森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

スイセン

2011年01月31日 | 自然観察日記
原種は世界各地に20~30種くらいはあるのでしょうか。これはその一種だそうでバルボコディウム属。スイセンもこんな形があるのか・・・!日本ズイセンを見慣れている私にとっては結構新鮮ですね。日本ズイセンなら私の庭にも雑草のように生えていますが結実したのを見たことがありません。園芸種なのでしょう。ところが、このスイセンは結実するそうです。どんな種子ができるのか興味あるところです。
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ヤンバルガンピ 花

2011年01月30日 | 自然観察日記
早春の一つの主役がジンチョウゲ。あの香りはそれだけで春の喜びを与えてくれます。しかし、このガンピはジンチョウゲの仲間ですからちょっと期待したのですがどうもそれらしい香りはしません。ガンピを県内で見たことがありませんからおそらく自生はないと思いますが、これも和紙の主要な原料になっているはずで地域によっては結構栽培されているかもしれません。これはヤンバルガンピという札が付いていました。
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ヤンバルガンピ 実

2011年01月30日 | 自然観察日記
このガンピは実を鑑賞するもののようで赤い実がとてもきれいです。ジンチョウゲの仲間は香りやミツマタのような花、ガンピのように実とそれぞれ主張するものが違います。なかなか個性があって面白いですね。
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ビワ

2011年01月29日 | 自然観察日記
暮れにはほとんど積雪がなかったのに気が付けば沢山の雪に囲まれた生活になってしまいました。昔々静岡で見た冬景色、多くの家々の庭には普通にビワの花が咲いていてオレンジ色のみかんの樹の風景と共に、あまりにも越後の風景と違うのに驚愕したものでした。私にとってビワの花はそんな記憶を呼び覚ませてくれる花なのです。そういうこともあってか幾度となく庭で実生を育てては見るものの駄目なのです。降雪と寒さのせいでしょうか、死ぬことはないのですが大きく成長できません。県内でももう少し積雪が少ない海岸通には上手く結実までいっているものもありますので、温暖化が進めば長岡でも普通に楽しめる果樹になるのでしょうか。
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カネノナルキ 花

2011年01月28日 | 自然観察日記
普通に見かけるカネノナルキ。でもその花をまじまじと見るとこれまた新しいことが分かります。長く伸びだしている5本のものは雄しべ、ころっと太っちょなものが雌しべ。5個あります。花の割には子房がかなり太っているんですね。その雌しべと花弁の隙間に蜜が結構沢山分泌しています。路地に置けば多くの昆虫を引き寄せそうです。
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ヒポエステス

2011年01月27日 | 自然観察日記
斑入りの観葉植物。名前は知りませんでしたが寄せ植えによく使われています。その葉の斑入りの様子が面白くてしみじみと観察。
そして、その赤く発色している色素のありようを想像してみました。この赤い色素は斑の部分(葉緑体がない細胞)に多く、葉緑体のある細胞にもある。そうすると発色している色素はいわゆる有色体ではなくて細胞液中にあるアジサイなどのアントシアニンなどではないでしょうか。しかし、分布が不均一か葉緑体が崩壊する過程で減少してしまうのか、結果的に葉緑体を持つ細胞には少ない・・・。左側の葉は老いた葉ですが葉緑体が無くなってしまったと思われるもの。しかし、まだアントシアニンは存在するために斑の部分(もともと葉緑体がなかった細胞)にはしっかりと色が残っている・・・。
二種類の色素系を使って発色している植物ということになります。さて実態はどうなっているのでしょうか。
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常緑性 アジサイ

2011年01月26日 | 自然観察日記
亜熱帯や熱帯に常緑性のアジサイがあるようで、最近いろいろと移入されています。これもその一つ、種名は不明です(常緑アジサイとありました)。葉はアジサイの仲間と認識できるのですが、実の形がアジサイっぽくありません。一見フユヅタの実に似ています。世界中にはいろいろなものが存在するということを学びました。狭い日本だけではその全体像は把握できないということで、植物界の奥の深さにまた一つ感心しました。
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ツルスミレ

2011年01月26日 | 自然観察日記
南半球のスミレなのでしょうか、パンダスミレともタスマニアスミレとも言っているようです。花の形状はツボスミレに似ていますね。カバープランつとして人気がありそうで栽培している人が結構多いのだそうです。もっともツボスミレの習性に近ければ適湿地で爆発的に増殖できるのではないでしょうか。ガーデニングには在来のものを利用したほうが野外に逃げ出す可能性のある外来種を利用するより安全なのですが・・・。知らず知らすのうちに生態系の撹乱に手を貸しているケースが多い多いということを理解する必要があります。
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ヒメネムノキ

