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【朴大統領、会談を拒否!】日本に首脳会談実施を申し入れる韓国①

2013-11-27 00:04:49 | アジア

 韓国朴槿恵大統領が日韓首脳会談の実施を拒んでいます。今年1月の大統領就任以来、かれこれ1年近くになるというのに・・・。距離的に近く、経済・文化などの面でこれだけ交流のある隣国の首脳と会おうとしないのは異常だと思います。もちろん日韓両国の間には韓国による竹島の不当占拠という重大な問題があることは事実。だからといって朴氏のかたくなな態度は一国の元首として狭量すぎるのではないか、と感じざるを得ません。

 一方の安倍総理ですが、いつでも日韓首脳会談を行う用意があるとの姿勢を明確にしています。至極当然のこととはいえ、個人的には、拒絶一辺倒の韓国の頑固さに比べると、安倍さんは度量が広いな~とすら思ってしまうほどです。

 まあわが国としては、現在の政府の対応、つまり首脳会議はいつでもOKですよ、というサインを韓国に送りつつ、朴大統領サイドが申し入れしてくるまで会談の実現にこれ以上の積極的な働きかけは行わない、というスタンスが適当と考えます。その理由は次の2つです。一つ目は、日本としては現状、上記の竹島問題を除けば、韓国に対して特段のリクエスト等がないこと。そして2つ目は、遅かれ早かれ韓国のほうから日本に首脳会議の開催を提案してくる可能性が高いこと。いうまでもなくそれは「お金」の必要から・・・。

 以前もこちらの記事に書いたとおり、韓国経済の最大の弱点は「借金です。このあたりの現状を最近の報道等で簡単に確認しておくと・・・

 韓国が公表したデータ(今年6月末)によると、韓国の短期対外債務(1196億ドル)およびその外貨準備に対する比率(36.6%)はいずれも2006年以来の水準にまで下がっています。これだけをみると韓国の資金繰りは表面上は問題はなさそうに思えます。

 しかし、韓国の借金不安の本丸である個人債務のほうは史上最高額にまで膨れ上がり火の車といった感じ。制度変更前の住宅ローン融資の増加が大きな要因で、年内に1000兆ウォン(約100兆円)の大台を超える見込みだそうです。日本とは逆に、財政収支をキレイにみせて、もっとも脆弱な経済主体である家計に巨額の借金を背負わせているあたり、韓国らしいな、と思っています。

 これに加え、韓国では不動産公社とか電力・ガスといった公営企業の債務膨張にも懸念が出てきています。昨年末時点で前年比8.7%増の393兆ウォン(39.3兆円)と、同時点の国家負債額の445兆ウォンに近いレベルにまで増えてきました。韓国政府が公共料金を政策的に低く抑えてきたことが結果としてこれらの企業の借金増加につながったとのこと。

 ということで、韓国では個人の借金も公営企業の負債も貸し倒れの危機がますます高まっている状況です。もし債務不履行の連鎖が起これば、韓国の金融システムはたちまち機能不全を起こし、政府は公的資金の投入を余儀なくされるでしょう。これは韓国の財政負担を急増させます。しかしそんな事態に韓国が耐えられるわけはありません。あっという間にマーケットでの韓国の信認は急落、キャピタルフライトが起こり、ウォンが暴落して通貨危機に・・・といった、20世紀末の悪夢の再現が予想されます

続く


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