sachiclinic's blog

すこやかな毎日を迎える日のために

第10回アトピー性皮膚炎に対しステロイドを使わない治療を考える会

2008-02-28 12:32:31 | サロンド・アト
かぐや姫です 明日で2月も終わります。1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言われますが、本当に時間が過ぎるのは早いですね。

去る2月24日、大阪で行われた第10回アトピー性皮膚炎に対しステロイドを使わない治療を考える会に参加しました。昨年に続き2回目の参加です。皮膚科医をはじめ、内科医、精神科医、小児科医や患者やその家族などが参加されていました。講演会と情報交換会が行われました。

今回の講演は、淀川キリスト教病院附属クリニック所長 玉置昭治先生による「アトピーは治るー脱ステロイド療法の検討」です。3月に出版される「二人三脚で治すアトピー」清風堂書店に書かれている内容を詳しくお話してくださいました。今回は最初の部分だけですが、私自身の脱ステ期間を(現在も含めて)はっきりと思い出せるほど、共感できる内容でした。

★アトピー性皮膚炎の原因=ストレス、人間関係、しても仕方のない心配(不安)
      アレルギーは避けることができる
      体質なら変えようがない
      環境変化なら個人の力では限界がある
      世の中には原因がわかっても、どうしようもないことが多い。
      原因を知ることより、対策・対応が大事。
      原因がわからなくてもアトピーは治る。

★ステロイドをどうみるか=
      ステロイドが一部のアトピー性皮膚炎を遷延した可能性はある。
      アトピー性皮膚炎の増加の原因はステロイドだけではない。
      ステロイドを使って治療する割合が一番多い。

★ステロイドの問題点=
      何にでもステロイドを使う
      皮膚科に行くと、症状・診断が違っても出てくるのは同じくすると揶揄される。

★アトピー性皮膚炎とステロイドの問題=
      ステロイドを塗るだけで何もしない。医者任せ、薬任せ。
      アトピー性皮膚炎は、働きすぎにブレーキをかけている。
      ステロイドを塗って無理を繰り返していると、ステロイドの効きが悪くなる。

★なぜ脱ステロイド療法でアトピー性皮膚炎は治るか=
      ステロイドの副作用は治る
      元々のアトピーは生活習慣・食生活の改善・適度な運動で治る
      ゴールは何も塗らない、見えない

  ◎規則正しい生活=食事・睡眠・仕事・入浴
  ◎精神的安静=ストレスを避ける社会的工夫
  ◎運動=有酸素運動から筋トレへ(体全体を健康にする)
  ◎湿疹に気を取られず、普通の生活を普通に行う

★失敗しやすい患者の性格=こだわり型(他が見えなくなる)
                  短期型(我慢ならない)
                  ぐうたら型(規則的な生活ができない)
                  不安型(自信がない)
                  感情型(論理判断が感情に負ける)
                  期限のある人

★アトピー性皮膚炎が悪化した時の性格=
  言いたいことが言えない、All or Nothing、すべき思考が強い、上手なうそがつけない(正直すぎ・働きすぎ)、わがまま、独りよがり、内弁慶、完璧主義、徹底的、100%が好き、間違った情報や怖い情報に振り回される

★治るためには=
      ◎早寝早起き、バランス良く食べて、言いたいことがいえるようになる
      ◎ストレスをばねにして、生きがい・充実感が得られたら良い
      ◎人は一人では生きられない
      ◎しても仕方のない心配は無用
      ◎自分のために使える時間を作る

続きは次回です。
   
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造顔マッサージ

2008-02-21 10:28:00 | サロンド・アト
かぐや姫です 昨日から昼の暖かさや日差しが春を感じさせるようになっています。2月も残り1週間。そろそろ寒さの峠は越したのでしょうか・・・

昨年の9月末のブログで少しコメントした造顔マッサージのお話です。実は、あのブログを書いてからすぐに講談社から出ている「田中宥久子の造顔マッサージ -10年前の顔になるー」を購入しました。

にもかかわらず、脱ステしてからは顔のマッサージは皮膚を刺激しすぎて、逆に良くないと言われていたのでなかなか実行できずにいました。ところが先日テレビに田中さんが出演されて、中高年男性の顔をマッサージされ、見事にたるみやくすみがすっきりした映像を見て、「私、この本を買ってあるのだった!!」と思い出したのです。

