シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし (N&A Art SITE 、目黒川沿い近く)

2024-02-23 | 映画

恵比寿映像祭参加のギャラリーとして紹介され、

個人的には本展よりもこちらに興味津々、丁度「TheParfect Days」を見終わったタイミングで更にヴェンダースさんの代表作と言われるそれの情報を得たかったから。

その作品とは究極のロードムービー📽…今回見た映像でも世界中飛び回っていますが、といわれる1991年「夢の涯までも」のクライマックスシーンに使われるHD (ハイディフィニション)プリントの制作シーンを映像化したもの。

 

こちらが招待ハガキ、表の絵はその「夢」をハイビジョンで再現したもの。

生まれつき目の見えないおばさん(だったかな)の為に脳に直接映像データを送る、そんなシーン。

制作は東京、NHKの技術陣の協力を得たもの。

さらにメーキングシーンにヴェンダースさんの尊敬する小津安二郎さんの映画に出演した笠智衆さんや三宅邦子さんの姿が…⁉️

2人は出演者だったんですね💁‍♀️

などなど、たっぷり1時間楽しませていただきました。

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サン・セバスチャンへ、ようこそ (恵比寿ガーデンシネマ)

2024-02-09 | 映画

この1週間でロケーションこそ違えbunkamuraラ・シネマとここ恵比寿ガーデンシネマに訪問叶い、

ようやくCOVID 19以前の私の映画鑑賞の型見に戻ったなあ、と思ったこの日。

まあ、bunkamuraは当分明治通り沿いですけどねえ…

 

ジョギング記事でも語りましたが、訪問前日このフライヤーのポスター版を見て“絶対好きだよね❣️”と思ったら上映期間がいつまでか分からないので兎も角なる早で行ってみましょう、と…

もう一つ、私を駆り立てたのがサン・セバスチャンという地名。

ここで映画祭が開かれているのは今回初めて知ったのですが、

私の従来の理解はバスク地方。フランスからスペインに国境わたって、の土地。

“ピンチョス”、爪楊枝で頂く小形のお摘みの聖地⁉️、憧れの土地であったからであります✊️

 

その映画、ピンチョスはあまり出てきませんでしたがメメ、

基本どのシーンも楽しめる。

で、最後まで楽しんでの感想は、「ミッドナイト イン パリ」のデジャヴ⁉️

今回の主人公の妄想は、前者ではタイムマシンで1900年代のパリに行った主人公の当時の有名人たちとの寸劇、劇中劇に似ている。

ウッディ・アレンもアイデア枯渇か、と思いつつ、私楽しんでおりました💁‍♀️🙇‍♀️

 

最後の方、3作だったか主人公が日本の映画を語る…

三橋達也はどの作品だったかな…

こんな小ネタが日本人的にはどうでもいいな、と思った今回でありました。

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Perfect Days (Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下)

2024-01-26 | 映画

の映画を舞台である渋谷で見たいとすれば、渋東でなくbunkamuraで、と思っておりました。

で、定期的に送られてくるDMで1週間位でしょうか、こちらで本編の上演があると知り、月曜お昼時館内密では全くない状況でお邪魔しました。

ふむ、“渋谷宮下”最後列の足元は大変広くて快適です✊️

 

うん、不思議な魅力の映画でありました。

ちょうど本記事アップ時にはアカデミー賞外国映画部門(長編)にもノミネートが決まり…でも日本における興行成績は館内ガラガラだったので心配ではありますが、そこは日本財団スポンサーですからボートレースにつぎ込まれたお金で大丈夫なのでしょう🙆‍♀️

役所広司演じる平山さん…ヴィム・ヴェンダース監督の小津安二郎「東京物語」へのオマージュ、の演技が抑え気味で秀逸👏

 

麻生祐美扮する平山さんの妹(と家出してきた姪)の件で彼らの実家が富裕家でお父さんがまもなく…なのがエピソードとして知れますが、

基本渋谷区のToilet Projectで造られたトイレの掃除🧹に、毎日早朝から亀戸近辺と思われる神社脇の古いアパート(要調査事項)から出勤。

地元の銭湯のシャッター時点には帰っているので、それに間に合う就業時間をトイレの裏側までチェックしながら掃除に励む…その為に独自の道具まで工夫して作ってクルマに実装して、

風呂上がりは隅田川を渡って浅草、銀座線に昭和どころか戦前の香り残る駅地下(私、何十年も前に行ったことあります。私の理解では焼きそば売りのお店。勿論今も年に2〜3度は通りかかっておりますが)の居酒屋で一杯兼ねた夕食。

