sachiclinic's blog

すこやかな毎日を迎える日のために

インフルエンザは「風邪」

2016-11-21 18:26:22 | 日記
さちです。
インフルエンザは「風邪」です。
風邪は、ゆっくりと滋養と休養をとっていれば治ります。

ニュースの記事をご紹介します。

インフルエンザ治療薬のタミフルが月内にも1歳未満の乳児に保険で使えるようになる。厚生労働省の検討会議で了承され、24日から保険適 用となる見通しだ。1歳未満は、安全性と有効性が確立していないとして対象外となっていた。
子どもがインフルエンザにかかると、脳症などの重い合併症を起こす恐れがある。また、欧米では1歳未満の乳児へのタミフルの使用が認められていることから日本感染症学会など関連3学会が対象の拡大を要望していた。
10~19歳の子どもへの使用は、薬の添付文書で、服用後に飛び降りなどの異常行動が報告されているとして警告されており、原則、使用が見合わされている。


タミフルは内服した幼児が呼吸停止で死亡したり、中学生が内服後にマンションから飛び降りて亡くなったり、またタミフル内服後に道路に飛び出して事故死したりしてきた抗ウイルス薬です。
亡くなったお子さんたちのご両親は「被害者の会」を作り、悲劇を繰り返さないように訴えておられます。

タミフルの内服後に、呼吸抑制や錯乱状態がおきるのは、血液脳関門をタミフルがすりぬけて、脳に影響をあたえるためと考えられています。
特に、乳児期はタミフルの影響が大きいはずです。
今後、インフルエンザと診断され、タミフルを服用し、呼吸不全の乳児がふえるのではないでしょうか?
そして、それらの乳児の死亡原因は「インフルエンザ脳症」になるのではないでしょうか?

インフルエンザは風邪です。
水分をしっかり補給して、安静にしていれば、やがて過ぎ去っていきます。
インフルエンザでは、元気な赤ちゃんがなくなることはありません。
世界中で使用されるタミフルの7-8割は、日本の患者さんに投与されています。
世界では、インフルエンザになっても、タミフルを投与されることは、ほとんどないのでしょう。

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虫刺さされに、ステロイドをぬっていたら

2016-11-21 18:16:14 | 毎日の診療
さちです。
患者さんが良くなられて、経過をご連絡いただきました。
ご紹介します。
虫刺さされに、ステロイドをぬっていたら、どんどん湿疹がひろがり、ステロイドは効くのですが、背中一面痒みが続くようになってしまわれました。

ステロイドは本当に、不思議な経過をたどります。

では、ご紹介します。

高校時代にハチに刺されたことがキッカケとなり、発疹に悩まされていました。

ステロイドの入った薬を使っていましたが改善は見られず、徐々にステロイド量の多いものでないと効果も出なくなっていました。

また同時に発疹の範囲も広くなり、薬の使用量も増え、体への影響、医療費についても考えるようになりました。

同じよな症状で苦しんでいる人はいないのだろうかと思いネットで調べたところ、ステロイドの中止が必用なことを知り、さち皮膚科にたどり着いたわけです。

予測はしていたものの、初診時にはかゆみどめ、入浴の禁止、お酒は控えるなどのステロイド中止に関する注意事項が書かれた紙だけだったこともあり、正直不安でなりませんでした。

ただそれを守り1ヶ月、早くも効果が出てきました。
常に膿んでいたところに瘡蓋ができるようになったのです。
確かに剥がれればまた元の姿に戻りますが、できては剥がれを繰り返すうちに範囲も小さくなり、皮膚の色も本来の皮膚の色に戻ってきました。

場所によって季節の変わり目等で再発するもののほとんどの箇所は完治し、快適な生活を送っています。
本当に諦めなくてよかったです。
これからも完全完治を目指しがんばります。


不安な気持ちにさせてしまい、申し訳なかったですね。
患者さんの不安な気持ちは、患者さん同士でのミーティングが一番よい解決法のようです。
土曜日夕方の、「かぐや姫」さんの集まりなどに次回はお誘いしてみたいと思います。


 1:背中に湿疹を繰り返し、ステロイド外用をしてました。ステロイドを塗っても治らない。

 2:ステロイドを中止すると、再悪化!

 3:風呂たちで徐々に改善。その後、症状は皆きえました。

 4:治りにくかった手も湿疹がきえました。

 5:ずーっと続いていた湿疹の時です。



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