京二十景」大正14年:

 

再び織田一磨、「画集銀座」その他、昭和3年

 

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生誕100年大辻清司+関東大震災100年+新規収蔵品展 (国立近代美術館常設展)

2023-07-26 | 美術館コレクションアーカイブ

今回は別記事構成、同日掲載ということで別括りで常設展のご紹介。

大辻さんの生誕100年を記念しての企画展開、冒頭は館ファサードのパネル。

因みにこの期のコレクション展のサイトはこちら、館入口のパネルでも紹介の大辻さんの撮った福島秀子さんの写真がトップです✊️✌️🎯

 

所蔵作品展 MOMATコレクション (2023.5.23–9.10) (展覧会)- 東京国立近代美術館

2023年5月23日-9月10日の所蔵作品展のみどころ MOMATコレクションにようこそ! 当館コレクション展の特徴を簡単にご紹介しておきましょう。まずはその規模。1952年の開館以...

東京国立近代美術館

 

 

とまあ、本ブログの熱心な読者…居ないと思うけど、はご存じ、tokyoboyの福島秀子さん推しのところで、この展開。

そこで拝見したものを別記事にてアーカイブ。

先ずは4階に上がって、珍しいなあ…と思った作品群。

先ずは中村不折「たそがれ」1916年、中澤弘光「かきつばた」1918年、尾竹竹玻(の土偏)「おとずれ」1910年。

 

さらには、川端龍子「盗心」1923年、津田清楓「出雲崎の女」1923年、「婦人と金糸雀鳥」1920年、石井柏亭「ナポリ港」1923年。

 

ここから杉浦非水コーナー…

「新宿三越落成 10月10日落成」1930年、

「上野浅草間開通」1927年、

「国の文化は道路から」1928年。

そして、住谷磐根「作品」1927年。

 

今回の主題に入る前に結構きましたが、パウル・クレー「花のテラス」1937年、北脇昇「影(観相学シリーズ)」1938年、川島理一郎「新生比島建設」1944年。

そして、松本竣介「黒い花」1940年。

 

さあてここから大辻清司さん特集。3つのセクションに分かれていて、先ずは「実験」と「共同」。1950年代の「実験工房」でのアクティビティを中心に…

 

次に「具体」と「物質」。1950年代「芸術新潮」の仕事を中心に「具体」、「もの派」との関係、作品が並び…

 

そして最後のセクションは「上原2丁目」、彼が住んでいたところで、家の改築の様子とか、定点観測的にムービー📽を回したり、の作品が…

殆ど近所に住んでいたんですね⁉️:

 

さて、3階後半は日本画エリア、この時は女流画家特集👩‍🎨。

こんなところをアーカイブ:

 

普段だと疲れ切って訪問の2階。

この日もサグラダ・ファミリアからずっと展示に対峙しているのでサッとスキャン💦と思っていたのですが、

今回はアドレナリンが再び発生✊️し、新規収蔵品を中心に本記事化となった次第:

 

最後に関東大震災から100年ということで、カタストロフィーを題材にした作品が:

 

ふむ、地震系の作品は撮らなかったみたい。森美術館でお馴染みのミリアム・カーンさんの作品群他、ヒルズで拝見するような方々の作品で締めました。

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東京オペラシティギャラリー: コレクション・アーカイブ

2022-11-19 | 美術館コレクションアーカイブ

(2022.10 初回アップ)

 

川内倫子さんの企画展に訪問、この日4階の常設は連作版画の特集。

非常に面白く、またユニークな作品が多かったのでアーカイブ編を作成、その初回とすることにしました。

先ず冒頭は李禹煥さんの連作。最初が「点より1~8」、次が「From Line 1~8 」

 

次が山下清澄さん「彫像ノ様ナ女」シリーズ、1976年

是非ともサムネ、クリックしてみてください。

かなりユニークです

 

続いてはこの淡い色合いとなれば伊庭靖子さん「Untitled」。

 

 

 

次は説明不要、川瀬巴水さん「東京二十景シリーズ」。

最初が「大根河岸の朝」、後は知識で言えると思ってメモしなかったのですが、お茶の水、大森、…、滝野川だったかと💦

 

こちらの作品は初見だと思うのですが、本アーカイブ作ろうと決めさせた西内利夫さん「琵琶湖の仲間たちシリーズ」1980年頃。

 

 

如何でしょうか?