休みの日は近所のコインランドリーで制服以下を洗濯。もうほとんど残っていないと思われる写真屋でその間写した空の写真を現像プリント、もう死語のフィルム”を買ってカメラにセット。

その日は隅田川沿い(多分墨田でなく台東区浅草の方、石川さゆり経営のスナックであがた森魚演奏のギターで彼女の「朝日のあたる家」を聴く…

「カセット」を現金化しようと柄本時生が平山さんを、彼の家から(って実は私の家から、とほぼ一緒なのですが)実生活で近所の下北沢あずま通りのレコード店⁉️に訪れるシーン含めて墨田区でのシューティングの場所は兎も角、全編通じて知っている場所ばっかり、が感想。

それにしても、日本橋東京証券取引所前で平山さんの車がガス切れでエンスト。カセットを見て現金化を決めた(多分)はどこに売りに行った疑惑が納得いかなかったです。

淡々と流れる日々、そんな中でちょっとした淡いの出来事もあってParfect Days。凄く良く分かった気がして幸せな気分で映画館を後にしました。

 

さて今回訪問に先立ちこんな記事をものしていますが、

Tokyo Toilet Project: 映画「Parfect Days」を見る前の準備、アーカイブ - シモキタのtokyoboy

上の記事で今回のテーマとなったTokyoToilet Projectで作られた17施設、16人の設計家の中で映画に出てきたシーンを私なりにアーカイブ:

 

役所さん演じる の担当トイレは以下の通り:

恵比寿東公園トイレ (冒頭、柄本時生君と会うところにして、彼がバックれた翌日女優の??さんと待ち合わせた場所)

鍋島松濤公園トイレ(いかにも隈研吾設計)

代々木深町小公園トイレ (田中泯さんが踊っていました)

恵比寿公園トイレ

神宮通公園トイレ(安藤忠雄設計、宮下パークの明治通北側)

そしてメインともいえる

代々木八幡公衆トイレ

 

時生くんが退職に伴って1日面倒を見たのが…

西原1丁目公園トイレ (「木漏れ日」という映画終了時、ああそうなんだ、と納得したテロップから言えばここが本当なら…ですよねメメ)

東三丁目公衆トイレ

七号通り公園トイレ

恵比寿駅西口トイレ

でありました。

 

************:

(2024.03 追記)

 

映画に出てきた銀座線浅草駅地下の飲食街に行ってきました。

残念ながら「福ちゃん」は臨時休業中でありました💦

 

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颱風 (国立映画アーカイブ)

2023-10-11 | 映画

早川雪洲…

たまたま銀座1丁目辺りのギャラリー散歩していた日、それなら京橋のこちらにも足を伸ばそうと来てみたら何と展示替えの休館日⁉️

館の前で次の映画ウィークのポスター見ていてその名前を発見しました💁‍♀️🙁

日本人初のハリウッドスター、という認識はしていて、その人の作品を「戦場に架ける橋」に続いて拝見できるチャンス💁‍♀️✌️とオンラインにてチケットを購入しました。

 

での当日。

上演時間になると館長から10分の解説、とHPにありましたが、実際には20分以上の熱弁🥵

早川雪洲とその時代のハリウッドにおける映画業界🎞の様子など話題は多岐に亘りましたが、私の様な素人にはバックグラウンドが無い分ピンとこないところはあるものの一応ふむふむ話をお聞きし、

その後初めての長編映画という位置付けらしい本編63分、サイレントトーキーを拝見しました。

私は初めての経験でしたが、館内一番奥のしかも端っこというコロナ禍仕様の席から1時間以上ほぼ音のない世界、というのはとても不思議。

でも時折の字幕と俳優の演技、白黒の映像はとても綺麗、だけで惹き込まれます。

 

さて、この「颱風」という映画、館長曰く映画史上初の長編映画、と言うだけでなく、

早川雪洲にとってハリウッドスターとなる出世作だそうです。

当時は日本人移民制限法は無く、ロスアンジェルスに移民した日本人の中で映画業界に働く集団もあり、彼らもまたこの映画に雇用され、キャストとして出演もしていました。

栗原トーマス、ヘンリー小谷、青木鶴子(後の雪洲の奥さん)が館長から出た名前。

前2人は本映画にも出ているそうです。

 

ヘンリー・小谷 - Wikipedia

 

多分映画後半でギロチンにかかる役だったかと…

 

