鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」

連載中の「ぷらっとウオーク」などをまとめました。

鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」 ・・・続  北海道、オープンガーデン巡り

2013-09-19 | 「ぷらっとウオーク」 2012年~2015年

続 北海道、オープン・ガーデン巡り

                     情報プラットフォーム、No.313、10月号、2013、掲載予定 

 

 

  ご一緒する高芝さんご夫妻は北海道に住んだことがある。私も子供の時に網走、札幌に、そして高知に赴任する前の3年間は札幌に住み、スキー三昧であった。 一枝も何度か北海道を旅している。4人での、北へ戻って見る旅行である。

 この木、この草、気になるね。北海道の何処を走っても、道の両側は巨大なイタドリの群生である。紅色のコウリンタンポポや黄色のタンポポモドキ が柄を高くして道路脇の空き地で我がもの顔である。目を上げれば、満開の白い塊の花がエンジュの存在を気付かせてくれる。高い所まで這い上がるマ タタビは、葉を白くして目立ちたいようである。

 小清水原生花園。花の種類も多く、名前は覚えきれない。「エゾ・・・」とすればそれらしくなる。背が高く、他よりも抜き出た白い花はオオハナウ ドやバイケイソウである。

 渦巻きの野付半島。向かう先の一面の黄色は土の色か花かと意見は2分した。近づくにつれて花、花、花のエゾキスゲの大群落であることに納得であ る。

 釧路湿原の周り。釧路町の西川邸には奥様の2人のお友達が居て会話が弾んだ。釧路市の千葉邸は体調不良で手入れ不十分とのこと。でも、葉物の多 い庭は趣きがあった。

道を尋ねて。幕別町忠類本町の高木邸・山内邸が目的地。郵便局で道を尋ね、近くの保健センターの駐車場で地図を眺めていた。そこでお会いしたご夫妻に道を尋ねると「我が家のお隣さんです。付いてきて下さい」とのこと。その浦尻さんのお庭は乗り換えたい程の素晴らしさであった。玄関アプローチの敷石 の両側の小砂利の中に可憐なコマクサが咲いている。山頂近くの砂礫の上にいるような感覚を覚えた。

 訪問2度目の恵庭(鈴木の2人)。昨年を思い出しながら恵庭市恵み野へ向かった。お留守で再会できなかったが、手作りの木製楽器の数々が出迎え てくれたのは田端邸の庭である。市丸邸では手作りの鉢が見事。鉢を積み重ねて花の立体的配置を創り出している。

 花カフェきゃろっと(内倉邸)。内倉さんにお会いしたいと思ったが、丁度ツアー客を案内中とのことで残念であった。しかし、ここで「2013恵 み野花マップ」を頂き、イエローブック以外のお庭の情報が得られた。その中の1軒がバラの花いっぱいの池田邸である。高知でもお仕事をされたとの こと、サンピアや四銀のことなど高知の話で盛り上がった。

 ロック・ガーデン。噴火湾沿いの豊浦の四釜邸は斜面を生かした庭である。幾つかの花の種を頂いたが、一枝は高知でも育てて見せようとの意気込み が強いようである。

 さようなら北海道。下北半島先端の大間町へのフェリーから何度も振り返った函館。

決算報告。全走行キロ数は5,550km。ガソリン代62,860円、高速道路料金31,250円、フェリー料金46,840円である。15泊の宿泊費 は、108,490円/人で、1泊7,233円/人になる。運転は高芝さんお一人に頼っていた。「交代要員が3人も居ますからね。何時でも」が残 り3人の口癖になっていた。高芝さんの答えは「ええんで、ないかい」であった。

 これは「花より団子」ではなく、「グルメより花園」の北海道からのリポートである。イエローブックには「北海道を庭園の島にしたい」と書いてある。その役割を見事に果たし、「人とつながる」こともできている。その象徴が、1980年に恵 庭ニュータウン恵み野と命名した宅地である。四国で、高知で、同じようなことが出来るだろうか。例えばブルーブックとしよう。何を載せたらよいだ ろうか。

四国遍路とジオパークと豊かな自然を組合せることだろうか。土佐には牧野富太郎がいる。四国には「お接待の心」がある。

 

 

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鈴木朝夫 s-tomoo@diary.ocn.ne.jp

〒718-0054 高知県香美市土佐山田町植718

Tel 0887-52-5154、携帯 090-3461-6571

 

 

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