林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

母の日の歌

2017-05-15 | 歌の翼に

きのうは母の日だった。
毎年、母の日前後に思い出し、聴く歌がある。
それは、

    ♪ わが母の教えたまいし歌

である。

ドボルザークが作曲したこの歌を初めて聴き、心打たれたのは今から半世紀も前だった。
LPレコードでは、スペインのソプラノ歌手ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘルスが、ドイツ語で歌っていた。

亡くなった母から、歌を教わった記憶はない。母が歌うのを聞いたこともない。
それでもこの歌を聴くと、当時、歌う余裕なぞなかった母を思い出す。

曲はジプシーの旋律が入っているそうで、愁いを含み美しい。
そして歌詞はごく短く、深い。

Youtubeでは多くの歌手が歌っておりますが、50年前、初めて聴いて感動させられたのは、アンヘルスの歌でした。
歌詞の日本語訳はこちらをご覧ください。

170515