寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3635話) 親切いっぱい

2024年02月27日 | 出来事

 “元旦、1人で近くの神社へ初詣に行きました。参拝前にお清めをしようとしたら、電動車椅子の私は水に手が届きません。四苦八苦する私に中年男性が気付き、水をくんだひしゃくを手渡してくれました。私が手に水を振りかけた後のひしゃくは、男性が戻してくれました。
 参拝を終えて、おみくじを買い求めました。「健康良し」とあり、境内の木の枝に結び付けようとしたら強風で吹き飛ばされてしまいました。その様子を見た若い男性が走って追いかけて持ってきてくれました。
 そして帰宅途中に車椅子の前輪が段差に引っかかって立ち往生してしまいました。このときは中年男性が車椅子の前方を持ち上げて助けてくれました。
 親切な3人のおかげで、とてもありがたい気分に浸れた元旦でした。今年はいいことかありそうな予感がします。”(1月27日付け中日新聞)

 名古屋市の主婦・武田さん(67)の投稿文です。車椅子の人の感謝の投稿文、時折読みます。車椅子も、バリアフリー化が進んでかなり出やすくなったと思いますが、それでもいろいろな苦労があるでしょう。それだけにこうした手助けをもらうと感謝したくなられるのでしょう。そしてこうした文を読んだ人は、自分もそんな場に出合ったら、そうしようと心がけられるでしょう。ボクもいつもそん目で見ている一人です。
 発信することは重要なことです。でもいろいろな人の目に触れる文章です。中傷や心ない言葉が返ってくることもあるでしょう。ボクのこの「話・話」 など投稿文を活用させてもらっています。変な言い方ですが、これだけ文を書くボクでも、新聞の投稿には二の足を踏みます。皆さん、凄いと思います。先日ボクはミニコミ誌に投稿し、掲載されました。発行部数は8000部程度です。地域誌だけに、それなり読んでもらい、状況を知ってもらったと思います。ボクももっと勇気を出そうかな、と思っています。


1 コメント

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Unknown (ハナミズキ)
2024-03-16 12:30:34
人の親切は本当に嬉しいものです。
私は一人暮らしになってから13年間に、いろいろな人からの親切を受けながら生活してきました。 人様の親切は感謝しながら素直に受け止めています。

先日、友人と二人青春切符で半島巡りの旅をした時も、電車の乗り継ぎに待ち時間一時間あると、積極的に走り廻り旧所名所までたどり着きましたが、近道はありませんかと尋ねると、その土地の人たちは本当に親切に教えて下さり、予定より早くに目的地に着けました。親切のおかげでその土地が好きになりました。

そして、帰りの電車の中での事です。途中からワンマンかーになりました。
大学生らしき若者が降りる寸前に両替をしょうとしたら、五千円札は出来ませんよと運転士の冷たい言葉に、とっさに私達二人は財布の中を探しました。
一人の友が三千円あり、私は二千円がありました。
大学生にこれをどうぞと友が両替をしました。

運転士はその事を想定して予備のお金は持っていないのか
不信に思いました。それこそ運転士の親切だと思うのですが。

私は二十歳位の時にバスの中で、大学生と同じ経験をした事を思い出しました。
その時の様子を見ていた中年のおじさまがこれを使ってと両替をして下さいました。
見ず知らずのおじさまの親切にほんとうにありがたく、何度も頭を下げて降りました。
今やっとその時の恩返しができたと思うと心があたたかくなりました。
ほんとうに困っている時の親切は忘れがたいものです。

小さな親切大きなお世話とも言われますが、人それぞれの受け取り方です。

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