当日の入場者数17,243人・・・
手負いのチーム状態とはいえ難敵相手に鬼門の地で11年ぶりとなる勝利をあげたリーグ戦の勢いそのままに、水曜日のルヴァンカップでも現役高校生FW貴田の活躍で快勝し準々決勝進出を決めた名古屋。日影では若干の肌寒さは感じるもののまずまずの観戦日和のなかで行われた一戦は、前日の神戸と同様に2-0という危険なスコアに泣く結果となりました。
運動量で勝る対戦相手の対応に苦しみながらもVAR必要無しの完ぺきなゴールで先制、追加点が決まる理想的な展開。このまま2-0で終わっていてもおかしくなかっただけに我々ファミリーとしてもこの結果は残念です。巷では3-1が2-2となる2失点目が注目されていますが、むしろ相手の反攻をあっさり許すように与えてしまった1失点目を悔やむべきではないでしょうか。首位の座云々についても個人的にはこの時点のそれはあまり意味が無いと思っているので、上位争いに加わり続けることが重要と考えています。
今週末からは上位対決を含むGWの連戦というシーズン最初の正念場に臨むことになる名古屋・・・ここまでホームでは負け無しとはいえこれで3戦未勝利となり外弁慶化の気配も感じられるだけに、くれぐれも”豊スタが鬼門となったシーズン”になることだけはご勘弁願いたいものです・・・。
当日の入場者数22,655人・・・
日差しは戻るも前日から戻った冷え込みと北風もあいまって、この日の豊スタもまた日陰となる席は肌寒さを感じる天候。収束に向かっているとはいえコロナ感染の影響は大きいようで、〇和との上位対決という好カードにしては寂しさを感じる集客となっております。以前ならゴール裏全席をジャックしていた相手チームもまた同じなのか、試合前には敵サポ達が空席をシートで埋めるという誠に情けない光景が見られました。
そんなかで行われた試合は好守において見ごたえのある内容もゴールだけが遠く双方痛み分け?の結果に。ホーム限定で出場可能となった注目のユンカーも相手に封じられたことで見せ場は少なく、永井、マテウスも揃って沈黙。「交代が難しいゲームだった」という指揮官のコメントを否定するつもりもないし、ベンチに入ったターレスや吉田らを責めるわけでもありませんが、信頼と実績という点で二の矢三の矢を放てない選手層の薄さを痛感する一戦でもありました。
連戦3試合を終えて中5日のインターバルに入る名古屋には今後もアウェーゲームが先行する日程が待ち受けております。水曜日に負傷退場していた石田の検査結果が本日発表、選手層が更に危惧されるなかで迎える次節の対戦相手は天敵・川崎でございます。超のつく不調に陥っているとはいえ難敵に変わりはなく苦戦は必至でございます。当然のことながら結果を求めたいところですが、なによりもまずこれ以上の怪我人だけはどうかご勘弁を・・・。
当日の入場者数6,465人・・・
行徳に続いて和泉、重廣が負傷離脱するなか昇格チームを相手に鬼門の地で快勝をおさめた新潟戦から中3日。公式戦8試合を消化しながらこの日がホームゲーム3試合目という日程に不公平感を抱きながら向かった豊スタは日中とは打って変わって肌寒さを感じる天候。それと同様に試合もまたお寒い結果に終わると思いきや、昨シーズンには到底期待できなかった大逆転劇でグループ首位をキープ。「サッカーにおける2-0は危険なスコア」の教訓をあらためて実感した一戦となりました。
連戦を考慮してターレスや甲田、貴田というフレッシュな顔ぶれで臨んだ名古屋はそん色を感じさせない内容で目指すサッカーを体現し善戦。いずれも虚を突かれたように2点を献上するも、前半終了間際にPKを獲得し後半の反攻につなげてくれました。途中出場の永井や米本らレギュラー陣が存在感を示すなかで気を吐いた酒井のように、できれば今後は先発起用された若手選手達にも目に見える結果を求めたいところです。
公式戦3試合連続逆転勝利の喜びに沸く間もなく、週末には上り調子で勢いづくチームとの上位対決となるリーグ戦に臨む名古屋・・・この日の試合では石田が負傷退場しておりますが、過密日程を乗り切るためにもこれ以上の離脱者だけはご勘弁願いたいものです・・・。