山本麻友香さん「COW」、これは可愛らしい…

 

 

さて次誰だ??

相笠昌義さん、版画も作られているのですね…

「青春(古典主義による顔連作」1975年、「強迫観念又は性的人間」1975年、「都会人のためのモニュマン(文明嫌悪症連作」1975年

 

更に相笠さん、この辺は如何にもです

真ん中は童女座像(日常生活連作)1975年。最初が

彼が何時も語り掛けていた木で、最後はご存知プラットホームです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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国立西洋美術館: 松方コレクション中心にアーカイブ as at 06/2022

2022-06-03 | 美術館コレクションアーカイブ

本カテゴリーを立ち上げた時には本館修復で休館になっていたのかなあ…

こちらでは大物?収蔵品は訪問時目にしたらこちらにアップ、企画展紹介記事には収蔵品コレクションカテゴリーを言及することと致します:

 

(2022.05 休館明け)

 

先ずは私的こちらでのNo.1✊️

ジョルジュ・ド・ラ・トウール「聖トマス」。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

クラーナハ(父)、「ホロフェルネスの首を持つユディト」

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

バルトロメロ・マンフレーディ「キリスト捕縛」1613〜15年頃。

カラヴァッジョの後継ともいうべき画家らしいのですが、兜の黒光りとかの表現が素晴らしい。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

エル・グレコ「十字架のキリスト」

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

カルロ・ドルチ「悲しみの聖母」。

この青の絵の具について

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

デニールス(子)「聖アントニウスの誘惑」

真ん中の白いドレスでアントニウスを誘惑している美女、足が鳥の足です…

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

ウジェーヌ・ブーダン「トルーヴィルの浜」、雲のブーダン…

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

エヴェリオット・ミレイ「あひるの子」

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

これも私的西洋美術館といえば、の

アンリ・ファンタン=ラトウール「花と果物、ワイン容れのある静物」

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

ブークロー「少女」

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

(2022.06 追記)

 

この日鎮座していた中から

ルノアール「アルジェリア風のパリの女たち」

 

 

サムネイルはこちら

 

 

 

 

マネの自画像だったかな?いや…

「ブラン氏の肖像」1879年頃。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

モネ「舟遊び」

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

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松岡美術館: 松岡翁コレクション・アーカイブ編 as at 08/2022

2022-06-02 | 美術館コレクションアーカイブ

2022年に入って再開されたこちら。

元より殆どのコレクションは撮影可なので、本ブログ内には諸々散りばめられているのですが、当カテゴリーを作成したので改めてアーカイブ編作成致します。

写真は再開直後の様子ですね…

 

 

 

本記事作成開始から二度目の訪問で、その松岡翁の銅像を撮影してきたのでアーカイブ✊️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2022.01末 再オープン後初訪)

 

先ずは東洋陶磁器から…

景徳鎮の名品、「青花龍唐草文球瓶」、こちらのフラグシップ(多分))かと…

 

 

サムネイルはこちら。

(2022.05追記)

景徳鎮制の青花と一口に言っても造られた時代によって顔料の入手経路が異なり青の発色にも違いがあるそうです。

これは明代永楽帝の頃の作品。

 

 

 

私これ大好き…

本記事作成開始時に作品の詳細情報撮影してこなかった責めは偏に私にあります…

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

唐三彩のお馬ちゃん、こちらには多数収蔵されていると認識していますが、これがベスト、と思う一品をアーカイブ✊️

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

古伊万里からの私的チョイス。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

林美恵子さん「気」1980年作品。

 

サムネイルは無し💧

 

 

 

 

 

 

 

 

(2022.05 追記)

 

「黒釉掻落花卉文四耳壺」(磁州窯系、金-元代)

 

サムネイルはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

「白磁刻花蓮花文鉢」(定窯、北宋代)

