シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

目黒区美術館「中村直人 モニュメンタル/オリエント」 ぐるっと2023Part2Vol12

2023-07-31 | ぐるっとパス2023

正直今回フューチャーの中村さんという方について詳しくは存じ上げておりませんでした。

今回は他の美術館で本展のフライヤーを見かけたことがなく、当館HPでチェックしたのが事前準備、その際見た単色を人の姿を表すのに使う手法を近代美術館収蔵の何方だったかなあ、の作品に似ているな、位での来館。

 

さてこちらがフライヤー、薄い紙で二つ折りと情報量豊か。これを見ておけば、ではありましたが、展示はこれを凌ぐ迫力で中村直人という作家の魅力を伝えてきます。

冒頭ロビーには木彫の彫刻が展示。これからユニーク。

実際パリに行く前の彼の業績を見るに、1905年長野県上田市生まれ、という事実が大正デモクラシー期に長野という風土の中で芽生えた農民美術、そしてそれらの指導者山本鼎、と出会ったことが強く窺えるなあ、と実感します。

白樺派の巡回展でロダンを見て彫刻を志し、これまで私的には知らなかった吉田白嶺を師とします。この後も彼の作品を見ることになったのはこの場では知らず、この白嶺さんは端正な作品が目立ち、中村さんは直接指導は受ける機会はなく兄弟子からテクニックを学んだ、と言っているようですが、今回の展示ではその影響が明らかな作品が見られました。

 

さて日中戦争が始まると志願だったのか派遣芸術家として中国に赴き戦争の様子その他の作品を残し、戦後戦争協力者として批判を受けます。

同じ境遇の藤田嗣治と東京で出会い、彼の勧めでパリに渡る…

ホテルの部屋が狭く、部屋を汚さない水絵の具を選んだそうですが、そのグワッシュで書かれた色の鮮烈さが半端ない⁉️

藤田の“白”に対するプロとしてのアピールもあったようですが、これが当時のパリで大変な評価になった、は今回知った話。

などなど写真撮影不可の中で色々書き込んだ今回の入場料は800円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計9,700円と大台が見えてきました。

そして…この展覧会、是非ともお運びを👏❤️💁‍♀️

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今週のジョギング the week from 23/07/2023

2023-07-31 | ジョギング/街巡り

ここのところ、毎日どこかのイベントとかで熱中症ももの皮出かけておりますが、

今週は東京地方梅雨明け宣言を受けて、梅雨明け10日晴れが続く☀️

問題はそれが猛暑日になっちゃうのが最近、ということであります。

さて、今週最初のサービスショットは表参道、東急プラザ対角のこれ又東急…

名前が分かりましたかね、「東急プラザ原宿ハラカド」⁉️。

こんな紹介記事、見つけました:

表参道原宿の新施設の名称決定!神宮前に商業施設『東急プラザ原宿 ハラカド』がオープン!開業は2024年春予定。 : しぶやく通信 - 東京都渋谷区の地域情報サイト

 

次のサービスショットは神保町。

とある企画展に訪問のため久し振りに訪れたところ…

三省堂が無い⁉️

こちらに工事現場の壁に貼られたアナウンスが。

あのビルは41年間あったのですね、建て替え後に私が生きているかどうかは分かりませんが…

 

さて最後のサービスショットは悲しいサプライズ。

この日はボランティア活動の下準備ということで、旧東横線線路なう、と恵比寿から渋谷まで歩いたのですが、

ふと気になって、居酒屋の名店「さいき」さんの店頭に寄ってみました。

ふむ、貼り紙がある…

こちらがそれ、5月末をもって閉店としたとのこと。

コロナ禍の影響か、ご主人の高齢化か、いずれ寂しくなりますなあ…

 

さて今週初日は東京オリンピック開会式から2年。

朝からそのイベントに行ってまいりました。

その様子は別記事にて。

午後はミッドタウンから根津美術館へと車で訪問。

 

