林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

原爆の日

2007-08-06 | 床屋放談

 原爆の日の一連の行事は、毎年同じように見える。お盆や正月の行事のように、年中行事化してしまった。
マスコミの報道姿勢がマンネリ化しているのかも知れないが、またか、と思う。

 平和を祈っているだけでは、国内で語り伝えるだけでは、めそめそしているだけでは、非核三原則の考えは国内でも、広がらないのではないか。
久間もどきは、むしろ増えるだろう。

 毎度お馴染み右顧左眄。ま~るく、穏便に「訴える」だけでは事態は一向変化しないだろう。それどころか、核は拡散している。自治体レベルでは新しい動きがあるが、中央はまるでダメ。
この辺で、戦略戦術を転換しないと、もっと拙いことになる。
 無差別殺戮である原爆投下は従軍慰安婦同様、いやそれ以上の悪業。
国会で、原爆投下謝罪要求決議を成立させるくらいのことは、やって欲しいものである。
政府は国外での反核運動活性化のために、もっと知恵を絞り、税金を投入すべきである。

 あべこべ発言の多い安倍首相が広島の被爆者達の前で、「原爆症認定基準を見直す」、と発言。厚労省幹部は、「寝耳に水、これから検討します、役人ですから」、と。
また始まりましたね。大丈夫かぃ。

 それにしても、被爆者健康手帳所持者25万1834人中、原爆症に認定されている人は僅かに2242人。1%以下!
厚労省の罪は重い。


騒色

2007-08-06 | 重箱の隅

建築中の漫画家邸が騒ぎを引き起こしている。
閑静な住宅街に、赤白の大柄縞模様の外壁と、屋根に自作漫画の人物像を載せて、かなり騒々しい住宅だ。

毎日付き合わされるお隣は迷惑だろう。
ネットでどんな意見があるかを調べると、相当滅茶苦茶なことになっている。

やはり漫画家に賛成する人が多い。
そして賛成派はオトナになってない人が多い、と思う。

 1.別に法律で制限されている地域じゃないのだから、何を建ても勝手でしょ。
 2.らしくて可愛いじゃん。
 3.反対してるオバサンは......、以下罵詈雑言。

以上が賛成派の大方の意見。

 1.を認めるなら、赤城絆創膏も許してあげなくちゃ。
 2.は同感。でも住宅街なら、周囲100mは空地か緑地でないと.......。
  3.こういうの近頃増殖中。恐怖劇場。

建物は確かに個人のものだ。内装は勝手でいい。
しかし外観は公共のものだ。周辺の景観に配慮するのが大人というもんでしょ。

漫画家とその作品は個性的であって欲しい。
しかし、工事中のお邸は個性的だが、住宅街では趣味悪い。万国博覧会か遊園地のアイスクリーム屋なら歓迎だが......。

なお、TVに出演中の同業先生のご意見。

  「人の趣味に関わる問題を規制することはファッショだ、賛成出来ない」

出た!、という感じ。黙れっ、という感じ。呆れますね。
それでは、自分の趣味を人に押し付けるのは、何と言うのだろうか?

これは規制や法律で縛る以前の、共同体での常識に係る問題であり、他人に対する気配り、と思いますがね。

漫画家先生はお邸の外観でなく、本業の漫画作りを再開して下さいね。
お暇なら栃木県那須町の「ニキ美術館」を見てね。

▲写真はアメリカ雑貨の店「フィフティ ファイブ」さんの通販頁から。