読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

[「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」

2018年02月01日 | 日記
町田そのこ(新潮社)

 短編集だがこれが登場人物をとおしてつながっている構成。ユニークなつくりだ。
 すべて『哀しい』お話だと思う。でも止められないで最後まで読んだら「どんでん返し」が待っている。ここまで行かなければ読んだことにはならないかも。

 内容紹介は
『世界が変わるほどの恋、すべてが反転する秘密。大胆な仕掛けに満ちた、選考委員激賞のデビュー作! とれた差し歯が思い起こさせるのは、一生に一度の恋。もう共には生きられない、あの人のこと――。選考委員の三浦しをん、辻村深月両氏が共に大絶賛! 第15回「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作をはじめ、どんな場所でも必死に泳いでいこうとする5匹の魚たちを、とびきり鮮やかな仕掛けで描いたデビュー作』
 次は「読書メータ」からの引用(ネタバレがちょっとある)
『『夜空に泳ぐ・・・』そういう意味なのね。5話の短編が別ストーリーだが登場人物等で連作化されている。①『カメルーンの青い魚』サキ子が施設育ちのりゅうちゃんと出会い啓太が生まれる話。②『夜空に泳ぐ・・・』母サキ子と暮らす啓太がバイトで晴子に出会い、晴子が一人生きてゆく決意する。③『波間に浮かぶイエロー』海辺の軽食ブルーリボン、芙美と沙世の元に妊娠した環が転がり込んでくる。④『溺れるスイミー』菓子工場で働く唯子は、父と同様、放浪癖があり、運転手宇崎と出会う。⑤『海になる』4回出産失敗で夫から暴力を受け続ける桜子 』

・・・設定が独特だけど、それが人物に性格を形つくっており、これ以外は難しいでしょうね。
 面白かった。最後まで読まなきゃ・・・頑張って!
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