名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS3-2 急戦向い飛車(19)

2024-03-15 | 基本定跡の研究

安用寺先生の角道オープン向かい飛車 (33角戦法) の対策は、33角成同桂に96歩です。

これは単なる打診ではなく、94歩ならば65角45桂48銀55角97香

香を取られないならば、はっきり先手良しになります。評価値は+261

なので後手は端を受けることができずに、

42銀68玉62玉ですが、安用寺先生説は78銀72玉79玉

72銀77桂21飛58金右25桂

「25桂ポン」に対応できるでしょうか。25同飛24歩に26飛25歩36飛

変った手順です。45角には75歩

36角同歩64歩55角(33桂ねらい)52金左66角打

これにて先手十分とされています。評価値は+308なので先手有利です。

戻って

ここで45角しか書かれていないのですが、AIによると26歩55角25飛

11角成27歩成16飛28歩

13飛成29歩成16竜26飛同竜同と48銀

この図の評価値は+115、先手ペースですが、この終盤は互角と見るべきでしょう。

なお先手は最初の25桂を取らないのもあって、評価値は同じくらい、先手ペースです。

戻って

後手が穴熊に組む変化も本に書いてあります。(でも評価値は下がります。) 手順は飛ばしますが

先手は右銀を下のほうから引き付けて

これくらいの組上がりです。ここで56角を打てば評価値は+266の先手良しですが、36歩73銀引38飛

25桂35歩27角

39飛31飛37桂

先手十分だとされていますが、評価値でみると+148、先手ペースというくらい。36角成25桂同馬34歩同飛同飛同馬と進んで

先手ペースではありますが、まだ難しい終盤の入り口です。

コメント
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