巾着田の惨状を視察しようと、予定していたが、今日も雨。
駅前はガラガラ。彼岸花も、大して咲いていないだろう。
巾着田の連続レポートは、すっかり萎んでしまった。
台風性の南風が入って、物凄い蒸し暑さ。クーラーは勿体無い。
そこで、新たな標的を見つけて、公民館へ行った。
街路樹の枝が邪魔で、傘を差して歩けなかった。
「街路樹伐採説明会」で、自治会が開催。市職員が4人、説明に来た。
半年前に、予算が無い、街路樹をどうしたらいいか、意見を求む、というお達しがあった。
暇な森男は直ぐこれに応じて、1週間かけて、現状分析・方針・具体的な前後の対策・行程表等を提出した。
森男の対策は、四捨五入すると、以下のとおりで、全てを網羅したつもり。
・邪魔になってきたから、一部を除いて伐採してしまう。(具体的な場所指定付き)
・事前に、住民に対して「市の計画」を説明する。
・事後の具体的な提案。(維持管理方法・ボランティア組織・樹種交代......)
ま、「市の計画」を説明に来た訳だ。
「市の計画」は以下のとおり。四捨五入すればゼロ。
・予算が無いから、1本おきに伐採する。
車庫の出入りの邪魔になるなら、それも伐採する。その他ご要望を頂戴ね。
・落葉公害発生前に、伐採は実施する(つまり、今直ぐだ)。
・以後のことは、特に考えていない。だからご要望を頂戴ね。
配布資料は、A4版1枚に、「剪定・整枝の基本」という園芸書丸写しの10行だけだったからたまらない。
15人位の出席者からは、猛烈な質問が続出した。都市計画税の恨みもある。
なにしろ、全国各地を流れ歩いた、海千山千のオトウサン・オカアサンだ。
純粋培養の市職員は、直ちに枯木の並木に。
聞けば、現在、団地には1,200本の街路樹がある。
斜面の草刈を、年2回実施して、予算は500万円。
街路樹は、2年に1回、強剪定して、予算は500万円。
つまり、1,000万円・500万円・1,000万円・500万円・・・・・、の繰り返しだ。
樹種はニセアカシア(8/11)。根が舗装を押し上げる。
道路修繕費と、沢山ある公園管理費は、別予算。
専門家のはずの市職員は、以下のとおりだった。
・近隣市町村の対策は、全く把握していない。(付き合いも無い模様)
・街路樹の種類と、それぞれの特徴を全く把握していない。(常緑樹は落葉しないと思ってる!)
・方針は全く無く、問題があれば、その都度住民の意見を「誠心誠意」、取り入れる「方針」。
・現場を歩いていない。(車上視察はしている)
・どういう方法や手段だったら、住民の理解を得られるかなど、考えたことは無い。
(みの・もんたの「朝ズバッ」は、自宅の菜園管理に忙しく、見てないらしい)
血統は森男たち新住民より良いが、その精神生活はお隣の犬並み。
庁舎内を仰向いて遊泳しているだけ。
結局、話は振り出しに戻っちゃった。
1年かけて、再検討だそうだ。森男は無報酬、1人、1週間でやったんだよ。
何もしなけりゃ失敗もしない。来年はどっかへ栄転するんだろ?
次回があるとすれば、暇なご同輩を動員して、市職員の勉強ぶりを楽しむつもりだ。
終ったあと、優しい森男は若い職員に、パソコンくらい勉強しておくように、励ましておきました。(パワーポイント・できればCG等)
課長さんの落ちた肩を、抱いて上げました。
ピンチはチャンスだ。頑張れ課長!
....しっかりしろよ、ったく。