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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

森繁久彌×川島雄三 「青べか物語」

2019-07-02 10:34:04 | 日記
神保町シアターで上映された「青べか物語」です。
原作は山本周五郎。脚色は新藤兼人 主演森繁久彌 川島雄三監督作品という豪華メンバー。
昭和37年の作品です。

東京と千葉の境目 江戸川の河口。浦粕という場所が舞台。
そこにやってきたのが、森繁演じる文士。
周囲からは「先生」と呼ばれている。
土地の老人(東野英治郎)から青べか舟を売りつけられた先生。
釣りを楽しんだり のんびり暮らしている。

が、周囲は けたたましい。
洋品店の息子五郎(フランキー堺)は、念願叶って嫁(中村メイコ)を貰うが
すぐ逃げられ、天ぷら屋の勘六(桂小金治) 消防署長(加藤武)から、「不能」だと噂される始末。
一方、廃船になった船の中で、孤独を楽しみ生きていく老船長(左卜全)もいる。
一夜 船長のロマンチックな恋物語を聞く先生。
そんな先生にも 一大事が。
小料理屋で働く おせい(左幸子)が、惚れて 迫ってくるのだ。
先生 すげなくすると、店の客と狂言心中。
さすがに 先生 当地を離れる決断を•••
というお話。

森繁筆頭に 芸達者が大挙出演。
風俗喜劇として、面白い作品でした。