続く月曜、朝一ジョギング。この季節、基本的には日陰の多い代々木公園が目的地となり、この日は9km。

ピックは百日紅の花なんですが、逆光でしたかね💦

午後はbunkamuraが当面の間ヒカリエに移った美術展などを訪問。

火曜は午前ダンベルなどのルーティン、午後は町田の美術館。

 

水曜も代々木公園、ピックは噴水でこの日も9km。

兎に角連日の猛暑日、全く体の休まる間なし💦

午後はたまらず車で虎ノ門の美術館。

木曜は朝ダンベルルーティン後歯科医受診。その足で千葉まで美術館。

この間、熱中症アラートで翌日のボランティア活動中止との連絡を受けました。

 

金曜はファミリーコールもあり、浜田山駅からジョギング開始。

家まで8km位でしょうか、この日のピックは玉川上水沿いの百日紅。

午後は…本当は美術館巡りも辞退したいところながら半分惰性で三鷹。そこから立川まで行ったのは今度は興味があってのこと。

土曜最終、午前がダンベルなどのルーティン、午後が北の丸公園周辺を彷徨し1週間終了。

走行距離は26kmでありました。

 

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本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語 & 何が見える? (写真美術館)

2023-07-30 | 写真

今回の訪問の2展、後段は明らかにコレクション展ということでぐるっとパスで無料は明らか。

従い、恵比寿にお邪魔するのは前段の企画展、これは内容的に外せない⁉️

とまあ、ここまでが今回の訪問の切っ掛け。

ところがねえ、第3水曜日のシルバーデイ復活というHPのニュースを知り、復活前には資格のなかったtokyoboy 、突然にもう一つ強烈なインセンティブが加わりました。だってそれを知ったのは第3火曜日だったから💣

ということで、2枚目の写真はそれで無料となったチケットのご報告。

 

先ずはどう考えても凄い興味のこちらから紹介開始。

3枚目は会場フロアの壁に掲げられたパネルですが、フライヤー表紙と似ております。

 

ご存知のようにドアノーさんの代表的写真の1枚は当館ファサードのアプローチ部分にある3枚の巨大写真のうちの一つ。

いつの時かの企画展で、パリの街角で偶然に若いカップルのキスシーンを撮ったかに見えるそれは、ドアノーさんが雇った学生モデルだった、と知ったのですが…

まあ多少は演出も加えているのでしょうが、パリの街並みとそこに住む人々を描かせたら素晴らしい写真家であることは自明。

 

一方の本橋さんには注釈が必要かも。

1940年中野区生まれで、自由学園の出身なんですね。卒業後写真家を目指し、一貫して社会派として活動。

チェルノブイリ事故を扱った映画の監督をするなど常に市井の人たちに目線を送る作品が今回も展示されていました。

ドアノーさんとはパリでアポイントメントを得たそうですが、本橋さんのフライトが遅れ、ホテルに着いた時にはメッセージとサイン入りの写真集が残されていたそうです。

素敵な時間をロハで💦楽しませて頂きました。

 

さて、この日2つ目はコレクション展。

こちら収蔵の写真創造期以前に光の屈折と反射を利用した機器が使われていたことを中心とする展示。

 

 

こちらがフライヤー、2枚の絵をレンズを通して立体的に見える、というのが古今東西受けていたんだなあ、と知ります。

そして、ムービーというかアニメの原型もね🎯

そしてこちらは写真撮影が可能でしたので、幾つか見てきたものをアーカイブ:

 

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浜離宮恩賜庭園「ノウゼンカズラ、ノリウツギ」 ぐるっと2023Part2Vol11

2023-07-30 | ぐるっとパス2023

訪問日の前日、ボランティアの集まりがあって、東京の庭園で一年中花が楽しめるところは何処か?という話題になって、

これに先立つ1が月前にクルーズ船で日本に訪れた外国人客に同様の質問を受け、

こちら、と答えたのですが、そんなこんながあって、東京中から花が消えたようなつゆあけちょくぜん、たって猛暑日に敢えてのこちらに訪問✊️

 

こちらが流石に受付の方も呻吟しながら対応してくださいましたが、この日の私のピックは「ノウゼンカズラ」。

HPによると、復活してきてのこの日だったみたいです。

 