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

「白地黒掻落牡丹文瓶」(磁州窯、北宋代)

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

仏教美術のところから松岡翁好み?「ヴィシュヌ―とラクシュミ」

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

****************(2022.08 追記)

 

ピーター・ポルティーリエ「オリエントの少女像」。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

C.E.ベルジーニ「束の間の喜び」、奥さんはディケンズのお嬢さんでミレイのモデルも務めたことがあるのだとか。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

ジョン・エヴァレット・ミレイ「聖テレジアの少女時代」1893年、そのミレイです。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

W.A.ブークロー「編み物をする少女」1874年。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

ブーダン「海、水先案内人」1884年。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

クロード・モネ「サン・タドレスの断崖」1867年。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

アンリ・マルタン「入江、コリウール」。すごく独特の点描画による色彩表現。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

こちらのフラグシップの1つ、ポール・シニャック「オレンジを積んだ船、マルセイユ」1923年。

 

サムネイルのこちら。

 

 

 

キース・ヴァン・ドンゲン「シャム猫を抱く婦人」1924年。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

エドワール・ヴェイヤール「ウジェーヌ・フレシネ夫人の肖像(習作)」1933ー34年。書き残しのデッサンがあったり、不思議な雰囲気です。この頃のヴェイヤールには肖像画の依頼が多かったようで、成る程なあ、と思います。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

モイーズ・キスリング「シルヴィー嬢」1927年。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

「五彩龍文大壺」明代、景徳鎮

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

「青花雲龍文扁壺」清代、景徳鎮

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

「翡翠白菜形花瓶」清代。

これと同じ意匠、少し白みが強い白菜は台北の故宮博物館所蔵の国宝であります。

上野トーハクで長蛇の列に付いて拝見しましたが、こちらではじっくり楽しめます。

 

サムネイルはこちら。

 

 

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町田国際版画美術館 収蔵品 アーカイブ

2022-01-06 | 美術館コレクションアーカイブ

今回は版画をテーマとする当館の主要作品アーカイブ編。

先ずは企画展の性格上西洋のものからコレクション作成始まっています。

その性格上大作は無く、また細かい絵柄となっていくのでさあどうなりますか、なんですが…

 

先ず冒頭は当館の目玉であろうクロード・メラン「聖顔」。

エングレーヴィングで、作品中の線はお互いに交差することなく彫られている⁉️

この卓越した技術無しには表し得ないものってあるんだ、と実感します。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

次がルドン、ピカールの小説「陪審員」の挿絵。

リトグラフです。

 

こちらがサムネイル。

 

 

 

 

 

 

 


レンブラント「聖母の死」エッチングとドライポイント。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

フランシスコ・ゴヤ「感じやすかったために」アクアチント。

 

サムネイルはこちら。

 

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SOMPO美術館 アーカイブ

2021-10-29 | 美術館コレクションアーカイブ

何て表現するのか新築か移築なのか…

本社ビルに脇にあった空き地?に建設された新SOMPO美術館。確かに会社に対するセキュリティでは最上階に爆発物を置かれるリスクも無くなり、宜しかったかと。

そして展覧会毎に2〜3枚撮影可の作品が登場、本アーカイブ編も出来ました。

では、そのアーカイブ編、元よりこちらのレガシー3作の他にあるのかは存じ上げないのですが…

→東郷青児さんなどは無数かも💧

 

ゴッホ「ひまわり」。

このモチーフの作品は数点あって、

日本まで来て、芦屋で戦災にあって焼失した作品もあるとか。

 

サムネイルはこちら。

 

 

本作は、会社所有物を自分のものと勘違いしたオーナーがお棺に入れて燃やしてくれ、とか言ったそうですが、無事にここにおわします。

ゴッホの署名は本作にはありません…

 

 

セザンヌの主要モチーフの一つであるリンゴを中心にした静物画。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

ゴーギャン、彼の特徴と私が考えるオレンジ基調の美しい秋の光景。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

(2022.03 追補)

 

撮影の機会があったので、上述の東郷青児さんの作品をアーカイブ。

先ずは本美術館のロゴ?アイコン、「超現実派の散歩」、1929年作品。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