早速、本を見ながら試してみました。もちろん10年前の顔になりたいのが一番なのですが、私は冬になると、一昨年から顔の血行が悪いせいかまぶたが赤くなって痒くなったり、目の下にくまが出来て黒っぽくなったり・・・と見苦しい顔になっているのです それが少しでも改善できれば・・・・という思いでメイク前と就寝前の朝晩2回実践しています。

結果、目の周りの違和感が随分緩和されてきました。その上、乾燥しがちな顔の肌のしっとり感が出てきていい感じなのです

この造顔マッサージは、骨格に沿って筋肉を強化していくマッサージです。額から首筋まで顔のすべての部分をマッサージしますが、均等に圧力を強くかけることにより脂肪の塊に無理なく圧力をかけて散らすことができ、余分な脂肪を含む老廃物をリンパに流していく方法です。

その結果、たるみ、シワ、毛穴を改善させるだけでなく圧力をかけるマッサージ効果で、毛穴の奥に溜まっていた汚れが押し出される。だから肌のくすみも消えていく。メイク前に行えば、ハリ・明るさ・透明感が倍増する。

目=まぶたのむくみが消え、目元がすっきりすることで目じりも上がってくる。
   くまが軽減し、目元周りのくすみが消える。

頬=頬骨下に溜まっていた脂肪の塊をマッサージで散らすことで、埋もれていた頬骨が現れる。
   頬の位置が高く映り、顔の重心も上がる。

横幅=頬骨下、小鼻横の余分な脂肪がなくなり、フェースラインが引き締まる。
     しかも血行が促進され肌の明るさ・透明感もアップ。

ほうれい線=年齢を問わず、誰にでもある表情ジワのレベルにまで改善。
        小鼻の開きも締まり、鼻筋の通ったスマートな印象に。

口角の下がり=頬、小鼻横の塊が散り、口角も上向きに。
          口角周りの黒ずみも快善され、引き締まった口元へ。

アゴのたるみ=アゴは細くシャープなラインに変化。もったり顔が細面の理想の顔型に整う。

慣れてくれば、一連のマッサージは3分で完了。朝晩の洗顔と同じように習慣化すれば10年前の顔に戻るのは夢じゃない!?
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2月のサロンド・アト

2008-02-12 09:57:36 | サロンド・アト
かぐや姫です 多くの方が3連休だった週末は、久しぶりに良いお天気で気持ちよかったです でも、また明日は雪らしい・・・

先週末9日は、2月のサロンド・アトでした。今回も、多くの方が参加してくださいました。さまざまな状況の方々でした。

脱ステをしたほうが良いのだろうな・・・と考えてはいるけれど、とりあえずまだステロイド外用が効いているし、脱ステ体験者の話を聞いていると、脱ステすることで起きてくるであろう症状を抱えながら仕事や生活を乗り越える勇気がまだでない。と悩まれている方。

 本当に止めようと決心が出来るまでは、止めないでください。本当に脱ステ中は精神的にも身体的にもつらい時期があります。強い気持ちがないと乗り越えられないようなときがあります。だから、もうしばらく現状維持で良しとされてみてはいかがでしょうか?

体のみステロイド外用を止め、顔だけ塗っている方。

 時間をかけて自分の皮膚との付き合い方を見つけ出していかれると良いかもしれませんね。

脱ステ真っ最中で辛くてたまらない!!という方。

 ステロイドを止めた時点から、確実に良い方向へと向かっています。ただ、表面的な症状は一進一退を繰り返しますので、長い目で見て気長にいきましょう。その長い間悲しい・苦しい気持ちだけで過ごすのはもったいないので、アトピー以外のことを考える時間を無理やりにでも増やして心も体も自分より外へ外へと向けてあげてみてください。結果としてその方が早く改善しやすいような気がします。

調子が良かったのに、年末から悪化してつらい・・・という方。

 寒さや乾燥で悪化される方は多いみたいです。私も冬が苦手なタイプです。新陳代謝をあげるため、お風呂での半身浴や岩盤浴・ジムへ行くなどで汗をかいたり、意識して歩くようにしたり・・・と努力しています。

症状が安定してきているが、春から東京で就職なので、生活環境の変化で悪化するのではないかと心配されている方。

 心配してもしなくても悪化する時はしてしまうので、気にしないのが一番と思います。心と皮膚の状態は直結していると感じていますので、心を元気に保つことが大切だと思います。