淀川長治さんが何処かで語った、と記憶しているのですが、「早川雪洲はとんでもない2枚目、ハンサム」。

でもこれまで中年のオッさん、と「戦場にかける橋」の雪洲を見ていた私としては本編で成程。

パリの劇場で人気の女優が惚れた、という設定にも納得でありました。

雪洲はつい手を出してしまっただけ、という日本から密命を帯びてリポート制作中の男の役。

別れようと切り出し、彼女から出た“イエロー…“的差別用語にカッとして殺してしまう。

「チート」という映画もそうだそうですが、そうした日本人排斥という時風の中での映画だったんだろうなあ、と思いました。

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風景論以後 (東京都写真美術館)

2023-09-27 | 映画

今回の企画展、何処かで伺おうかと思っていたら、

敬老の日とその2日後のシルバーデイ、両方とも入場料無料ということが分かり、

先ずはせこい気持ちで敬老の日に伺ったのですが、正直心積り不足での訪問となったこと否めず…

 

先ず「風景論」が指すところが分からない。

楚々て会場に入ってしばらくして、どうもその言葉の定義をちゃんとしておかなくてはならないとその説明パネルを探して読み進めます。

要約?すると60年代末から70年代にかけて映像評論家の松田政男さん以下が制作した映画「略称・永山則夫」において19歳で拳銃乱射事件を起こした彼が見てきたであろう街の“風景”を淡々と時系列的に並べ、

“風景”とは実は国家権力と資本主義を体現したものであり、その現状を打破する行動を彼が起こしたのでは、という論争を仕掛け、時の芸術シーンの中で写真家や映像作家が様々な試みを発表した、で宜しいか?

太平洋戦争前後に生まれた人たちのいきなり解放された民主主義へのある意味期待過剰と資本主義への抵抗は、少し後生まれの私(世代)から見てそうだったよなあ、とこういった作品群を見ると何時も思う感想です。

まあ兎に角、意味もなく熱い⁉️🙁😱

私りゃ「なんとなくクリスタル」世代です💣💣💣

 

その頃の作品群を包括的に展示した今回は、シンパシーを感じたか否かは兎も角、こうした時代だったんだあ、と振り返る貴重な機会。

本展をまとめたサイトがあったのでアーカイブ:

 

風景論をめぐる日本の写真映像表現を紹介『風景論以後』8月11日より開催(ぴあ) - Yahoo!ニュース

風景をめぐる写真や映像表現を紹介する『風景論以後』が、東京都写真美術館で8月11日(金・祝)~11月5日(日)開催される。風景とは何か。技術革新と経済成長の最中にあった1...

Yahoo!ニュース

 

 

ここに見られる作家の方の写真から始め、

後半でその「略称・永山則夫」の恐らく完全版の放映と関連資料が多数並んでいました。

私も20分位かなあ、映画撮影時点ですから1970年頃の大阪その他の街の様子を眺めました。視点が視点ですから、市井の人たちの普通の営みに搾取される人民😨を見たようにも思えましたが、私はこれにこの世を抹殺したい衝動を得たのか…

 

更には当時ピンク映画というジャンルに分けられていたと思われる超有名作家の若い頃の映像を初めて見る機会を得ました✊️中学生でしたからねえ、見に行く機会は無いメメ

大島渚「太平洋戦争戦後秘話」1970年

若松孝二「ゆけゆけ、二度目の処女」1969年

それぞれダイジェスト版だったのですが、ふうむ、確かにヌードシーンやセックスシーンもあり、主人公は自殺してしまう…

などなど盛り沢山。11月まで会期ありますからご興味のある方は是非。

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BLUE ISLAND:憂鬱之島 (写真美術館)

2023-01-27 | 映画

他の写真展で写美に伺った際この映画が上演されているのを知り、

都合のいい時間帯の日に合わせて恵比寿を再訪致しました。

もう一つ雨傘運動をテーマにした作品もあったのですが、20分位のインターバルだったので、ランチが取れないとそこは断念…

 

1967年の六七暴動。

1966〜76年の文化大革命。

そして1989年の文化大革命。

この3つの歴史的事件に携わった人々にインタビューをすると共に、今2020年、2021年の香港の民主化を求める運動の中で捕らえられた若者がそのインタビューを元にした寸劇で追体験しつつ映画を見る人たちに香港人としてのアイデンティティを感じさせていく構成。

 

ところで、私的には六七暴動の事はよく知らないのでバックグラウンドを調べてみました。

文化大革命に影響を受けた香港左翼が香港政府に対して行った暴動で、王立(イギリスです、当時は)香港警察との間で死者が多数出る事態となったこと。

紅衛兵的運動で、その当時の香港民の一部にあった中共政府へのシンパシーが背景にあるようです。

こんな事件もあったのですね⁉️

そして文化大革命はこの映画、香港への影響という意味では30万人だったかなあ、本土からの難民が香港に救いを求めて逃げて来た、というコンテクストで語られます。

どうやって逃げて来たか、当時の紅衛兵が毛語録を元に教宣活動をしている寸劇から我々は映画に導入されるストーリー。

天安門事件はドンズバ私の世代ですし、当時の仕事柄常に意識していたばかりか欧米側の新たな中国との関係構築時期には率先北京に行かされた身ですから痛烈な思い出として常にあります。

