鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

富士市技能者表彰

2020年11月17日 | 議会活動

令和2年11月17日(火)

 

 富士市技能者表彰式が行われ、来賓として出席させていただきました。新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な行事が中止される中で、1日に行われた市長表彰に続く、感染症対策に十分配慮した式典でした。

(受賞者の皆さんとご家族)

 

(表彰式の様子)

 

(記念撮影)

 

 富士市では、本市の発展に寄与された様々な業種の技能者を表彰する制度があります。今回表彰者の職種は、製菓衛生師、寝具職、建具職、美容師、建築大工、鳶工、理容師、造園工、外壁工、溶接工、電気工事士などで、市民生活に欠かせない身近な存在でその専門的な技能は私たちの豊かな生活を支えてくれています。また、ものづくりの町としては、彼らの持つ特殊な技能が産業を支え、時には表にこそ出てきませんが先端技術を実現するために欠かせない高度な技能を持っている方も多く存在します。

 

 表彰には二種類あり、技能功労者と優秀技能者があります。技能功労者は市内に在住しかつ市内で仕事をされている方で、同一職種に30年以上従事している60歳以上、極めて優れた技能を有し、他の技能者の模範と認められ、引き続きその職種に従事し指導的な立場にある者とされています。

 優秀技能者は、技能功労者に準じて同一職種に20年以上従事していて40歳以上50歳未満という条件が異なります。その他は同じ条件です。

 

 受賞者の中には私が日頃からお世話になっている方も何人かいて、それぞれの道を究め、この表彰規定には私自身が納得するところです。よく職人の世界は気むずかしい人が多いと言われますが、私の知っている場面は職場意外であることが多く、とても人当たりの良い素晴らしい方ばかりです。しかし、いったん仕事になると妥協は許さない、職人気質のところはあるように思いますしその厳しさは後輩達に技能を継承する上で必要なことかもしれません。

 

 どの世界も同じですが、特に職人の世界は技能を次世代に継承することが重要で、先輩から受けたものを後輩へ繋ぐことでさらに磨きがかかり、業界全体の向上に貢献できます。特にものづくりの世界では、ICTやAIの導入により安定した高度なものづくりが可能となっていますが、創造の分野ではまだまだ人の力にはかなわないのではないでしょうか。それが、新たな分野を開拓する基盤であり、彼らの存在は大きいと言えます。

 

 表彰式には、ご家族が同伴され、晴れの舞台の喜びを共有されていました。表彰者にとって彼らが一心に技能に磨きをかけることができたのもご家族の支えがあってこその賜と思います。

 

 今後も引き続き、それぞれの分野をさらに極めていただき、本市発展のためにご尽力いただけるよう心から期待します。

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