林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

十日えびすの福男

2008-01-10 | 拍手

 

 「クインテット」を楽しんだ後、TBSを見たら、西宮神社の駆けっこをやっていた。
これが、実に気持ちの良い内容。
普段はみろもんた氏に胸が焼けるので避けていたけれど、朝からまるで一番福を授かり、エビスビールを2本頂いた感じだった。

何が良いかというと、

 ・取材対象が重層的で愉快だし、神社境内に多数配置したTVカメラの映像に
  迫力があり爽快。
 ・本殿に殺到する人々を安全のため身体を張って受け止める若い神官たちが
  爽やか。
 ・1番の出走権を得た人が本殿直前で転んで選外になったが、この残念な人に
  無念さが無く、爽やか。
 ・すっ転ぶ場面を何回も放送して愉快かつ爽快。
 ・福男になった学生の父親の天麩羅屋さんが、息子の自主性を尊重して爽やか。

そして何よりも、必死の努力で一番札を授かり、今年の福男になった榮悠樹君20歳が素晴らしい。

先ず苗字が良い。名前も素敵だ。容貌体形服装疾走姿とも清潔感がある。
この神事に参加した動機を、父親の天麩羅屋の繁昌を祈願する、というところが感動ものですね。巧みにお店の宣伝までしちゃってさ。

それに、言葉遣いが丁寧で的確で美しいこと!
女性の90%が効果を認める化粧品広告に出て、ホー、と言ってるふやけたご婦人たちに、榮君の汗を飲ませてやりたいね。

また、喜びを表現する言葉として、

   凄く嬉しい

と言った(と思う)。
その辺のアンチャンネーチャンオバサンのように、妃殿下の真似をして、

   嬉しく感じます

なんて言わないのが素晴らしい。

こういう国産伝統行事報道は、朝から気分爽快になりますね。
ハロウィンやクリスマスやバレンタインはもういいよ。
誰も何にもくれないからな。

と、この辺で止めとけば良いのだが......。
岩手県奥州市の蘇民祭
裸男のポスターの掲示を、見る人に不快感を与える恐れがある、とJRが断った一件です。(ポスターは「読売オンライン」からはがしてきました▼)

不快と言われたモジャモジャオッサンにしてみれば、極めて不快なイチャモンに感じるだろう。だが、オッサンは奥さん思いで子煩悩の好漢だった。

女のスッポンポンが良くて、男のおケツを隠すのは男女雇用機会均等法違反だ。
でも、あの写真はどうも好感しずらいのが森男の感想です。
女性にしても、素敵ッ、とはゆかないと思う。蓼食う虫もいるのでしょうが......。

親から貰ったものを見せて何が悪い、とオッサンは怒るけれど、タプタプのおっぱいまで貰ったわけ? オッサンのお父さんのポスター写真は、身体締まってたよ。

だが、取材(フジTVかTV朝日)のお終いにオッサンが、

  この騒ぎが祭りの宣伝になって嬉しい

と言った(と思う)のを「嬉しく感じました」。
どーもいい加減で、すんません。

▲お祝いがビール2本じゃセコイ? 珍品ビールです。よく較べて見てね。