の映画を舞台である渋谷で見たいとすれば、渋東でなくbunkamuraで、と思っておりました。
で、定期的に送られてくるDMで1週間位でしょうか、こちらで本編の上演があると知り、月曜お昼時館内密では全くない状況でお邪魔しました。
ふむ、“渋谷宮下”最後列の足元は大変広くて快適です✊️
うん、不思議な魅力の映画でありました。
ちょうど本記事アップ時にはアカデミー賞外国映画部門(長編)にもノミネートが決まり…でも日本における興行成績は館内ガラガラだったので心配ではありますが、そこは日本財団スポンサーですからボートレースにつぎ込まれたお金で大丈夫なのでしょう🙆♀️
役所広司演じる平山さん…ヴィム・ヴェンダース監督の小津安二郎「東京物語」へのオマージュ、の演技が抑え気味で秀逸👏
麻生祐美扮する平山さんの妹(と家出してきた姪)の件で彼らの実家が富裕家でお父さんがまもなく…なのがエピソードとして知れますが、
基本渋谷区のToilet Projectで造られたトイレの掃除🧹に、毎日早朝から亀戸近辺と思われる神社脇の古いアパート(要調査事項)から出勤。
地元の銭湯のシャッター時点には帰っているので、それに間に合う就業時間をトイレの裏側までチェックしながら掃除に励む…その為に独自の道具まで工夫して作ってクルマに実装して、
風呂上がりは隅田川を渡って浅草、銀座線に昭和どころか戦前の香り残る駅地下(私、何十年も前に行ったことあります。私の理解では焼きそば売りのお店。勿論今も年に2〜3度は通りかかっておりますが)の居酒屋で一杯兼ねた夕食。
休みの日は近所のコインランドリーで制服以下を洗濯。もうほとんど残っていないと思われる写真屋でその間写した空の写真を現像プリント、もう死語のフィルム”を買ってカメラにセット。
その日は隅田川沿い(多分墨田でなく台東区浅草の方、石川さゆり経営のスナックであがた森魚演奏のギターで彼女の「朝日のあたる家」を聴く…
「カセット」を現金化しようと柄本時生が平山さんを、彼の家から(って実は私の家から、とほぼ一緒なのですが)実生活で近所の下北沢あずま通りのレコード店⁉️に訪れるシーン含めて墨田区でのシューティングの場所は兎も角、全編通じて知っている場所ばっかり、が感想。
それにしても、日本橋東京証券取引所前で平山さんの車がガス切れでエンスト。カセットを見て現金化を決めた(多分)はどこに売りに行った疑惑が納得いかなかったです。
淡々と流れる日々、そんな中でちょっとした淡いの出来事もあってParfect Days。凄く良く分かった気がして幸せな気分で映画館を後にしました。
さて今回訪問に先立ちこんな記事をものしていますが、
Tokyo Toilet Project: 映画「Parfect Days」を見る前の準備、アーカイブ - シモキタのtokyoboy
上の記事で今回のテーマとなったTokyoToilet Projectで作られた17施設、16人の設計家の中で映画に出てきたシーンを私なりにアーカイブ:
役所さん演じる の担当トイレは以下の通り:
恵比寿東公園トイレ (冒頭、柄本時生君と会うところにして、彼がバックれた翌日女優の??さんと待ち合わせた場所)
鍋島松濤公園トイレ(いかにも隈研吾設計)
代々木深町小公園トイレ (田中泯さんが踊っていました)
恵比寿公園トイレ
神宮通公園トイレ(安藤忠雄設計、宮下パークの明治通北側)
そしてメインともいえる
代々木八幡公衆トイレ
時生くんが退職に伴って1日面倒を見たのが…
西原1丁目公園トイレ (「木漏れ日」という映画終了時、ああそうなんだ、と納得したテロップから言えばここが本当なら…ですよねメメ)
東三丁目公衆トイレ
七号通り公園トイレ
恵比寿駅西口トイレ
でありました。
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(2024.03 追記)
映画に出てきた銀座線浅草駅地下の飲食街に行ってきました。
残念ながら「福ちゃん」は臨時休業中でありました💦