*日経の三井物産の決算報道は奇妙な感じ、13/3期の決算数字のセグメント情報は委細を報道しているが、決算業績は減収、大幅減益である、営業利益よりも純利益が、536億円多い、投資リターンが営業利益よりも2割大きい、貿易収支は赤字だが、資本収支の黒字でカバーして、尚且つ余剰が多い、ということである、
*14/3期の売り上、営業利益の予測は不明(出来ない?)だが、純利益だけは、3700億円と予想している、営業損益よりも、投資損益の予測が正確に出来る、ということ?セグメントの投資利潤の一覧表を出してくれれば、ゴチャゴチャ説明は要らないわけだ、
*リアルビジネスにおける合理化を市場が要請している感じは否めない、中国市場での日本ポジションが難しくなっている、
*地域別損益も見たい、ところであるが、大筋の見通しは、見えない、ということでボクは満足だ、いわゆる資源部門の利益が可笑しくなれば、非資源部門がカバーしても限界がある、
株価の推移 1,408 前日比+34(+2.47%)
高値1463 3/12 安値1205 4/4
1株利益168.72 配当43 利回り3.05 配当性向25.4%
三井
13/3 前年比 14/3 前年比
売り上 100498億円 -4.1%
営業利益 2543 -26.9%
利益率 2.5%
純利益 3079億円 -29.1% 3700億円 20.2%
利益率 3.0%
三井物産、14/3期、利益20%増、非資源シフト奏功
*前期が大幅減益なのに当期が増益になる根拠が不明だ、まだどうなるか分からない、特に中国は、政治的激変の可能性がある、
*日経。2013/5/7
三井物産がここ数年、進めてきた収益構造の改革がようやく実を結びつつある。7日発表の2014年3月期予想は連結純利益が前期比20%増の3700億円。鉄鉱石などの価格下落で資源分野の利益の伸びが鈍る中、食糧などの利益貢献を見込む。こうした非資源分野の伸びが、今後の収益回復のカギを握りそうだ。
*食料も資源では?むしろ世界化の展開が軌道に乗って、それぞれの投資領域での収穫期に入っているとボクは見たい、増収の見込みが立たない、と言うことであれば商社ではなく、投資の金融利潤に依存するということ?
7日午後の東京株式市場では三井物株が一時、前日比81円(6%)高の1399円に上昇した。取引時間中に、今期の年間配当が前期比8円増の51円に増えるとの見通しを発表したほか、「非資源の伸びが着実に数字になって表れ始めた」(外資系証券)ことが評価につながった。
実際、前期決算でも同様の傾向はうかがえる。鉄鉱石など金属部門、LNGなどエネルギー部門を合計した、資源依存度は86%。資源が稼ぎ頭という構図は変わらないが、1年前より依存度は約8ポイント低下した。
今期は一段とその傾向が強まる。今期は資源の利益合計が2990億円と前期比約200億円増える見通しだが、円安効果を除けば実質減益。それに対し非資源の増益額は370億円強となり、全体を底上げする。資源依存度は78%と3年ぶりの水準に低下する。
なかでもけん引役は生活産業部門。部門利益が210億円と7割増を見込む。大豆などを生産するブラジル子会社のマルチグレインが、前期の干ばつによる収穫減などの反動もあり回復する。
石油化学品原料などの取引を中心とする化学品部門はトレーディング採算の改善で約4倍の190億円に拡大。海外の発電事業が好調な機械・インフラ部門も1割弱の増益を見込む。
今期は総額1兆円の投融資計画のうち約4割を非資源が占める。前期は4分の1程度にとどまっていた。「資源価格の急激な上昇は見込めない」(飯島社長)中で、非資源分野への重点投資が商社の投資戦略の主役にかわりつつある。