何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

くだらねー奴

2014年03月25日 21時35分34秒 | Weblog
ガキンチョキングの放送が今日終わった。最後の日に新曲披露出来ないまま終わるなんて、ええかげんな高橋忠史らしい終わり方だ。
マンションに戻って今日作った詩を何度も読み返してみた。スッキリしていなかったからだ。若い頃のように言葉がほとばしり出て、勢いで曲作りが出来るわけじゃない。沢山の経験と、どうでもいい知識が邪魔をして、分別のある言葉を選んで伝えようとする。言葉を選びすぎてギクシャクした文章になってしまうので、詩は何度も書き直す。
「一歩」、やっぱりギクシャクしている。
ここまで出来たからいいんじゃなくて、よし、これで完成だと言える作品じゃなければ納得できない。そして今までかかって詩を書き続けた。詩としては完成だ、メロディーがついたとき若干の変化はあるかもしれないが、納得だ。
詩のタイトルも変えました。「一歩」から「くだらねー奴」に。
発表します。



     くだらねー奴


会社勤めならそろそろ定年間近
  そんな歳になってもまだまだ俺はあがいてる
  どこまで行っても青臭いままのガキンチョで
  みんながあきらめちまった夢を追いかけながら
  いつまで経っても成長できない
  往生際の悪いやつなんだ

  * さー
    始めようぜ
    今がその時
    思い立ったが百年目
    歳をとっても関係ねー
    俺に言い訳似合わねー
    始めようぜ
    今がその時
    一歩前に踏み出せば
    きっと何かが見えてくる
    きっと何かが見えてくる 
  
     くだらねー奴だから登るんだ
     ゆっくりとゆっくりと
     落ちる汗を数えながら
     どんなに苦しくったって下らねー
     下らねーから登り続けるんだ
     一歩ずつ そう 一歩ずつ


  このごろ足はふらつき始めたし
  大切な指の感覚もぼけ始めて来た
  それでもまだまだやれることは沢山あるさ
  今まで出来たことが出来なくなっただけの事
  不細工に生きる事しか出来ない
  往生際の悪いやつなんだ

  *(繰り返し)

詩がやっとできた

2014年03月25日 12時22分39秒 | Weblog
ガキンチョキング最後の新曲に、のた打ち回って苦しんだ。
出発、間近、12時半にやっと完成。
詩が降りてき始めたのは、11時過ぎ、一時間半で完成した。あー、とにかく苦しかった。
ついに、番組での約束を果たせました。
誰も期待してないことかもしれないけど、本当に毎週苦しんだから、僕の嬉しさはひとしおです。
では、ガキンチョキングに行ってきます。



     一歩


会社勤めならそろそろ定年かと
  そんな歳になってもまだまだあがいてる
  どこまで行っても青臭いままのガキンチョで
  みんなあきらめちまった夢を追いかけ
  いつまで経っても成長できない
  往生際の悪いやつなんだ

  さー 始めようぜ
  今がその時
  思い立ったが百年目
  言い訳なんぞはにあわねー
  歳をとっても関係ねー
  一歩前に踏み出せば
  きっと何かが見えてくる  
  
   先の見えないのぼり坂
   ゆっくりとゆっくりと
   落ちる汗を数えながら
   一歩ずつ一歩ずつ

  このごろ足はふらつき始めたし
  大切な指の感覚がぼけてき始めた
  それでもまだまだ出来ることは沢山あるさ
  やれたことがやれなくなっただけの事
  不細工に生きる事しか出来ない
  往生際の悪いやつなんだ
    
  さー 始めようぜ
  今がその時
  思い立ったが百年目
  言い訳なんぞはにあわねー
  歳をとっても関係ねー
  一歩前に踏み出せば
  きっと何かが見えてくる

   先の見えないのぼり坂
   ゆっくりとゆっくりと
   落ちる汗を数えながら
   一歩ずつ一歩ずつ