2011年01月25日 | 自然観察日記
マメ科の花も独特なものがあります。クサネムなどの典型的な蝶形花に対してネムノキなどの花弁が発達しないおしべが目立つ集合花。「ネム」という名が付いているのですが、花からは同じ仲間とは信じがたい面がありますね。でも実を見ると両方とも「豆」で同じ仲間ということが納得できます。葉の就眠運動にも興味があります。この2つの花の様子の違い、そのきっかけは何なのでしょうね。同じ「科」でありながらなぜ外見上かなり異なる形態に進化してきたのか?その理由付けをしていくのも楽しいものです。当分解答は得られそうにありませんが・・・。
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ヒイラギナンテン

2011年01月24日 | 自然観察日記
大陸原産のもので最近移入されたというより結構古くに日本に入ってきたようです。花期は早春となってはいるものの何年か前、正月のドンド焼きの頃雪がかぶった開花株を見たことがあって驚いたことがあります。庭植えでした。鉢での株をよく見かけるもので、黄色の花が玄関にあるとなんとなく元気になりますね。そういう意識が働いているのか入り口に飾られている場合が多いようです。

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ミヤマフユイチゴ 実

2011年01月23日 | 自然観察日記
暖地系のほふく性のキイチゴで、名前のように冬場に赤く果実が熟します。新潟にもあるということになっていますが観察したことがなく詳細はわかりません(新津近辺にも記録があります)。これは園芸店で鉢植えになっていたものですが、冬場の彩りに需要があるようで鉢物として売られていました。
私は野生では近似種のフユイチゴを見ています。常緑の低木で幾分実のつぶつぶが小さい気がします。植物同好じねんじょ会の調査では、海岸に近い場所を探すと出てきますが、弥彦・新津近辺から新発田近辺に集中しているということが分かっています。ミヤマフユイチゴもほとんどこれと重なって分布しているようです。「ミヤマ」とついても深山性ではなさそうで、名前で判断できませんね。
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シロダモ ①

2011年01月22日 | 自然観察日記
暖地系の樹種なのですが県内の海岸近くの丘陵にはごく普通にあるクスノキ科の亜高木です。よく見かける割には赤く色づく樹が少ないような気がします。雌雄異株で雌株、それもしっかりとした高木が少ないからなのでしょうか。たまたま新津に向かう道路わきになかなか素敵な樹がありました。多分山取りされて庭木にしたのでしょうか、古い農家の境木のような感じです。
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シロダモ ②

2011年01月22日 | 自然観察日記
葉の裏が白く葉脈が3本目立つ特徴的なものですから西山丘陵などの散策をしたときには探してください。比較的内陸と思われがちの新津辺りも、かつては地名から海岸に近かったことが想像されます。実際、シロダモなど暖地系の植物が多数見られる興味深い場所なのです。植物の分布から過去の環境が分かるのも楽しいことですね。赤い実がとてもまぶしく見えます。
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クチナシ 実

2011年01月21日 | 自然観察日記
学生の頃静岡の古いお寺に隣接した藪の中に自生のクチナシを見て感激したものでした。新潟では庭植えも時に見かけますが多くは鉢での栽培。我が家にもいただき物の八重種があります。料理や花鉢として比較的身近な存在なのですが山野に自然に生えている姿は越後の人は想像しにくいものです。一重の花で結構匂いがいいのですが、八重の鉢植えはほ匂いが弱い感じがします。八重は実が出来ませんから、実を見るとなぜか嬉しくなってしまいます。この株は実がくっきりとした色分けする個体です。こんな個体もあるのですね。
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ユーホルビア

2011年01月20日 | 自然観察日記
トウダイグサ科の植物の花は難しい。どれが花弁でがくなのやら特定しにくいものが多いものです。ユーホルビアと名札がついたものが良く見られますが、これは「白雪」という和名を持つもの。もちろんこの種の白い花弁様のものは「ほう葉」に当たるもので花弁ではありません。ポインセチアの赤い葉の部分に相当します。画像がぼやけていて細部が分からないのが残念ですが、中央の黄色の部分が花の本体でしょう。トウダイグサ科(ユーホルビアは主要なグループ)の植物はとにかく風変わりな構造をした花なので理解するのに一苦労します。
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