アトピー広場のご報告 １月１３日

１月のアトピー広場のご報告です。

テーマは、
「なぜ皮膚炎が治りきらないのか
　誰もが知りたいそのメカニズム」

藤澤皮膚科医院　副院長の藤澤大輔先生のお話でした。

・ステロイド外用剤



ステロイド塗布すると、表皮細胞のステロイド産生能力が低下して健康な皮膚の回復は遅延
ステロイド塗布しなければ、表皮細胞のステロイド産生能力が増加して健康な皮膚の回復は促進





・保湿剤　人は省エネに働く





脱ステしても、表皮細胞に保湿剤を連用すると、ステロイド産生が低下し保湿剤依存症になる
脱保湿で、表皮細胞のステロイド産生能力が回復し、健常皮膚に回復する
（佐藤健二先生）

・喫煙・副流煙
Th17細胞による影響



・入浴・熱いシャワー・石鹸

熱いシャワーやお湯で、掻いたような感覚になる方もいる
入浴回数が平均月１回のチベットでは、アトピー性皮膚炎児はいない
ヨーロッパでは常識の「シャワーだけ」

・ストレス　皮疹を見てさらにストレスを感じる
ストレスは、アトピー性皮膚炎の悪化因子とされている
「何でここだけいつも湿疹が出るの？」
→メモリーT細胞の働きによる

・日光浴





・天気、季節の変わり目、気圧変化
自律神経の関与が大きいと考えられている

・リラックスしたときのかゆみ



赤い矢印のときにかゆみが増す

・栄養















・藤澤大輔先生からのメッセージ



自分の体と対話すること、自分の心の声を聞いて選択することが大切だと思いました。
（かぐや姫）