名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS3-2 急戦向い飛車(7)

2024-03-03 | 基本定跡の研究

阪田流向い飛車の続きです。

後手は52金の代わりに52玉としておくのもあったはず。今の定跡本では確認できませんが。78玉24歩同歩同金56角

33銀83角成25金46歩26歩47馬54角

同じ手順を踏んでみます。27歩同歩成同銀26歩18銀35金38金

18角成同香19銀

36歩28銀成35歩28成銀34歩

34同銀38馬27歩成31角

飛が縦に逃げると42銀が詰めろです。32飛が最善で、42金同飛同角成同玉22飛

32角はもったいないし、32金は21飛成です。なので31玉27飛成32金

この図の評価値は+337の先手有利です。金損で竜馬を作っているのですが、この先は37桂23歩33歩22金45桂

23歩を打つと後手が歩切れになるのが問題で、53桂成を受けて38竜の銀取りを受ける味が悪いということのようです。

戻って

37桂に44歩と受けると、35歩同銀22歩26歩21歩成42玉 (21同玉は33歩同金25桂の筋で寄せられる) 29竜

後手の駒得は消えて先手有利です。

先手の変化として

77銀35金25歩というのもあるようです。

25同金66銀35金55銀

1歩で1手稼いで、銀を進出します。後手は二択で、27角成は同銀同歩成48飛

28歩36歩26金45歩

29歩成44歩同歩65馬37と31角

この図の評価値は+997の先手優勢。後手玉に手が付くと速いです。

戻って

27歩成のほうは、23歩同飛54銀28と32角

54歩23角成28と同馬と進んで

評価値は+313の先手有利。二枚替えだけど後手玉が安全ではありません。22歩から駒を取られるのも痛いです。

ということで昨日やった52金も、今日調べた52玉もうまくいきません。

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