豊富温泉で湯治をされて改善し、帰宅してからも続けられている方。
 
 本当に楽になられて良かったですね。最終目標は、外からの助けなしに良い状態が維持できるようになられると良いですね。引き続き頑張ってください

脱ステ生活約1年で症状も改善し、この春から再就職が決まられ、脱ステしてから初めて良いことがあったと喜ばれている方。

 おめでとうございます。頑張った1年に、ちゃんとご褒美が与えられましたね。症状が強いときにも積極的に行動し、学校へ通って勉強もし、毎月サロンド・アトにも参加していただきました。やはり、意識をアトピーや皮膚にばかりむけないで、外へ外へと思いを向けられたのが改善のポイントの一つだったのではないでしょうか?先生のアドバイスも、素直に聞き入れて実行されました。新しいお仕事頑張ってください

またサロンド・アトでお会いできることを楽しみにしております
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2008-02-06 09:51:38 | サロンド・アト
かぐや姫です 暦の上で立春を迎えたとはいえ、寒い毎日が続きます。でも、梅のつぼみが膨らんでいるのを見て、確実に春は近づいてきているのだなぁ・・・と感じます。

今日は、水療法でアレルギー、リウマチなどの免疫疾患を臨床・研究されている医療法人 安藤整形外科院長 安藤由明先生の本「電解還元水でアトピーが治った」をご紹介します。

先生は、九州大学医学部附属病院入局後、九州大学の命により、日赤病院、国立がんセンター勤務を経て、現在、北九州で 医療法人 安藤整形外科院長となられています。

奥様がアトピー性皮膚炎で、ステロイド剤を塗る治療をされていました。そんな時に友人から電解還元水を使って治す方法があると聞き、奥様に飲ませ始めます。2~3ヶ月たって、奥様の自覚症状が良くなっていき、一日に3リットルくらい飲み続け、半年くらいするとアトピー性皮膚炎特有の赤みがなくなり、一般の人にはわからないくらいに改善し、感銘を受けられる。さらに、文献なども調べ、医師として電解還元水を医療の現場に導入しようと決められる。

良い水の条件は、
1.溶存水素が多いこと
2.溶存酸素量が少ないこと
3.マイナスの酸化還元電位(マイナス250mv以下)を示すもの

これまでの電解水生成器は、アルカリ性であるか、酸性であるかのみに注目していました。しかし重要なのは活性水素の量です。先生の臨床経験から水素の量の目安を酸化還元電位(ORP)を用いて指標としています。マイナスの数値が大きいほど活性水素が多く含まれていると考えられています。臨床現場ではマイナス250mv以下の還元力の高い電位を示す電解還元水が治療用として有効です。

アレルギー疾患、自己免疫疾患の患者さんに、一日に体重の5%の量を飲んでもらいます。それで子供なら1ヶ月、成人では3ヶ月くらいで赤みがうすくなるなどの効果が出始めます。1年間続けることで85~90%の改善効果があります。

電解還元水がなぜ体に良いのかについては、平成9年に九州大学の白畑教授がメカニズムを解明されました。今、人が病気になる原因の9割が活性酸素だというのが医学の定説になっています。この活性酸素が体を錆びさせるのです。この錆びた状態が病気なのです。

物質に酸素が結びつくことが酸化、そこに水素を与えると、酸素と水素が結びついて水になり、物質は元の状態に戻ります。それが還元です。ですから活性水素の多い水で、酸化した体を元に戻してやればいいのです。すなわち活性酸素を活性水素で中和すればいいのです。人間の体は新生児で80%以上、成人で60%以上が水分。だからこそ、電解還元水で体質改善することが大切なのです。

電解還元水の利点は、
1)活性酸素を消去することで病気の予防、治療が可能なこと
2)体にとって理想的で、還元作用があること、
3)健康維持、病気の改善を実現するには水レベルでの体質改善がもっとも望ましいこと
4)他の健康法と比べて医学的、理論的な体系に基づいていること
5)コストが安いこと、機械を購入すれば約10年はもち、1日数十円であること
6)誰でも飲みさえすれば良く、簡単にできること
7)健康な人も病気の人もできること

電解還元水を作る医療用物質生成器を購入される場合には、生成器そのものが還元電位の面で期待される性能を示すものを選ぶことです。それには、パンフレットで還元電位について言及しているか、販売員が還元電位についてしっかりと認識をもっているか、などが判断の基準となるでしょう。

毎日飲まなければ生きていけない水。水の質を見直してみることは健康に取って大切なことかもしれませんね。

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