半世紀を共に過ごせし庭の木のアクラ伐採ごめんねごめん
芽吹くなとさいの目に傷入れられし白き切り株見れば哀しも
庭にあるクロガネモチの木は50年ほどになりますが、私が剪定してきました。でも、だんだん出来なくなってきたのでこの際、業者の方に伐採してもらいました。決心していたものの、小さくばらばらに切り倒された木を見ると、共に過ごした半世紀が思い出されてごめんなさいと何度も心の中で謝りました。再び芽吹くことのないようにと、さいの目が入れられた白い切り株を見ていると哀しくなりました。ちなみにクロガネモチは縁起のいい木で庭木によく利用され、岡山の市木でもあります。岡山ではアクラの異名を持っていて、「あっ蔵が立った!」という意味だそうです。