森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

夏のキノコ 5 イヌセンボンタケ ①

2009年07月31日 | 自然観察日記
「イヌ」という言葉は生物種を言う場合あまりいいイメージを与えません。このキノコも「イヌ」が付いています。少なくとも食用価値はありませんから「イヌ」が付いたのかなぁと思いますが、なかなか面白いキノコですよ。「千本」タケですからその量の迫力も捨てがたいもの。おとぎの世界にまぎれた感じと表現した方がおられましたが、全く同感です。

夏のキノコ 2 オオフクロタケ

2009年07月29日 | きのこ・菌類
 これも点々と顔を出してきました。色が黒っぽいので目立ちにくいのですが、大型のキノコが数本出ているとさすがに気づきます。茎が白いからこれでも目に付きます。茎が大きな袋を持っているのが特徴です。これは食用だそうです。

夏のキノコ  アイタケ

2009年07月29日 | きのこ・菌類
 気が付けばいろいろなキノコが出てきました。夏のキノコのオンパレード!食べる食べれないの視点で見ないで、色や形でひょうきんな森の住人という意識で観察すると、一味違った世界に入れると思うのですが・・・。やっぱし質問は「これ食べれる?」でした。
 アイタケ。もっと緑がかったのが多いのですがこの個体は黒っぽいですね。美しいキノコで私の好きなキノコの一つです。食用だそうですが食べたことはありません。

ナツハゼの実

2009年07月28日 | 自然観察日記
 これを集めてジャムにするといった知人がいます。「食べたい」と申し出たのですがまだ実現していません。この実を集めるにはなかなか大変とは思いますが、一度は味わってみたい代物ですね。越後の里山には今沢山実がついたナツハゼが自生しています。その気になれば案外簡単に集められるのかもしれません。お呼びがかかることを待っています。

コナラとスギのせめぎ合い

2009年07月27日 | 自然観察日記
スギの大木がコナラを巻き込んでいる姿です。まだコナラの幹を完全に巻き込んではいませんが、長い年月のせめぎ合いでスギの方が優勢な様子。両種の成長速度は大差がない気がしますので、今後の推移がどうなるのか。興味津々というところ。でも長い観察が必要ですね。

ヌマトラノオ 1

2009年07月25日 | 自然観察日記
 湿地ではヌマトラノオも咲いています。里山の夏の代表種オカトラノオはそろそろお仕舞いですが、それと対比されるヌマトラノオ。花穂は細く真っ直ぐ上に立って垂れ下がることはありませんからオカトラノオと簡単に区別できます。もっとも、名前のとおり湿地に生えていますから乾いたところが好きなオカトラノオとは生息場所で識別できますね。

真夏の紅葉(アカメイタヤ)

2009年07月24日 | 自然観察日記
遠くに赤く色づく高木を見つけ観察。この時期ですから枯葉か思いましたが、どうやらアカメイタヤの新芽のようです。春の芽だしならともかく真夏に赤く紅葉するというは珍しい現象です。特殊な個体なのでしょうか。これからも継続観察です。生物は同じ種でも個性があって興味が尽きません。「種の多様性」という言葉が使われますが、「種」だけでなく「個の多様性」などということが注目されてもいいと思います。

ニガクサ

2009年07月24日 | 自然観察日記
 結構綺麗な花で観賞価値もあると思いますが話題にならない花です。名前はなぜか「苦草」。食べたことはないですが苦くはないそうです。林の中に群生しているところもあってそれなりにいい感じなのですが、雨降り後の様子は重さに絶えかねての倒伏気味なのが残念なところ。近くで咲き出したヤマユリも頭を垂れて折れそうなのが気になります。(シソ科)

この花は何でしょう? 1

2009年07月23日 | 自然観察日記
 身近にあっても気づかないものの一つでしょうか。鉢物などで赤い実を楽しむのに使われるヤブコウジの花です。実を楽しむのは冬、でも花は今頃咲くのです。あちこちに林の中の林床に群生しています。小さいながらも均整の取れたいい花です。

白いスズメ

2009年07月22日 | 自然観察日記
 一部白化したスズメです。最初、何鳥が飛んでいるのかいぶかりました。いろいろな動物の白化(アルビノ)ガ知られていますが、スズメで見たのは始めての経験です。なかなかカメラの範囲に来てくれないので撮影するのにてこずりました。望遠にしてようやくスズメと確認できる絵を撮ることができました。いまではスズメが減少しているんだそうですね。原因が何か分かりませんがスズメが見られない日が来るのでしょうか。このスズメ、今は公園の木々の間を他のスズメと群れをなして生活しているようです。