鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

市長選に向けて態勢づくりが進む

2017年11月17日 | 議会活動

平成29年11月17日(金)

 

 本市では、12月24日投票の市長選挙が控えています。現時点では、2名の候補予定者(前回と同じ顔ぶれ)の戦いが予想され、それぞれの陣営は事務所開きを行うなど、臨戦態勢に入りました。

 

 2名の候補予定者は同じ政党に籍を置き、市議を5期務めた1期目の現役市長と、県政に精通し県議会議長経験者という政治経験の豊富な立場どうしが、地域課題対策や将来ビジョンをどう描くのか、どのように論戦を交わすのかが今から楽しみです。

 

 ところで、選挙の度に気になるのが投票率です。身近な、しかもリーダーを決める選挙ですから、他の選挙に比べ投票率が上がることが期待されます。前回の市長選挙では、投票率が39.59%でしたが、新人同士の戦いでこの結果には納得できないものがありました。投票率が大幅な過半数割れとなると、当選した市長も市民から信任を得たのか、行政運営でここぞとばかりに踏ん張らねばならない時に、不安が頭をよぎることがあるかもしれません。

 6月に執行された本県の知事選挙でも投票率が46.44%と半数に届かず、以前、現知事が「有権者の信任を得るためには過半数を」とおっしゃっていましたが、現実は厳しいものとなりました。

 

 投票率が悪いのは、候補者の魅力や訴えかけに問題があると言われます。私も県議選の候補者だったことを考えると、その指摘には謙虚に応じなければならないと感じています。しかし、本当に候補者だけの問題と言い切って良いのでしょうか。候補者は、自らの持てる力を振り絞って真剣に政策を考え、訴えています。一方で、その内容や行動が有権者に受け入れていただけるかは別問題です。同調できるのであれば、一票を投じ、そうでなければ別の候補者か、白紙の投票によりどの候補も自分の考えと一致しない、つまり、投票行動をすることで自らの意思表示をすべきと考えます。投票しないと、有権者の意思が伝わりません。

 

 4年ごとに実施される選挙ですが、今の本市を取り巻く社会情勢はこれまでと比べ、大変厳しい状況と言わざるを得ません。今回の市長選では、来年1月から4年間の市政運営を担うことになり、人口減少や人口流出といった全国ほとんどの自治体が抱える共通課題を克服するため、地方間の競争が激しくなるなか、様々な地域課題にスピード感を持って取り組み、成果を出すことができるリーダーが選ばれるべきです。

 

 本市には、先人達が築き上げてきた有形、無形の財産があります。潜在的に蓄えられた力もまだ多く眠っていることと思います。それをどう活かしていくのか、候補者達には明快に語って欲しいと思います。

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