 

2017年、香港の中国返還20年から大幅に香港をめぐる政治・社会状況は変化した訳ですが、

私はそれ以降の香港には行ったことがありません。

1997年の返還式典の相前後には香港に結構な頻度出張していて、式典会場含めたその当時の香港の様子、仕事で付き合っていた香港人の動静などはよく分かっていたつもりですが、

そこから20有余年、映画の最後にプロデューサーの方かな、が香港のことを常に見ていて欲しいと言っていましたが、それだけはしていこう、と思いました。

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ゴダール「勝手にしやがれ」 (WOWOWシネマ)

2022-10-06 | 映画

とある、ってつい最近の月曜日。

前日早朝5時前から墓参に行く準備を始め、その後200kmのドライブなどなどかなりお疲れ。

見るべき番組もないし、さっさと寝るかなあ…と新聞のTV欄をビール飲みながら眺めていたら⁉️

WOWOWで「勝手にしやがれ」を放映するだと👍

 

ゴダール監督が亡くなったのはこれに先立つ2週間足らず前の9月13日。

追悼番組であることは明らか、ラッキーだったのは私これまでこの映画見たことない…

って、ゴダールさんの作品は須らく、ですかね💣

 

ゴダール監督をして「ヌーベルヴァーグ」の旗手と言わしめるに至った本作、制作は1959年。

私、幼稚園に入る前っす🤬、吹き替え、テロップ制作後の日本公開にしても映画館に足を運べる筈もない。

彼の死後、日経ではバカロレアに落ち、正式な映画芸術の教育機会を得なかったことが彼にとって僥倖的な記事を読みましたが、元よりそんな高等教育?って映画のですよ、を受けていない身、肌身には感じられないのですが…

この日見たコマ割り、場面展開が伝統的なそれとは異なるであろうことは想像できる。

 

この見たことのない映画ながら、情報として気になっていたのが主演女優、ジーン・セバーグ。

ショートカットの彼女、モロ好みなんです…

何時もなら寝落ちする時間帯を映画に集中できたのは彼女のおかげ✌️

ジャン=ポール・ベルモントの人気も良く理解できました。

彼は昨年9月に亡くなられ…映画シーンもどんどん変わっていきます。

因みにジーン・セバーグさんは1979年、40歳で亡くなっているそうな…

人生無常ですね🧐

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加藤隼戦闘隊 (国立映画アーカイブ)

2022-09-01 | 映画

上映時国立映画アーカイブでは山本嘉次郎監督特集が進行中。

そのラインアップの中で私の琴線に触れたのがこの映画。

1944年制作、子供の頃漫画で読んだ加藤隼戦闘隊の映画版、しかも戦中制作、ということで興味を持った次第。まあ国威発揚の匂いプンプンは我慢するとしてね😅

戦後の漫画界ではこの他、「紫電改の鷹」とか日本陸海軍の航空隊でエースと言われた主人公を扱ったものが多い時代がありました。

 

この映画で特筆すべきは、というか以前のこちら(多分)における円谷英二特集の中で本作への言及があった、と記憶していること。

「隼」の実機を撮影に使いつつも、特撮技術が導入された嚆矢の作品。

また、アーカイブ側の説明では本編助監督の本多猪四郎と円谷英二の出会いにフォーカスを当てていました。

 

さて、その映画。

冒頭、加藤新部隊長着任の際部隊の面々が歌う隊歌、一般には映画タイトルと同じとして知られる軍歌、正式には「飛行第64戦隊歌」というみたいですが、に“嗚呼…”と思います。

戦争の賛否はともかく、名曲です。YouTubeなどで聞けますのでご興味のある方はそちらで。

その後、「隼」が部隊に導入され加藤少佐(当時)が試験飛行を繰り返すシーンがありますので、この歌そのものは後付けですね。

そして山本監督の描き方も部隊長以下の人間臭い一面や日々の苦労といった点を掘り下げていっていて、如何にも感がなくてスッと入るそれ。

元々興味を持っていた戦闘シーンの特撮は流石の迫力‼️結構実写も入っているな、という感じがあり、当時の軍部が記録映像にも力を入れていたことを知りました。

個人的にはパレンバン空襲、今の習志野空挺団につながる落下傘兵のシーンが印象的。

ああやって銃器なども落としていたんだなあ、とこれまで近代美術館にあるこの作品を見て拳銃と手榴弾だけで戦ったのか、という疑問は払拭されました:

