林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

飯能エコツーリズム

2014-11-07 | 風に吹かれて

この秋も駿河台大学で「駿輝祭」が開催された。
今年は、学生たちが交通整理やごみ拾いに積極的に動き、頼もしかった。

ルー・大柴氏の講演「人生マウンテンありバレーあり」か「飯能エコツーリズムシンポジウム」のどっちを覗くか、さんざん迷った挙句、エコの会場へ。
会場の壁は飯能の奥地で産出する西川材を張り巡らし、焦げ茶色のいい雰囲気である。

基調講演は獨協大学犬井学長。パワーを写しながら丁寧で分かり易かったが、じじぃは前半を眠っていたようで、全然内容を覚えていない。
昼食後のこの時間は講演者にとっては魔の時間だ。学長先生の講演が淀みなく穏やか。耳に心地良かったのが不幸だった。

広い教室に集まった30人ほどの聴衆は全て関係者らしく、やぁやぁどうもどうも。一般人のじじぃには居心地が悪かった。
パネラーも関係者で、これは締まらない仲間内の話に終始した。

質疑応答の時間に指名された人は、飯能の奥地で開催する「お散歩マーケット」の代表責任者だった。
このイベントはエコツーリズム運動が始まる間から行われていて、主催者によると飯能エコツーリズム事務局が「吸収した」そうだ。
このお言葉は成功している先駆者に対して、ちと失礼では、とじじぃは思いましたね。

下はその代表責任者の話です。(聞き違いがあったらごめんなさい)

   ・私はこの土地に生まれ育った人間ではありません。他所からの移住者です。

   ・今年は4軒の空き家のうち1軒が埋まり、来村客に公開する家が1軒増えました。

   ・村内の数軒の家は家を公開しないけれど、それが自然で、無理に全戸が公開することは、むしろ恐ろしいことだ。

   ・どの家も、少なくとも損をしていないはずだ。僅かだけれど収支はプラスのはずで、これが大切なんです。

   ・毎回大勢の来村客があるのは、山間僻地の農家の生活を覗き見する楽しみにちがいない。

   ・来村客の中から、このイベントを手伝ったり、村民と親戚付合いを始めた人がいる。望外の喜びです。

代表責任者は、会が終了すると、やぁやぁどもどもをせずに、さっさと帰ってしまった。
単に音入れをガマンしてただけかもしれないが、恰好いいなぁと思った。エコに関わる人々は偉いけれど、いわく言い難い違和感がある。

    なお、今年の秋の「お散歩マーケット」は11月16日に。
    お天気ならじじぃも行きたいと思っておりますが。

    飯能市観光案内所「夢馬」に置いてあったざら紙のチラシを転載します。
    行く人はよく読んで、マイカーお断わりとか、軽食・飲み物持参など決まりを守って下さいね。
    飯能駅北口発のバスは混み具合により増発されるはずです。
    
  

    141107