続いて「コントラバスを弾く」1915年作品。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回追補の最後はグランマ・モーゼス。

世田谷美術館への出開帳から戻ったか、「In Summertime」。

 

サムネイルはこちら。

 

 

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北斎 視覚のマジックII (北斎館:長野県小布施)

2021-10-15 | 美術館コレクションアーカイブ

ふむ、それなら寄ってみようか…

 

この日富山訪問からの帰途、当初は改築なった長野県立美術館訪問を考えていたのですが、ナビからするに長野市内へは信越道からは随分と下道を走るみたい。

だとすると、時間食うし、で思い付いたのが小布施行き。

その直前、NHKで北斎特集、特に小布施に晩年訪問時に多くの肉筆画を残している、と知り…

で、冒頭のセリフとなります。信越道PA敷設のスマートICから5kmちょいで到着の北斎館。

林檎の果樹園の中を走るのは大変気持ちよく、それも素敵でしたが、

冒頭のハイライトは後述する北斎絶筆の空に登る龍。

これを拝見出来ただけで大大貴重な経験✊️💪✌️

 

到着して知ったのは、この期間1年に一度の所蔵名品展。

ということで、本訪問記はコレクション・アーカイブのカテゴリーとしておきます。

基本サムネイルで記事作成していきますんでご興味の向きはクリックして拡大版をご覧ください。

 

先ずは北斎館ぐるり。

一般駐車場からの動線、そして周辺には栗の菓子中心のお土産物屋さんが集まっています。

 

さて、北斎館入口、周囲の方々の数に比べて入館される方の確率が低いのは意外でした。

我々も出てから購入しましたが、おそらく有名と思われる栗🌰の菓子狙い、なんでしょうか?

 

展示は北斎の初期、春朗とかそういったペンネーム?時代の作品から始まって、この富嶽三十六景✊️

今年何回目でありましょうか…💦、保存状態はそんなに良くないのは本音の話。

 

面白かったのはこの「阿蘭陀画鏡江戸観音」、こういった絵も描いているんですね。

そして、北斎漫画。

 

「摺物」というんだそうですが、お客の注文に答えての制作もあったようで、「船から降りる深川芸者」に「六美人」。

そして、東京ミッドタウンでも紹介された「富嶽百景」。

 

お馴染みの「諸国名橋奇覧飛越の境つりはし」に、富嶽三十六景金谷の不二」。

この辺は多数の浮世絵が並ぶのですが、個人的好みにてこの2点💧

 

読本の中から「新編水滸画伝」、「絵本彩色通」、

そして「潮来絶句集」。

 

そして、狂歌の「絵本隅田川両河岸一覧」。“宗理型美人”という表現が頻繁に北斎を語るとき出てくるのですが、

36歳の時に俵屋宗理を襲名したことがあって、その頃の画風を指しています。

https://www.book-navi.com/hokusai/life/hokusai-souri.html

そして、こちら小布施との関係を語るエリア、真ん中の一枚、北斎がどてらを被って絵を描き、横の女性が彩色を施す…有名なシーンです。

ここ、「新春之御吉慶」、北斎が高井鴻山に宛てた新春の挨拶状。いつ頃小布施に再訪したいか述べているそうな…

 

このセッション、さらに続き北斎と小布施、高井鴻山との親しい関係を示す資料が…

「舌代」って料理のお代金ですよね、こんなカジュアルな絵入りの手紙や、

そして滞在中の絵とか諸々貼って作られた屏風。

 

この後、小布施時代の肉筆画へ向かうのですが、そこまでの廊下。

その前にこれは何だったかな?の竜アップと、

NHKでも取り上げられていたペロ青を薄いと濃い、それに日本の伝統的な藍、3種類の青を使ってあの「神奈川沖浪裏」は構成されている。

版画の制作過程で見事に示されていました。

 

さて、いよいよ肉筆画エリア。

高橋由一も顔負けの鮭に鮃、鰈かな?

