カエデらしくないカエデの一つ、ヒトツバカエデです。オオカメノキに極似していますからうっかりすると見過ごしてしまいます。混在しているとそれと気づかないこともしばしば。オオカメノキよりはかなり大木になるはずですが、同程度の低木の個体しか見つかりませんから個体の大小でも差異がありません。。両種の見極めは葉の先端でできますが、質感など実によく似ています。とにかく、葉の先端が鋭くとがっていればヒトツバカエデ、丸みをもって尖らなければオオカメノキと覚えています。
紛らわしいカエデの2種が並んで生育していましたので比較のために撮影。左がウリハダカエデ、右がテツカエデです。一般にテツカエデの方が高海抜にウリハダカエデは低海抜地域に自生していますが500m~800mほどは両種が混在するように思えます。