独立行政法人国立美術館・所蔵作品検索

などなど、映画に没我した時間を過ごしました。

 

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わたしは最悪。 (bunkamura ル・シネマ)

2022-08-11 | 映画

NHKーBS朝の国際報道ニュース中、月一火曜に放送される“話題の映画”コラムでも紹介された本編。

以前からbunkamuraに行く度に主人公が街中を駆け抜けるポスターが気になっていたのですが、そしてこのタイトル💣

英語題が「The Worst Person in the World」みたいですから、まあ直訳で意訳ではないんですね💦

等身大、普通に生きている30歳の女性の姿を淡々と写した映画、とのこと。うん、この女優さんだったらシンパシー感じられるだろうな、と思い、何時も?のように月曜にbunkamuraに行ってみることにしました。

それにしても暑かった…

 

さて本編が始まって直ぐ、この映画がプロローグとエピローグ、そして12章立てで構成される、とテロップが流れ、

そして間違いなく初めて経験するノルウェー語の会話🥸

そのプロローグで自分探しをしている主人公と理解があるのか無関心なのか、の母親が登場。先ずはここで観客に下地が作られ、

そこから彼女のキャリア作りに話が行くかと思ったら男性遍歴?に向かって行きます…

 

(写真はル・シネマ入り口に設けられた本編紹介コーナー。写っている女性、実はここでパソコン開いて何やら作業中😅退くのを待つ時間もなかったので…)

ネタバレは避けるのでここまで、ですが、ノルウェー、フィヨルドでしょうか、のほとりにある彼(アクセル)の実家が持つ別荘に行った時のエピソードが秀逸。

ノルウェーにおける兄弟と配偶者、子供間の“今”の関係性が強烈かつ赤裸々に映し出されて印象的。

そしてカップル間でこんなに話し合うのか、も日本とはかなり異なるような…

SEXシーンも凄かったですけどね、クンニリングスにおちんちん丸出し🤬😎

 

本編で当然に述べるべきは冒頭でも言及した主人公、ユリアを演じたレナーテ・レインスヴェの魅力。

ほぼノーメイクからパーティースタイルまでどのシーンでも生き生きとしている。

そして、なんでアクセルと別れるのか、と皆さん思ったでしょうね、それ位彼の描写が素晴らしい。

ということで真夏の1日を暗がり、エアコンの効いたところで楽しく過ごしました。

 

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マイ・ニューヨーク・ダイアリー (bunkamura ル・シネマ)

2022-06-15 | 映画

これは久方振り(失礼⁉️)に面白そうな…

って、「ドライブ・マイ・カー」などを上映期間と時間とが合わず外しちゃったものも含めてしばらく訪問していなかったル・シネマの最近のラインアップの話。

え、じゃあ私はどんな映画が好みか、って私的に面白い映画💣

あんまりシリアス過ぎず、主人公の容姿、立ち位置、考え方に共感が湧くようなそんな話ですかね。

 

「My Salinger Year」が原題、原作は本編主人公と同じ名前、って本人を主人公にしての映画化。

帰宅後思わずサリンジャーのwikiを調べると、

 

J・D・サリンジャー - Wikipedia

 

1919-2010年ですから、確かにこの映画の設定、1995年には存命で隠遁生活中…

 

本編主人公はバークレーだったと記憶していますが、文学特に詩の研究をしていて、何かの機会にニューヨークに訪問の際しばらくこの街で生活してみたい、と思うようになる。

そこで就職先を探して、作家のエージェンシー・オフィスに職を得る…

出版社と作家の間の繋ぎ役、出版契約、印税の交渉、セールスプロモーションなどを行う業態で個人的にも多くお付き合い、日本のみならず、をしてきた身なので親しみを持って本編を拝見しました。

 

まあそこからの話はネタバレの可能性があるので控えますが、本編の最大の魅力は主人公を務めるMargaret Qualley。

トイレに向かう廊下には試写室で本編を見た有名人からのメッセージが。

1994年モンタナ州生まれ。

お母さんは女優、16歳でニューヨーク・コレクション、翌年パリコレのシャネルにモデルとして登場。

その後女優としてのキャリアを着々と登ってきた人。

黒い髪の毛が理知的な雰囲気を醸し出して偉く魅力的でありました。

勿論映画の中でもやや気持ちが前に出過ぎて失敗もするのですが、観客は皆それを好意的に見ちゃう😊

楽しく拝見致しました。

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