山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

就学援助について

2006-01-05 00:24:33 | 未分類過去
いつも愛読しているブログの中のいくつかに、就学援助についてのニュ-スに関して書いてあるものがありました。それは朝日新聞に載った記事らしく、東京大阪の児童で4人に1人が援助を受けているとのことです。そのことから、収入格差が激しくなり、貧しい子供が増えているという現象が見られるという結論に達するようです。

この援助、うちも受けていたものかなあと思います。
毎年、年度初めに学校で全員に書類が配られ、該当しないことがあきらかな人は「希望しない」のところにマルをつけ、希望者は必要事項を記入して、外からは中が見えない状態で提出するものがあるのですが、出すと収入の審査があって、審査が通れば援助金がいただけるという仕組みになっているものだと思います。

うちは、学用品を買うのに困るほどの低収入ではないと思ったので、最初は関係ないと思っていたのです。
しかし、近所の同級生のお母さんで、お子さんが3人いる普通の家庭の方から支給を受けていると聞き、ためにし出してみるといいと言われました。もし収入が超過していたら支給されないだけのことだからとのことです。
でも、健全な親が2人そろっている家庭で、そんな援助をしてもらうのは格好が悪いと思ったので、上の子が小学生のころはずっと「希望しない」にマルをつけて出していました。
しかし、他にももらえるものなら当然もらうわよという友人がいて、その人は審査ではずされるらしいですが、毎年「希望する」と書いて出しているとのことでした。
それで、私もやはりもらえればうれしいかなあと思い、あるとき記入してみることにしました。
うちの場合、子供は2人ですが、夫の母が特別身体障害者で扶養家族になっていました。母を扶養家族にしていて、現金が出ていくことはほとんどなかったのですが、それによって控除額が多くなるために収入が低い状況と同様になります。
それで、希望を出してみたら、就学援助がされ、いくらかの援助金が定期的に銀行口座に入金されて、それらはあっという間に生活費の足しにされ、ありがたく利用させていただくことになりました。
修学旅行費の援助もあるとのことで、おそらく申請すればいただけたのではないかと思うのですが、実際低収入とは言え、貯金をおろせば修学旅行費が払える状況でしたので遠慮しました。

この援助を受けている家庭が、学用品が買えないとか給食費が払えないとか、それほどの貧乏だと思うのは極端だと思いますが、確かにこの援助がないと苦しいと言えば苦しいです。余裕で子供を育てることはできないでしょう。援助があったからといって生活水準が上がるわけではないし、それで余裕ができるわけでもありませんが・・・。

お金持ちの人が、あたりまえに子供にかけるほどのお金はもともとかけていません。
塾や家庭教師にもお金は使いません。お年玉もほとんどあげないし、豪華な冬休みもありません。
最近、驚いたのですが、中学生が学校でスキー教室に行くのですが、そのための予習として冬休みに親が子どもをスキーに連れて行き、ある程度できるようにさせておく家庭が多いのだそうです。お金持ちの人が考える物事の最低基準というのは、貧乏人には驚くようなことばかりです。

そういうことが普通だと考える人たちから見れば、就学援助を受けている家庭は信じられないくらい貧乏だと思うかもしれませんが、援助を受けている当人たちは自分を普通の人間だと思っているわけです。

やっぱり、4人に1人のビンボーだったのか!

東京大阪という都会に支給を受けている人の割合が多いということについてですが、地域による財源と支給基準の違いにもよると思いますが、もうひとつは、都会の人間というのは面子よりも合理性を重視するからではないでしょうか。
だから、貧乏人と思われようが、とりあえずもらえるものはもらったほうがいいという考えです。地方の人は対面を気にするので、援助なんかもらわないで頑張るんじゃないでしょうか?
せっかくある介護保険制度も田舎の人は利用しない人が多いみたいです。
私の身近には大学の奨学金なんかもけっこう利用している人が多いです。
うちは今は利用していないんですが、今後利用しようと思っています。

この新聞記事で問題としていることは、援助を受ける家庭が近年急速に増えたということですね。
確かに、それは問題かもしれません。
うちの状況も以前よりさらに苦しくなっていることは確かです。
しかし、貧乏人からしてみると、生活が苦しいのはむしろ普通であり、裕福すぎる人が存在していることのほうが不自然だと思うんですよね。

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