Jリーグの啓蒙活動のため関市での開催。名古屋から2時間かけて会場に到着した。サテライトの試合ながら本当の意味で夏休み最後のJリーグは、前夜と同じくG大阪との対戦。会場には西野監督も来ていたらしい。天候は曇り空で時折日が差すものの、さほど暑さは感じられなかった。
名古屋は出番のなかった巻や青山、出場時間の短かった片山や小川が出場、G大阪も中山が先発していた。試合は前夜に引続き終始相手に押し込まれる苦しい展開となった。G大阪の先制点は右サイドのゴールライン際を突破されゴール前に入れたボールを中山が決めたもの。その後の追加点は共にカウンターからゴール前での混戦に対応しきれず押し込まれての失点。名古屋はFKからの巻のゴールで1点を返すのがやっとだった。
小川、片山、巻はやはりトップチームでも起用されているだけあって自信を持ってプレーしていた。右サイドで起用される津田と同じように、左サイドに入った井上は巻のアシストを記録したものの、本来のポジションではないせいかいまいちの出来。また、終始攻め込まれる試合展開ということもあって、この日一番目立っていたのがGK長谷川だった。3失点を喫したものの、それ以外にファインセーブを連発して危機を救っていた。5年後10年後の彼の成長を楽しみに待ちたい。
名古屋は当然のことながらサテライトでもトップチームと同様のサッカーを展開しているが、攻撃に移った時の切り替えやポジショニング等、同じような問題が見られる。また常時同じメンバーで練習できないこともあるのか連携不足も目立った。一方のG大阪はサテライトといえどもチームの完成度は高く、成熟した試合運びを見せていた。この中からまた家長や安田のような選手が出てくるのだろう。優勝争いの出来るクラブとの差を思い知らされた2日間となった。