その他はこの「ノリウツギ」とか葉っぱが茂ってきたコスモス、というところだったでしょうか✌️

そんなこちらの入場料は300円。これが無料となって、それぐるっとパス効果は計8,900円となりました。

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パナソニック汐留ミュージアム「中川衛展」 ぐるっと2023Part2Vol10

2023-07-29 | ぐるっとパス2023

企画展が変わった直後、3連休後の火曜日。

それなら水曜定休のこちら、博物館直ぐに頭に浮かびます。

ということでの汐留、実は訪問前の事前準備というかお勉強していない…💦

 

今回の個展、展示によれば中川衛さんは金沢美術工芸大学卒業後パナソニックに入。

デザイン系の仕事についた後彫金の世界と出会い、故郷に帰りたい何かがあったみたいで離職、その後今のキャリアを積み上げてきた方。

でも、お宅は全部パナソニックの家電、その他で占められているそうです(というパネルを意識…)

 

この日、前述のように月曜祝日の火曜日、

会場内で数人の訪問客と一緒に作品の説明をしている方がいる…

普段ならうるせいなあ…なのですが、説明の言葉にこれは…

 

よく学芸員のフロア解説はありますが、何と作者ご本人。

その説明に次第に集まる人の輪。それに加わってしまった感じ✊️

上のパラグラフ、写真真ん中の作品の桜。

5弁の花びらを鏨の位置をどう決めるかが勝負…

との説明に思わずフム⁉️

 

こちらはコラボ作品と一目で分かる舘鼻さんのヒール無し👠靴?

など大変楽しんだ今回、入場料は1,200円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計8,600円となりました。

 

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トニー・ベネット、逝去の報に接して: サンフランシスコのカラオケクラブ「人生塾」

2023-07-29 | 昔行った場所

I left my heart in San Francisco…

7月21日、といっても現地時間なのか今思い起こしてその時点でニュースで聞いたのか朧げなのですが、この曲を歌ったトニー・ベネットさんが96歳で亡くなりました。

最晩年はアルツハイマー病に罹っていることを公表、表舞台には立っていませんでしたが、私のようなファンからは1994年に出したアルバムがグラミー賞最優秀アルバムを受賞、懐かしい顔が素晴らしい、と思ったり、その後もレディーガガなどとのコラボで爺さん元気だなあ、と思っていたのですが…

 

その報を聞いて、my fond memory の一つを思い出しました。

この「想い出のサンフランシスコ」、1953年作はビルボードでは最高19位だったそうですが、今やサンフランシスコ市の公式ソングにして超アイコンですよねえ🎯❤️✌️

ところで、ここに掲げた私の宝物。

サンフランシスコ、ジャパンタウンにあった(今でも、かどうかは不明)カラオケクラブ「人生塾」で2年暮らしたサンフランシスコから日本に戻る際プレゼントされた上述の曲の楽譜です💁‍♀️

Sanaeさんがオーナーだったとここに記しています。

帰国最後の夜にこちらに伺うとこの楽譜が用意されていて、必ずしも全てのお客に渡されることはない、と言われたのは美しい想い出かも…

一曲歌ってさようなら、は…素晴らしいですよね❤️👏😙

 

訃報を流したNHKの朝のニュースではこの曲を「霧のサンフランシスコ」と称していました⁉️

英文タイトルからしてあり得ない翻訳ですが、サンフランシスコ旧市民としては“霧”も同市のお約束ではあります。

でもねえ…

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画家と生活 龍子晩年の作品から (龍子記念館)

2023-07-28 | アート・文化

ふむ、今回のセレクションは良いなあ…

これが到着後大物の展示作品をスキャンしての感想。

でもね、実は初めてこちらでは拝見する作品多く、

それらが素晴らしかったから、ということも…

 

