過労と酒で、五代友厚が死んだ。
大阪の女性たちは「五代ロス」状態だそうだが、五代がいなくなって、森生じじぃは清々としている。
実はじじぃも「あさが来た」を欠かさず見ているけれど、ドラマとしてヘンなところが多いですね。まるで電気紙芝居だ。
まずそこのところを指摘しておきます。
1.五代は出身地・薩摩弁で呟くところを、やけに達者な発音(?)の英語で呟き、イヤミの極みだった。
2.五代は最期までええかっこしぃ。重鎮感がまるで無く、あさがそれなりに老けてきたのに、若いままだった。
3.五代の盟友・大久保利光はもじゃもじゃ髭が全く似合わず、滑稽だった。
以上は演技・扮装上の欠点だが、大道具もいい加減だ。
3.大阪商人が集まる当時の大阪商工会議所が、築100年以上に見える。当時はもっとピカピカに新しかったはずだ。
4.大阪きっての両替商加野屋が横丁にあるのはおかしい。大通りに堂々と店を構えるべきである。
そのほか、
5.老舗の加野屋にしては主人一家と雇人、加野銀行従業員の躾が悪い。立ち聞き、盗み聞きが多過ぎる。
6.福沢諭吉が武田鉄矢で、渋沢栄一が三宅裕司とはびっくりポンである。大番頭だった雁助の方がずっと貫録がある。
などとアラ探しはいくらでもできる。
しかし「9回転んでも10回は起き上がる」そうで、あさにどんな困難が襲い掛かっても「なぁに、また起き上がる」と安心して見ていられるのである。
立春とはいえまだ酷く寒い朝が続く。
あさの獅子奮迅の働きを布団の中で、のほほんと見ているのが何よりですね。
豪邸に住み、働き者のあさがいる新次郎旦那が、つくずく羨ましい。
足付き紙飛行機の折り方は、.... あっ、どこかへ飛んでっちゃった。
探しておきますね。
160204