倉敷ホーリネスチャーチ

聖書のみ言葉、キリスト教のメッセージ、また旅情報など、テケテケが伝えしています(日本ホーリネス教団)。

【説教】「確かな土台の上に」 

2015年12月27日 | メッセージ
【聖書】マタイによる福音書7章24~29節 
24:それで、わたしのこれらの言葉を聞いて行うものを、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができよう。 25:雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけても、倒れることはない。岩を土台としているからである。

主の御名を賛美します。

 2015年が主により守られました事に感謝いたします。本日今年最後の主日礼拝となりました。
今年は山脇望師により、山上の説教からメッセージを頂いていますが、今回は主から最後の説教箇所となります。神様の言葉をどう聞き、どう行動するか。それで人生が決定いたします。
 今回のたとえは『家』です。どこにどう建てるのか、共通点と違う点を見てまいります。

(1)共通点
家を建てるという事。建てる場所は生活しやすい川のそば。洪水が起こる事もあり災害はどこに建てても同じ。

(2)違う点
倒れない家と倒れる家。岩の上に建てた家と砂の上に建てた家。

 今日の箇所をルカは地を深く掘って堅い地盤まで掘り土台を据えたと記しています。日本では横浜の高層マンションが傾く事件がありました。堅い岩盤まで杭が届かず、砂の上に大きなマンションを建てたから傾いたのです。何もしなくても傾き、もし少しでも揺れたなら倒れたかもしれません。中国でも土砂が流れた場所の住宅が砂地そのもの流され沈下し建物が倒壊しました。これらは『岩の上』に建てられず、『砂の上』の建てられたものでした。住宅の上物(住居スペースや室内飾りなど)はどうでも良いもので、どこに建てるのかが重要なのです。人から見えないからこそ大切なのです。

 主イエスは賢い人とそうでない人をこう話しておられます。賢い人とは、私の言葉を聞いて行う人の事。そうでない人は言葉を聞くが行わない人の事です。29節にありますように、主の言葉は権威ある人の言葉のようで、ちょっと参考にしてというレベルではないのです。人生の指標の言葉なのです。

 日本では原子力発電所の再稼働が圧力により可決されました。地方裁判所の裁判官を変えてまで通してしまった日本でした。これは正しい言葉を聞いて行った間逆な事で、人の言葉を聞かず、金の亡者のとりつかれた思いにより、勝手に民意を無視して行った愚かなものでした。
他にも活断層の上や近くに立つ原子力発電所が多くあります。福島の放射能バラまきを何の教訓にもしなかった日本、世界から見たら金の亡者にしか見られない事でしょうね。

 金や名誉など、減ったり無くなったりする砂の上にあなたは大切な住まいを建てますか?
 それとも、地震が起こっても全く倒れる事のない場所に住まいをおきますか?
 今も後も変わらない、確かな土台である主の上にあなたの住まいを建てる人は幸いです。

残す2015年、また迎えます2016年があなたにとって主と共に歩む年となりますように。


テケテケ

【説教】「大きな喜び」  ※クリスマス・ファミリー礼拝

2015年12月20日 | メッセージ
【聖書】ルカによる福音書2章8~20節 ※クリスマス・ファミリー礼拝
10:御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。 11:きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。

主の御名を賛美します。

 クリスマスおめでとうございます!
今年度で隠退される山脇先生ご夫妻にとって、現役牧師最後のクリスマス礼拝となりました。今まで数十年間の牧会、本当にありがとうございました。
皇帝アウグストから人口調査の命が出され、そのためヨセフとマリヤもベツレヘムへと上って行きました。しかし途中、月が満ちてしまいました。宿を探してもいっぱいで泊まる部屋さえありません。マリヤは動物小屋で男の子を産みました。こうして主イエスキリストは最も低いみじめな場所で産まれてきたのです。
 その時、主の栄光が羊飼いをめぐり照らしました。真っ暗だった夜が朝のように輝いたのです。羊飼いたちはそれを見て驚きおののきました。そして御使いは「すべての民に」「大きな喜びを」「与える」と。
まさに今日与えられました。明日でも来年でもなく、今日、今与えられたのでした。大きな喜びと恵みは誰に与えられたのでしょうか? 全ての人にです。しかし神を無視したり、自分が神と錯覚している人、また金や地位や名誉などを神としていない人に与えられたのでした。受け取らない事は、もったいない事です。あなたのために素晴らしい事が起こり与えられるチャンスが今日あるのです。「ありがとうございます」と信じて受け取る事が出来る人は幸いです。

 羊飼いたちは急いで御使いが言われた場所へ行きました。後でゆっくり行ったのではなく、瞬時行動に移し、見て伝えたのです。この素晴らしいプレゼントを自分たちだけにする事をせず、見聞きした事を多くの人々に伝えたのでした。

 主イエスキリストは、あなたのためにお生まれになりました。罪だらけのあなたのために、その罪を全て主が身代わりとなり、十字架にかかられ、それによりあなたは全く罪のない真っ白な人として生まれ変えられました。罪とは人に危害を与えるとか、盗むとかそういった事ではありません。罪とは人をうらやましく思ったり、行動はしないにしても、相手の不幸を一瞬思ってしまう事、それが罪そのものです。それを綺麗にリセットしてくださったのです。
もし神を神として今見る事がなく、金や名誉の亡者になり下がっている人がいるなら、心を開き本当の主なる神に自らのその邪悪な思いを丸投げできますように。
主イエスキリストは、あなたを裁くために産まれたのではなく、信じる者が一人も滅びの道を歩む事がないために来られたのです。このクリスマスに、自らを省み本当の神を信じる事ができますように。
12月24日の夜、世界中のキリスト教会でキャンドルサービスがなされます。主の御生誕を一緒にお祝いしてみませんか? 教会はあなたを待っています。


