鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

県知事選挙始まる

2021年06月03日 | 議会活動
令和3年6月3日(木)

 いよいよ、今日から県知事選挙が始まります。6月20日の投票日を目指して各陣営の舌戦が繰り広げられます。現知事12年間の評価に対し、対する候補は「対話と連携」を強調して新たな静岡県づくりを求め、挑戦が始まりました。

 現知事が誕生したのは12年前で、私が県議会初当選の2年前でした。10年間の県政運営は、まさに挑戦者が言う「対話と連携」が実感できないもので、私が最初に登壇した6月議会では、富士山静岡空港の課題が大きくクローズアップされており、地方空港立ち上げに尽力いただいた国内大手の航空会社の撤退に伴う補償要求であったように記憶しています。

 以来、県政の重要課題では彼の主張、言動は相手との議論ではなく、全くかみ合わない、対話の感じられない、相手の話を聞こうとしない印象を強く感じ、時には発する言葉の端端に私たちの常識では考えられないものがあり、物議を醸してきたことは事実です。

 このやりとりを見てきた立場から、リーダーとはどうあるべきか、大きな権限を持つ立場に立つ人はどうあるべきか、私のそれまでの人生経験に中でも希な存在となり、良きにつけ悪しきにつけ、政治家としてのあり方を学ばせていただきました。

 県政運営は、二元代表であり議会が負うべき責任は理解しているつもりです。県政の課題について何か問題があればその責任の一端は議会にもあります。しかし、議会は執行権を持たず、知事の持つ大きな執行権が誤らないようにチェックし、支援したり是正を求めるなどでその責任を果たしてきました。

 その場は議場であったり、知事室に直接出向くなどで対応してきました。私が会派の役員になったこの1年間では、国のトップに対して不適切な言葉を発したことやコロナ禍における不適切な帰省などで是正を求めたり抗議することがありましたが、その場での反省は述べても、同じ過ちを繰り返すなど、リーダーとしての資質には疑問を感じてきました。

 政策論争をより高める選挙を一有権者として期待しますが、その論戦に表れないリーダーの資質について、有権者はどのように受け止めるのか、それも選択の判断材料としていただけることを期待します。
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