令和6年5月14日(火)
日曜日、市内にある地域で、高齢者のための憩いの場を提供する「いきいきサロン」の開所式があり、来賓として出席させていただきました。
私は過去において、数カ所の「いきいきサロン」の立ち上げに関わった経験もあり、そのことも踏まえて、今回の開所の意義について考える機会となりました。
(いきいきサロン開所式の様子)
「いきいきサロン」とは、高齢化が進み、ひとり暮らしや高齢者世帯、あるいは家族と同居していても昼間ひとりきりになり、家に閉じこもりがちな人等が増えています。お年寄りや障害者の方々を中心に、その受け皿としてボランティアとともに、「お茶とおしゃべり」といった楽しく、気軽に、無理なく続けられる内容で楽しい時間を過ごすところです
活動主体は、サロン開設ボランティアとしてどなたでも立ち上げることができます。今回お声がけいただいたサロンは、町内で運営していきます。また、設置場所は町内にある公会堂で、月1回程度の開催を計画しているようです。
設置について富士市社会福祉協議会から、運営支援や運営費補助などもあり、現在市内には「いきいきサロン」が148箇所に設置されています。
主催者からは、「町内では、少子高齢化が進み、高齢者の一人または二人世帯が年々増えている。また、家族と同居の高齢者も昼間は一人で過ごす時間が増えている。このような状況の中で、介護サービスだけに頼るのでなく、地域のつながりを大切にしたいとの思いから、高齢者の居場所づくり、高齢者の交流を目的に、町内の住民どうしがふれあい、ともに支え合う活動としてこの施設を開所した。」と紹介がありました。
私はあいさつの中で、この設置の趣旨に賛同し、「いつまでも健康で元気に過ごせる健康寿命を延ばすためには、三つの要素が大切と言われており、『食』、『運動』、『社会参加』がある。今回立ち上げたいきいきサロンは、これに合致した目的で運営されていくもので、普段の食生活を見直す機会になる栄養士等からの講話や、身体に負担のない運動を紹介してくれるインストラクター、そして何よりも顔見知りの住民同士が集まることでの交流などによる社会参加が全て盛り込まれ、これからも元気に楽しく過ごせる機会になることを期待します。」と申し上げました。
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