今週も主により、素晴らしい日々をお過ごしください。

テケテケ

【説教】「失われたものを尋ね出す主イエス」 2015/12/13 アドベント第三節

2015年12月13日 | メッセージ
【聖書】ルカによる福音書19章1~10節
10:人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである」。

主の御名を賛美します。

 アドベントの第三節を迎えました。山脇正子師によります「主イエスに出会って頂いた人々」シリーズ、今回が39回目となり、今回登場する人はザアカイです。ザアカイはいつ、どんな形で主が出会わられたのでしょうか。この箇所から以下3つの視点で見てまいります。

(1)主イエスとの出会いをさえぎられるザアカイ
エルサレムに向かう途中でエリコを通られる主イエス一行です。エリコは裕福な街でシュロの街とも言われています。ここで登場するザアカイですが、ローマ帝国の手下で、人々から多額の税を取り上げる取税人の頭でした。金持ちでしたが、人々から蔑まれる人間でした。ザアカイとはヘブル語でザカリヤ(正しい人)と言う意味です。今のザアカイとは間逆ですが、両親はそうなって欲しいと思いつけた名前だったのでしょう。背が低かったザアカイは、主イエスを見る事が出来ません。人々にさえぎられていたからです。そこでザアカイはいちじく桑の木に登り、主イエスを待っていました。そこへ主イエス一行が通られました。

(2)主イエスに出会って頂くザアカイ
木に登ったザアカイは主イエスを見るために待ちました。そこへ主イエスが通られ見上げ、主イエスからザアカイに声をかけました。「ザアカイよ、急いで下りてきなさい。」 ザアカイの名を呼び、今日あなたの家に泊まる事にしているから、と伝えました。ザアカイは飛び上がるほど喜び、主イエス一行を迎えました。

(3)主イエスのザアカイと家族の救いの宣言
ザアカイは自分の取り立ての事、財産の事を話し、貧民に財産の半分を施し、また税を取りすぎた者には4倍にして返す事を宣言しました。物欲、金欲から愛の世界へザアカイは変えられたのでした。

 救いは勉強したり、ただ礼拝に行くだけでは訪れません。救いはこの日、この時、この一瞬に突然やってきます。あれこれ自分の足らない頭で考える事から、主イエスに丸投げした瞬間、口で救い主を告白する事ができ、救いがやってくるのです。
 今年の漢字の発表があり『不安』の安の字のようでした。正規社員の募集は減る一方、また平安を不安にさせる戦争法案の違憲通過、テロなど本当に『不安』だらけの現在です。だからこそその思いを主と向き合い、丸投げできるなら幸いです。
 次週はクリスマス礼拝です。一度もキリスト教会へ行った事がない人もぜひ今年は、本当のクリスマスを味わってみられてはいかがでしょうか?

今週も主により、素晴らしい日々をお過ごしください。

テケテケ

【説教】「神は愛です」 2015/12/06 アドベント第二節

2015年12月08日 | メッセージ
【聖書】ヨハネによる福音書3章16~17節
16:神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。

主の御名を賛美します。

 アドベント第二節を迎えました。皆様はアドベントをどのようにお過ごしされていますか?

主イエスの誕生がどれほど重要であったのかは、世界共通の西暦を見るとよく解ります。主の誕生前はBC(before Christ)、誕生後にAD(anno Domini)へとキリストの誕生から何年経過しているのかを示しています。来年はキリスト誕生から2016年を迎えます。

 今回の聖書箇所、ヨハネ3-16は神の愛がどれほど大きいかを明確に記した箇所です。神とあなたとの関係を見てまいります。
この御言葉は神を信じる者が一人も滅びる事がないよう、御子イエスキリストをこの世に与えられた事が明確に記されています。滅びる人はいないのでしょうか? 答えはイエスです。ただし神を信じる者全てが救われ、信じない者はその中に入る事は出来ません。全ての者にこの福音が与えられています。それは主イエスの誕生の時から始まっています。
主は動物小屋で生まれ、えさを入れる桶に寝かされました。その出来事を神は全ての民に知らせるため、当時低い身分とされていた羊飼いに知らされました。また遠く異邦の博士たちにも知らされました。そこには国民、国語、民族を越えた全ての人にこの喜びを知らされたのでした。

 ある宗教を指導されている方から教会へキリスト教を信じない理由のメールが最近また来たようです。端的に記しますと、本当に神の子であり、世を救うために生まれたのであれば、本当の神なら、豪華な豪邸で誕生させられたであろう。馬小屋などで誕生させられるはずがない。からだそうです。
頑なな思いが崩れる事無く、自分の考えを貫かれた結果でした。そんな指導者の事もほったおかれるような神ではなく、全ての人平等に愛を注がれているのです。

 キリスト教は今もなお世界三大宗教と言われ、地球に住む人々の約4割の方が信じておられます。しかしこの日本で本当の神を信じている人がどの位いるかあなたはご存じでしょうか? それは1割でしょうか? それとも0.5割? いえ日本は何と0.08割の人すなわち1000人に約8名程度の方しか、本当の神を信じ受け入れていないのです。こんな国は全世界を見てもありません。
国民皆中流であった数十年前から国内経済は大きく変わり、国民皆下流になりつつあります。物質的にも虐げられ、精神もそれに伴い下向きになってしまいがちの今だからこそ、本当の神に触れて頂けるなら幸いがそこにあると思います。
今年のクリスマスこそ、神をあがめご一緒に賛美してみませんか? 教会はあなたを待っています。

今週も主により、素晴らしい日々をお過ごしください。

テケテケ