晴天に恵まれた此の秋の一時、ふと思い立って本厚木に赴いた。駅前のササヤカな広場では、二人の若者が歌っている。ちょっと立ち止まって聴いてみた。フォークといってもいいのだろうか!観衆はパラパラだが嫌味のないその風情・唄い振りにホッとする.
書店`有隣堂`で手に入れたのは、ルーベンスとムンクを特集した`芸術新潮`11月号と、角川の「俳句」11月号。さて、ルーベンスについては`溢れる自信で描いた男`、ムンクは、`底知れぬ不安を描いた男`とのサブタイトルが添えてある。僕はどちらかというと「ムンク」に興味があってどういう捉え方をしているのか!と、好奇心が刺激されているのだが、さて!
此の2書、土・日の休日、我が家で冊子とは言え頁をめっくて眼を凝らし、その画像に眼をやって一文を読んではフッと考え込んだり、更にパラパラと頁をめくったりたりしていてちっとも前に進まない。まあ、時にはゴルフの優勝争を放映しているテレビにちらほら眼をやるものだから、どうしようもないなあ!と、密かに溜息をつく。
「芸術新潮」は何年(何十年!)もの間読み続けたものだが、昨今興味深い特集号しか取得していない。今号はその特集(ルーベンス&ムンク)に興味真摯、そして角川の冊子「俳句」。高校時代に文学部の部長をやって、文化祭の実行委員長をやったりした我を思いが噴出したのだろうか?などと思いながらの起稿となった。
そして芸術新潮のページをめくり、`俺は、ルーベンス派ではなく、ムンク派だなあ!と想ったものだ。此の冊子の一文、・・・鮮烈な印象を残す 《叫び》 の一言に、瞑目。