林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

容疑者は功労者

2017-08-16 | 先輩のお言葉

漫才師の西川のりおさんが森友加計問題を論じている。
補助金不正受給容疑で逮捕された籠池容疑者夫妻について、ある意味、功労者ではないか、と思っているそうだ。
そして典型的な弱い人間で、安倍晋三や昭恵夫人など強い人に踊らされ、一方的に悪人にされたのではないだろうか、と。

流石、漫才で成功した西川さんだ。観察眼洞察眼ともに鋭い。
籠池夫妻は大いに頑張り、岩盤に大穴を開けて下さい。

ご高説は、いちいちご尤もなので、是非お読みください。

この論、小肥りさんに先を越され、残念です。

ところで。安倍晋三としては忘れさせたい森友疑惑に、新たな動きがありました。
昭恵夫人付秘書官として、森友学園の口利きに動いた、経産省ノンキャリア官僚・谷査惠子がイタリア大使館に異動した。
秘密を守り抜いて、理財局長から国税庁長官に栄転した佐川宣寿と同様、破格な論功行賞ですね。

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墓参り

2017-08-16 | 林住期

両親の墓参りをしていない。
母の存命中は、月遅れのお盆には必ず、実家の兄が管理する父ほか先祖代々の墓参りをしていたが.....。

両親が亡くなると、きょうだいは他人の始まりで、実家との縁は切れた。
湘南ライナーに乗れば、2時間で墓参りできる近さも、墓参りをしない理由になっているかもしれない。

朝の「羽鳥慎一」の番組に現職の住職が出演し、墓参りの作法を解説していた。
覚えていることを下に列記します。

 1.墓石をたわしで水洗いしてはいけない。最近の墓石は中国産で、表面を薄い皮膜で覆っている)

 2.墓石に水をかけることは、ご先祖さまに水をかけることになり、避けなければならない。(水かけを推奨する人も多いが)

 3.拝む時はご先祖さまを見下ろさないように、しゃがむこと。(身体に故障がある場合は、立ったままでもさしつかえない)

 4.ご先祖さまに味や香りを楽しんで頂くために、お供え物は開梱する。(鴉や野良猫が跋扈している墓地では、開梱しないこと)

 5.お墓参りでは「お願い」より「感謝」をしよう。

 6.事前と事後には墓地管理人(住職)に挨拶すること。

年に一度も墓参りをしない人が、23%もあるそうだ。
そのほか、最近、墓の引越しが増えている、という話もあった。
墓じまい
には厄介な手続きが必要で、墓石の引越しには巨額な費用がかかる。

80歳になり、自分の葬式と墓を時々考える。

母が生きていた頃は、父方の叔母たちと同様に、先祖代々の墓に入るつもりだった。
だが、実家と疎遠になるとともに、そういう考えはなくなった。あの古い墓は、藪蚊が多いしね。

葬式や墓のことで、後に残った人たちに迷惑や世話をかけたくない。

人は死んだらゼロである。亡くなった両親や親しかった人は、心の中にいればいい。
だから、葬式やお墓は不要で、火葬し散骨してくれれば十分である。
果たしてどうなることやら...........。

5.は愛読している学法和尚のブログで読んだことかもしれません。
学法和尚の作法はおおらかで自由。安心できますよ。

写真上は重森三玲作東福寺庭園。下は鹿台橋から見える高麗川の水面です。

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