泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

髙宮梢さんのダンスが素敵だった

2021-02-13 22:27:46 | 丹下一の泡盛日記
昨夜は、帰宅後台本に向き合ったのだけど、
アートな時間の後だけに、もっと消化が必要で、
だらだらと飲み続けながら、初稿に殴り書きのメモがたくさん。
こういう一人きりは本当に危険。
最後の方は仕方がなくて、ひたすらレディー・ガガの映像を見続けていた。
以前から好きだったのだけど、2011年の紅白歌合戦に映像で出演した歌にノックアウトされて。
辛い時は彼女の歌/こえを聴く。
そして、だらだらと朝寝。
起き出してからもガガの歌声に励まされないと動けないのだった。

蕎麦は肝臓にいいらしい。
子どもの頃から蕎麦ばっかり食べていたもんな。
そして再び台本に向き合う。
実は、短いバージョンの台本はとっくに仕上がっていて。
それを長くしようと四苦八苦。
午後は、銀座・K's ギャラリーへ。
ヒグマ春夫さんの映像コラボ、髙宮梢さんのダンス。
に立ち会う。
これが本当に素敵だった。
最初に登場して立った瞬間「お、やるな」と上から目線で嬉しくなって。
動き出した時から、体感が共有できるような気持ちになった。
抑制され、伸びきることができない身体。
片腕を押さえ込んで、その「抑圧」から始める動き。
そのモチーフの中で自分自身を掘り続ける姿勢。
ヒグマさんも即座に自分の映像を止めて「例の」赤外線の生映像で即興対応。
そして、20分を過ぎると「次」の地平が求められる。
彼女の動きにもその欲求が現れると、さすがヒグマさん、
映像がスイッチしていく。
この作業がもう少し続いて、冷静な彼女の内側の「熱」があらわになるのを見たかったのだけど、
さすがにその前に終了するのだった。
この価値観・センスはわかるけど、その意味で、もっと先を見たかったなあ。
終演後、ヒグマさんはもちろん、髙宮さんともお話する機会があり。
ああ、こんな夜はK忠じゃん! と思いを新たにしたのだった。

コメント
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