sachiclinic's blog

すこやかな毎日を迎える日のために

サロンド・アトのご報告 7月23日

2022-07-24 10:37:08 | サロンド・アト
<今日の一言>
アトピーのお子さんをもつ親御さんへ
「見守ってください」

今日のサロンドアトは10人の参加がありました。
最近感じるのは、成人されているお子さんと一緒に
親御さんが来られること。
何とか子どものアトピーを治してあげたいという、
気持ちはとてもよくわかります。

早く子どもを治してあげたいと色々アドバイスをしたいところですが、
親が良かれと思い、あれこれ口出しすることが、
逆にストレスとなり、悪化してしまうことも。

子どもは脱ステ脱保湿をしようと自分自身できめたなら、
良くなる道を自分でわかってくるのではないでしょうか?
親も子離れ、子も親離れ。

子どもを信じて口出しするのをやめて、
少し距離をとりながら見守ってあげましょう。
黙って、栄養のある食事に気をつけてあげるくらいが
ちょうどいいかもしれません。

(まゆみ、ゆり、マユミンの3人娘より。)
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アトピー広場のご報告 7月9日

2022-07-11 11:40:21 | サロンド・アト

今回のテーマは、
「脱ステ20年後の現在(治療編)」

アトピーフリーコムの5人の方が体験談を
お話してくださいました。

<木島さん>
◎アトピーの症状と経緯
・幼少期から高校時代 : 少し肌が荒れる程度
・大学2年以降 : 徐々にアトピーの症状が出始めて
  この時からステロイド外用剤を使用するようになる
・大学院時代 : ステロイドを毎日塗り、薬を手放すことができない状態
・社会人1年目 : 脱ステロイドを決行
  リバウンド症状に苦しみ半年間の休職
・社会人2年目 : 様々な代替療法を試みる
  漢方、針治療、整体、食事療法など
・現 在 : とあるきっかけで、アトピー症状が急激に改善

◎アトピー症状が改善したきっかけ①
以前は<引き算思考>
・厳しい食事制限
・かいてはいけない
・睡眠はしっかり取らないといけない など
それを ⇩
<足し算思考>に変えた
・積極的に栄養を取る → 特にタンパク質は大事
・かきたいときはしょうがない → ストレス軽減
・寝れないときは開き直る → ストレス軽減

◎アトピー症状が改善したきっかけ②
【栄養療法】と【腸内環境】を整えたことが
  大きく症状改善に寄与したと考えます

【栄養療法】
・EAA(必須アミノ酸)、亜鉛、ビタミンA、マルチビタミン
  ※プロテインは最初はかゆみが出るときがあったので、
  EAA から「タンパク質」を摂取するようにしました

【腸内環境を整える】
・発酵食品を積極 的に摂るようにした
  納豆、味噌汁など

◎まとめ
・ステロイドを使わなくても、アトピーは改善します
・薬から解放されたため、あとは改善していくだけ
  といった点で、気持ちが楽になりました
・アトピーが改善したポイントは
  【栄養療法】と【腸内環境を整える】
  の2点が大きかったと思います
・1人でアトピーの症状を抱えていくのは
  メンタル的に辛いので、できるだけ仲間を
  作っていくと精神的にかなり楽になります
・最後に薬を使わなくても、少し時間はかかりますが
  アトピーは良くなっていきますので、
  気長にやっていく姿勢で取り組むといいと思います


<植木さん>
◎ 治療歴 (就職まで)
・子供の頃からアトピー
・しばらくは皮膚科に行って、専用のケースに入ったステロイドを
  塗ったり塗らなかったり
・中学軟式野球部でたくさん走らされていたときは、
  何も塗らなかった
・高校2年から定期的に皮膚科に通って、
  毎日ステロイドを塗るようになる
・就職活動前にステロイドが効かないと感じ
  就職活動中の2004年(21歳ごろ)から脱ステロイド
  一番きつかったのは脱ステロイドをした2~3ヶ月
  そこからは一進一退。我慢も大事

◎ 治療歴 (就職後)
・2006年9月に職場復帰
  脱ステロイドを基本としながら、
  藤澤皮膚科や整体に行くなど治療を模索
・2009年8月 (悪化していた時)
  お盆休みに北海道豊富温泉に一週間滞在
・初日の夜、ホテル豊富の宴会場で一人夕食
  よほどメンタルが弱っていたのか、カニがうますぎて泣く!
  という挙動不審ぶりを発揮
  次の日からお風呂で人に話しかけるようにして気分よく過ごす
・2009年10月システム会社を 会社都合 退職
・2011年4月から現在  病院の事務員
            アトピーフリーコムのスタッフ
・忙しかったり、乾燥の季節に悪化しがちだが、何とかやっています