 

 

そして、「竹に雀」に「野人対瓶花」、北斎の庶民観を示すのだそうな。

そして「調布の玉川」、河岸で砧打ちをして干すところ。

色っぽいところで「白拍子」に「吉原游君八朔の行事」。

 

そしていわばメインイベントのコーナーに入ります。

冒頭紹介の「富士越龍」、絶筆の遺作✊️

これも素晴らしかった「菊図」、そして「桔梗」。

更に「雪中せきれい」、最後が「厳上の大鷲」。

 

最初の2作をアップでも…

 

 

 

 

 

 

続いて、最終展示エリア。

これもTVで紹介されていた北斎の肉筆画、波の扱いが肉筆で迫ってくる小布施に残された作品群。

 

ここ小布施に残る祭屋台の内最古の「東町祭屋台」で、天井画が北斎描く「龍図」と「鳳凰図」。

文化2年北斎85歳の時半年かけて小布施村民の依頼に応えたもの。

 

 

これが説明書きと、おそらく原画。

 

 

 

更にもう一台祭屋台。

こちらがTVで取り上げられた「浪」だ…

 

 

 

 

 

 

 

弘化2年小布施訪問時の作、「上町祭屋台」と天井画の「男浪」、「女浪」。

 

 

 

こっちはそれぞれアップ、水滸伝のキャラクターの彫物が据えられています。

以上にて今回の北斎館訪問リポート終了です、来て良かった❣️

 

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川瀬巴水ー版画で旅する日本の風景ー後期:旅先の風景編 (大田区立郷土博物館)

2021-09-20 | 美術館コレクションアーカイブ

前期:東京の風景編に続いての後期:旅先の風景編。

関東大震災で多くの版木を失った後、失意の巴水さんを渡邊庄三郎商店が作画の旅へと誘ったのが背景のようです。

ということで近隣の龍子記念館の企画展替えを待って馬込に向かいました。

フライヤーはこちら;

川瀬巴水ー版画で旅する日本の風景ー前期:東京の風景編 (大田区立郷土博物館) - シモキタのtokyoboy

2枚目写真は地方版の原点は塩原、ということのようで…

 

実はこれに先立つ3日前、巴水さんの作品をたっぷり町田で見てきていて、

些か食傷気味になるか、とも思っていたんですが、そんなことはなかったですねえ✊️

やるかやらぬか考えて、遂に踏み込んだ大量撮影事件💦

収蔵品アーカイブ編としてもご利用ください👩‍🔧

その冒頭は、「周防 錦帯橋」、「出雲」の時間を変えた3枚、この辺で旅行で行った際居酒屋さんに行きました。

そして、「白馬山から見たる朝日ヶ嶽」。

 

続々続きます。

「秋田 八郎潟」、これは宮島、「別府の朝」

 

 

作品そのものより、場所が分かりやすいところ中心に選んで…

いますが、判じ物も💦

「越中 庵谷峠」、華厳の滝、「尾州 半田 新川端」、醤油の…。

そして最後は道頓堀!

 

これは富士山三態。

 

 

 

でもそれだけではないメメ

「大阪 宗右衛門町の夕」、「周防 室津」、そしてこれは明らか…

 

 

での次は、「上州 法師温泉」、これは明らか「榛名湖」、「吾妻峡」。

 

 

この連作は岩崎家からの依頼で渡辺商店が受けた仕事「元箱根見南山山荘」、岩崎小弥太 後に「山のホテル」。

ツツジの名所だったんですね。

 

続いては富士山の連作Vol2:

最初は分かり辛いですが「馬入川」。

 

富士を離れて、「塩原 畑下」、唯一の雪景色の塩原とか(塩原については記事冒頭写真参照。

「河原子 エボシ岩」茨城県だそうな。

そして「白河城址之櫻」。

 

民家風になって「農家之秋(宮城県愛子)」、「岡山のかねつき堂」、「錦帯橋の春宵」。

 

 

良い調子になって、

「秩父 長瀞」、「熊本城 宇土櫨」、となれば阿蘇かな…

 

懐かしい、って夜には周りはともかく行ったことのない「松山城 名月」、

ここは特定出来ませんが中学時代合宿でお邪魔した「勿来の夕」、福島県ですね。

そして…、法隆寺‼️

最後は中尊寺金色堂、囲いの建物はこの時ありませぬ。

 

ここから朝鮮シリーズ。

金剛山が最初、次が水原。

後はソウル、京城のお寺?

