前日に予想したとおり充実したシーズンを送る強豪チームに終始内容で圧倒される展開となったようで、今シーズン最多失点を喫して結果も完敗。まるでJ2のチームを相手にするがごとく、あるいは赤子の腕をひねるがごとく、それはもういとも簡単に一蹴されてしまいました。
名古屋としてはシモビッチのファインゴールで完封負けを免れたのがせめてもの救いで、たとえ出場停止のスンヒや懲罰で遠征メンバーから外された安田がいたとしても態勢に影響は無かったものと思われます。全く死角の見えなかったであろうこの日の浦和にあえてツッコミ所を探すとすれば、三菱自動車の不祥事にともなう看板やロゴの撤去ぐらいでしょうか。
結局4月の公式戦で名古屋が勝ったのは1試合のみ。それも不調にあえぐチーム相手にかろうじてあげた1勝です。上位及び強豪チームには当たり前のように歯が立たず、それ以外のチームにも取りこぼすか勝っても辛勝というように、実力がそのまま結果に反映する構図は4月になっても全く変わっていません。チームの現状を見る限りおそらくこの状況は来月もさして変わらないでしょう。
気がつけば1stステージも既に折り返して残り8試合となりました。なにより避けたかった大量失点を悔やむ間もなく4日後には引き続き実力上位である横浜FM戦が控えています。完全に負のスパイラルに陥った名古屋の試練はまだまだ続くのです・・・。