◎ 私の治療方針
・ いろいろあってまだ治っていない私ですが
① 脱ステロイド (気が楽)
② (脱保湿)症状が辛くないときは塗らないです
③ つらいことはできるだけしない
  (アトピーだけでも充分頑張ってる!と思う)
④ 季節の変わり目に悪化しても落ち込まない
  (まあいいや)
⑤ 食べ過ぎない( タンパク質多めで)
⑥ 楽しめる範囲で( 走る、泳ぐ)

・自分の場合、 治療が長くかかっていますが
  脱ステロイドや脱保湿をした結果、楽になると思います。
・アトピーフリーコム(患者会)はわたしにとって、
  今は居心地のよい場所です。
  治っても、治っていなくても居続けている場所です。


<粟田さん>
 ◎ アトピー治療から得たこと
・小学生の頃より、アトピーとアレルギー性鼻炎
・32年前に脱ステ。 草津温泉旅館の仲居のアルバイトを1年間
・48度の時間湯と泉質が体に合う
・ステロイドの使用は控える
・アトピー、ステロイドの影響か、白内障、緑内障、網膜剥離裂孔で
  左目を20回以上手術。 メンタルが強くなる
・ひどいアトピーではないが、アトピー体質は変わらない

・自分の健康状態を知る。 何が悪いの?何がよかったの?
・あふれる健康情報から自分に合いそうなものを探し、アレンジする
・健康オタクになった
・弱者に優しく。外見にはこだわらない。内面で勝負!

◎心の面
・人生を楽しむ
・くよくよしない
・自己のブランディング

◎食の面
・炭水化物/脂質/タンパク質のバランス
・発酵食品
・腸の活動

◎体の面
・毎日できること
(ウォーキング、筋トレ、ストレッチ、ヨガ)
・好きなスポーツ


<有田さん>
・1歳頃、顔に症状が出てフルコートを使用
  記憶なし。すぐ治まったと聞く
・小学校3年くらいから、季節の変わり目ごとに症状が出て
  大学病院などでステロイドを処方される。薬を塗っては抑える
・中学生の時に落ち着いていたが、高一の卓球部夏合宿で悪化。
  皮膚科通いが始まる
・16歳から21歳頃までの5年
  特に集中してステロイド軟膏を使用。内服使用歴なし

 ◎ 患者会 アトピーフリーコム
・ 2004年(平成16年)「ステロイド外用剤で副作用はない」
  という日本皮膚科学会ガイドライン作成委員の教授の発言に
  異議を唱えるために 署名活動を開始
・ 会報誌「アトピーフリーコム」を発行 
  2022年7月号は、第49号
・ 講演会、交流会の企画・運営。 最近はzoomお茶会など
・ 脱ステ・脱保湿治療を一人で乗り切るのは困難
・ アトピーフリーとは、アトピーが寛解すること以外に
  アトピーを気にせずに社会生活を送られること


<相川さん>
・幼少期からアトピーで、ステロイドを使用
・20代後半 藤澤先生に出会い、脱ステ
  2~3年ぐらいで回復してきた
  5年後には普通の生活
・20年間ときどきトラブルが起きるが重症化はなし
・50代で五十肩になり寝ても覚めても痛い
  整形外科でブロック注射を打つ
  肩は一週間くらいで改善
  顔中が真っ赤になった
  これは二回目の脱ステ反応だと藤澤先生に言われる
  この出来事でメンタルが落ちた
  脱ブロと脱保湿を実行
  豊富温泉で 一か月湯治をして改善
・強いものが体内に入ってくると、反応することを知った
・皮膚科以外の病院で薬を処方されるときは、信頼の出来る医師に
  相談することをお勧めします

お一人お一人が、アトピー症状・脱ステを通してご自分の人生に
向き合ってこられたことがわかるお話ばかりでした。
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サロンド・アトのご報告 7月9日

2022-07-10 14:06:55 | サロンド・アト

<今日の一言>
「身体を動かしましょう」

患者さん:夜、眠れません。
わたし:どうして眠れないのですか?
患者さん:かゆくて眠れないので、
起きてごそごそしています。
そのうち、朝になります。
そして、昼に眠くなるので昼寝をします。
わたし:どのくらい昼寝をされますか?
患者さん:2時間くらい寝ます。
わたし:何か運動はされていますか?
患者さん:していません。

かゆくて眠れないのは、本当につらいです。
寝なければと思えば思うほど、
よけいかゆくなり、眠れません。
なので、眠れないときは、切り替えることは
大切だと思います。

でも、かゆくても疲れていれば眠れるかもしれません。
そう考えると、昼間は活動すること。
運動するのが理想的ですが、
運動は難しくても体を動かすようにしましょう。
掃除をする。歩く。何でもいいので
今よりは、何か身体を動かす活動をしてみましょう。
そして昼寝は30分まで。
眠りこまないように、座って眠る。
タイマーをかけて、時間になったら必ず起きる。

夜に眠れない方へ。
まずは、身体がかゆくても
眠たくなる昼間の過ごし方を工夫してみませんか?
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