インドに取材旅行に行った際の孫悟空に対するオマージュ作品とかが既知。

他にはこのフライヤー表面フューチャーの奥入瀬とかはお馴染み。

この邸宅の書斎と仏間の仏像を作品化した冒頭展示など、ああ、とは思い、反面ちょっと手近なところで感はある。

晩年取材旅行は汽車より車だったそうですが、そんな様子が窺える作品が目立ちます。

最も最晩年、青龍社の展覧会に最後に出品した富士はやはり荒さが目立つのですが、

でも何より、楽しい時間を過ごさせていただきました。

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さいちゃん Vol24

2023-07-28 | 食・レシピ

この日の私はここの口😅

11時開店目指してトコトコ坂を下って店の前まで来ると…

スタッフさん、開店準備でおおあらわ💦

 

でも、この日の特別メニューとかは店頭に並び、どれを選ぶかチョイスは与えてくれます。

ということで…

いつもの定番メニュー、家人には「まかない丼」、私は写真の「釜揚げしらす丼」共に580円(外税)。

美味しゅうございました。

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SOGO美術館「第78回 春の院展」 ぐるっと2023Part2Vol9

2023-07-27 | ぐるっとパス2023


この季節に“春の”…?何回も見ているでしょうに、まさかの疑問。

なぜかと言えば3月の東京(確か日本橋高島屋、と思ってたら三越本店でした💧)展から日本を巡回してくるから、の様です。

このSOGO美術館ではちょっと前に再興院展が開催されていましたが、今回のそれは元々の名称が小品展ということもあって、正方形と縦長、2種類の定型(150x75センチと106X106センチ)以内のもの、という制限があるとのこと。

 

さて、今回は1週間ちょっとという短会期、土曜に伺ったのですが、ちょうど夏のバーゲンシーズンに横浜駅、そしてSOGOですからねえ、まあ人出が凄かった。

マスクも病院とか限定的に使用している状況と私は相成り、でもこの人混みにはちょっと辛かったかも…

写真撮影可なので、何時ものピッチングになる訳ですが…

 

先ずは上位入選者から。

外務大臣賞「サンサーラ」須田健文さん。奨励賞もですからまだ同人ではない方。

春季展賞、郁夫賞「想ー北端ー」斉藤博康さん。

春の足立美術館賞、奨励賞「窯の音」岩谷晃太さん。

 

さてここからは同人、奨励賞、その他入選者の作品が続き、私がピックしたのがこちら:

ラス前が宮北千織さん「夕映え」、そして井出康人さん「不二」、ディテールの裁きが圧巻。

続いて私の撮った中では同人の最後、村岡貴美男さん「此岸の果て」。

続いて奨励賞となり:

ここで私の推し、川崎麻央さん「ほろろ」がきました。

この作品のデッサンは藝大陳列館の「素描展」で拝見しています。

続きます:

ここから入選者:

この最後の小針あすかさん「またたき」、良いでしょ✌️

続きます:

ここから初入選者。展示最後にまた複数の入選を果たしている作家に戻るのですが、そこでサプライズ⁉️

それにしてもこの辺は2段重ねでの展示となり、撮影苦しいです💦

 

 

この日の訪問、上述のようにオヤ⁉️と思ったのが展示最終盤に宮下真理子さんの作品を見つけたこと✊️

私の“元祖”推し、「阿吽(間に“と”)」。

何時もの風景画と違うモチーフですが、青の差し色が何時ものように美しく素敵。

 

などなど、最後に嬉しいサプライズ含めた今回の入場料は800円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計7,400円となりました。

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Burger King 代々木上原店 Vol58

2023-07-27 | 食・レシピ

この日はボランティアの活動で12時過ぎには家を出なくてはいけなかったのですが、

その辺のコミュニケーションに難あり、急遽ランチ調達に向かったのはこちら。

 

この日のクーポンは「スパイシーワッパーセット」、250円引きで690円は有難い限り。

以前はピックアップでしたが、いまはモバイルと言った後番号をカウンターで告げて品物をいただきます。

この日は帰宅後20分程で外出というタイトなスケジュールになってしまい、只ですらスパイシーで汗だくでしたが、もうこれは仕方ない的地球温暖化でありました🥵

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