寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3652話) ごみ収集

2024年04月08日 | 出来事

 “わが家近くのごみステーションは集うカラスに荒らされることが増えたため、3年前、愛知県春日井市から黄色い網を支給してもらった。ごみを出したら網をかけるが、ごみ収集車が来て回収した後も網がそのまま乱雑に置かれていて、そこにごみを捨てる人が後を絶たなかった。こんな状態だと不衛生ゆえ、私は気づく範囲で、この網を奇麗に畳んでステーションわきに置いてきた。
 ここ1年ほどだろうか、網が時折ステーション内に畳んであった。ごみ収集車にたまに乗っているのを見かける年配の男性作業員の心遣いらしかった。こんな善意の配慮に触れ、皆で使うごみステーションを、私なりにこの先も快適に保たせるようにしていきたい。そんな思いを強めている。”(3月4日付け中日新聞)

 愛知県春日井市の主婦・中井さん(62)の投稿文です。ごみ集積箇所の網の話である。カラスなど鳥に荒らされる集積場所は多いであろう。多くは網など覆って被害を防いでいる。それでもキチンと網で覆わなくて、鳥に荒らされごみが散らかっている場所も多い。本当に見るに耐えない状況である。まずはこのマナーをしっかり守ってほしい。中井さんの言われるのは、ごみが収集された後の網の始末の話である。いい加減に置いてあるのか、キチンとたたまれているかである。中井さんは、その網をキチンとたたむことを始められ、後には収集車の人がたたんでいた、と言われる。良いことは伝わるのである。誰もが、気の付いたことを始めてみる。この行動が重要である。批判したり、ただ言うだけでなく、まずは行動である。その見本のような話である。