鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

まちづくり組織の節目

2018年05月30日 | 議会活動

平成30年5月30日(水)

 

 今日は富士市を代表する二つの組織の総会が開催され、来賓として招かれました。午前には「富士市環境衛生自治推進協会」が、夜には「富士市生涯学習推進会」がそれぞれ開催され、市内各地の地区代表が集まり、長年に渡る地域役員としての功績に対する表彰や、決算/予算や事業報告/計画などの審議が行われました。

 

 富士市環境衛生自治推進協会の総会は今年で56回目を迎え、当初はハエや蚊などの防除から始まり、現在ではゴミの分別収集への協力など市民生活環境の衛生面での関わりが主な役割の組織です。最近の世相を反映してか、増加する外国人生活者のゴミ出しルールの不徹底や相変わらず無くならない不法投棄問題などが話題となりました。また、ちょうど今日から1週間が「不法投棄監視ウィーク」ということもあり、市内で取り組んでいる地域住民組織のパトロールや不法投棄の撤去活動なども紹介されました。

 市民協力なしでは解決できない課題ばかりですが、不法投棄をさせないことやゴミの分別を分かりやすく伝えることで未然に解決できる問題でもあり、行政はもちろんですが地域住民同士で理解を促進し、問題を発生させない地域づくりが必要です。そのためのコミュニケーションが十分に図られることが重要で、この組織だけでなく、地域内の他の住民活動をより活性化し、普段の住民同士の絆を高めることが必要です。

 

 富士市生涯学習推進会は、昭和43年頃から活動が始まり、当初は青少年の健全育成と補導などを担い「社会教育」と呼ばれていましたが、その後は現在の「生涯学習推進会」に改名し、社会教育全体の活動に広がりました。

 私の地元では、地域の夏祭や文化祭を担う成人教育部や、青少年の健全育成を担う青少年育成部、体育祭を通じて地域住民の健康増進などを担う体育保健部、交通安全教育などに関わる安全教育部などがあり、地域の広範囲な課題に対応してきた組織です。

 しかし、市民活動は多様化し、中には同じような活動を推進する組織も誕生してきました。これらとの共存と組織の整理は地域の活性化につながるものであり、市は新たに「まちづくり協議会」を立ち上げ、地区ごとの市民団体の見直しを進めています。

 生涯学習推進会は地域の活性化に欠かせない組織で、世の中の求めに応じて活躍してきました。今後もその機能は維持していくべきと考えますが、地域発展のためには柔軟な取り組みも必要かもしれません。

 今、その過渡期にさしかかっています。地域の中で発展的な組織改革が進むよう、望むところです。

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