林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

席を譲られて

2017-11-14 | 林住期

昭和記念公園からの帰り道。モノレールは混んでいた。
着席を諦め、連結部分でよろよろしていたら、若いおばぁさまに手招きされ、席を譲られた。
いいです大丈夫です、と言っても、直ぐ降りるから、とやんわり言い返された。

可愛げのないじぃさまだ、と我ながら思う。

結局、坐ることになったが、歳を見破られて口惜しいような、ラクになって嬉しいような、複雑微妙な気分だった。

外出時、森生は敢えて若作りにしている。若い頃の服がまた着られるようなサイズになったのである。
.......というよりも、捨てるのが惜しいのね。
実際、ここだけの話、ズボンの一番上のボタンは外してます。

でもなぁ、帽子を目深に冠っても、最近のたそがれ振りは甚だしく、隠しようがないようだ。
なんたって、80の大台を超えちまったんだから、身体全体で老人光線を周りに発っしていたのだった。
ましてソフトクリームだけで、21045歩も歩いたんだもの。

これからは素直な可愛いじぃさまになって、ラクをしようか、と思ったりするのであります。
できるかなぁ。

171114