寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3438話) 出会いは奇跡

2023年01月15日 | 意見

 “学校に行けば友達と会えます。でも友達との触れ合い自体、決して当たり前のことでないことに最近気付きました。もし私が進学していなかったら、今通う高校とは別の学校に行っていたら、現在の学校の友達と出会うことはありませんでした。まして仲良くなるなんて絶対にありえなかったはずです。私の周りにいる全員と気が合うなんてありえません。共通の話題がある、その中の何人かと結果的に友達になれるだけです。そんなことを考えていたら友達になれたことはまさに奇跡であり、運命さえ感じるようになりました。
 私は友達の良いところを見つけ、さらに仲良くしていきたいです。”(12月21日付け中日新聞)

 愛知県稲沢市の高校生・上田さん(女・16)の投稿文です。「出会いは奇跡」、これは本当です。良いことに気づかれました。こう思うと友達がより大切になります。世の中凄く多くの人がいて、また多くの人と毎日会いながら、友達になれる人はわずかです。縁がなければ友達になれません。若い人はまだ多くの可能性がありますが、年老いてくるとその可能性はマスマス小さくなります。小さいどころか失うだけです。
 昨年ボクは二つのことを味わい、感じました。職場を同じ年に辞めた人、10人ばかりでグループを作り、年に数回飲み会をしていました。2年中止したこともあって、昨年、もう止め時と思って声を掛け、5人が集まりました。誰一人として解散と言いませんでした。もう15年以上毎年開催していた中学校の同窓会を、これももう最後と思って開催しました。ところが続けて欲しいという要望が出て、これも続けることになりました。友達と言うにはありそうで、できそうでなかなかないものです。できた友達は大切にしたいものです。


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