 

最後も水原、その前は多分慶州。

国内に戻ります。

 

 

 

これは何?

フリッツ・カペラリ「黒猫を抱く女」、1915年。

渡邊庄三郎商店が扱った作品。

凄くインパクトがあったのでアーカイブ…

 

 

 

 

それでは長かった本記事も終盤。

「醍醐の春」、「清水寺の暮雪」、「五浦の月」。

最後は1957年作品、五浦は北茨城、上の段落勿来の南。

版画の中のお堂は「六角堂」、岡倉天心が1903年に構えたもので、日本美術院の中核となった建物。

東日本大震災で流されましたが、復活したと聞いています。

 

そして、延々と続いた本記事もラスト。

「奈良の雨(興福寺の塔)」、

最後は「阿伏兎岬」読みは「あぶと」。広島沼隈半島、って何処?

 

 

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サントリー美術館コレクション アーカイブ編 as at 08/2021

2021-08-27 | 美術館コレクションアーカイブ

サントリー美術館では、先に鍋島焼コレクションを単独でものしておりますが、

OGPイメージ

サントリー美術館 鍋島焼コレクション アーカイブ編 - シモキタのtokyoboy

最近始めた美術館収蔵品のアーカイブ編、まあ備忘録なんですが…今回はサントリー美術館収蔵品の鍋島焼が一堂に会した企画展からこんな...

サントリー美術館 鍋島焼コレクション アーカイブ編 - シモキタのtokyoboy

 

以下に出します国宝の展示があった機会に館全体での収蔵品アーカイブ編作成開始しました。

 

 

「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」、国宝。

13世紀、鎌倉時代のもの。

 

 

 

 

 

 

 

サムネイルはこちら。

加えてこの箱のケースの箱…の裏書きにある来歴もアーカイブ。

江戸時代文政の頃に書かれています。

 

 

こちらは「佐竹本三十六歌仙」源順、重文。

明治時代の茶好き財界人の蛮行を受けて絵巻が掛軸になったもの。

表装は旧蔵者の茶人として有名な高橋箒庵さんの手になるものだそうな。

 

 

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

次も重文、というかそれ中心に選んでいますが、「泰西王侯騎馬図屏風」17世紀桃山期の西洋画法による傑作。

対の作品が神戸市博物館に収蔵。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

「舞踊図」、17世紀江戸期の作品。

こちらの企画展でよく目にします。その当時の衣装とか本当に興味深い。

今回は屏風仕立てでの紹介。

 

 

 

 

 

アーカイブは3枚組にてご紹介。

 

 

 

伝尾形光琳「秋草図屏風」。

胡粉をたっぷりマチエールにした菊の絵柄が凄み。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

焼き物で重文「色絵五艘船文独楽形鉢」、18世紀有田。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

 

小品ですが重文、不眠症に悩む女性を描いた「病草子断簡「不眠の女」」、12世紀平安期。

 

こちらがサムネイル。

 

 

 

 

 

以前企画展紹介で、同じモチーフ、同じ画家の作品を同時期こちらと千葉市美術館で見た、と紹介した高嵩谷「宿り図屏風」。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

後日加えたのは、随所で見ることの多い俵屋宗達の絵+本阿弥光悦の書、の作品。

「蓮下絵百人一首和歌巻断簡」。

 

ここではサムネイルの代わりにここに書かれた西行、寂蓮両法師の歌を付けておきます。

 

 

如何にもサントリーっぽい硯と硯箱、「桐竹鳳凰蒔絵文台•硯箱」重要文化財。17世紀桃山期。

 

サムネイルはこちら。

 

 

 

 

今回最後は伊藤若冲の小品。

「墨梅図」、スッとサラッと描いて、最後は朱印が月見立て👏

 

サムネイルはこちら。

 

 

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