日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

ビナヲークの一齣

2018-11-24 17:02:53 | 建築・風景

 

晩秋の日差しがとてつもなく美しく見飽きない。起稿しているのは午後3時半(2018年)、夕焼けの気配が漂い始めて少しずつ遥か彼方の雲の色が変わっていく。変わっていくと言うより空に溶け込んでいき、雲の姿が夕陽と一体となる。この我が住いの窓から見る地平線は、厚木インターから中央道に繋がって行く東名高速道路。車が走る様が伺えて、時が動いていく実感を感じ取ることになる。

さて記載しておきたいのは、僕の住む海老名市さつき町に隣り合っている厚木駅の一駅新宿寄りの海老名駅に隣接している此の秋の「ビナヲーク」の様相。大きな広場を囲んでの2層 (とは言え、一階は主として通路)の構成は、家族連れの大勢の人々が当たり前のように行き来していて建築家として眼をやるも、ナカナカ旨くできていると言って置きたくなる。

 此の広場を使って様々なイベントが開催されているが、その一齣の写真を記載しておくことにした。僕も何をやっているのかと、大勢の人々の中に割り込んで、しばしその様子を味わった。添付する此の光景、如何なものでしょうか!


晩秋の一齣・紅葉

2018-11-16 11:46:55 | 自然

`秋深し隣は何する人ぞ ! `という一句が、僕の中に留まっている。

数十年住んでいる海老名市の分譲団地、隣の小さかった子供が青年、そして壮年に向かう風情を感じ取り、時折出会うと笑顔で挨拶を一言取り交わす。でも彼がどういう仕事をしているのか、どういう生活を担っているのかは不明・・・

 周辺の草取りがあって、我が家は妻君が出ていく。窓から下を見ると、老年になった男が居ないでもないが、女共はしゃがみこんで草取りに励みながら、笑顔で言葉を取り交わしている様相が見て取れる。ちょっぴり`置いてけぼり`になったような気がしないこともないが、我が痛めている足の様相が気になり、おそらくしゃがんでの草取りは`ヤバイ`と思ったりもしている。つい先日、北海道から帰宅してのこの地、ほんのちょっぴり見え方が・・・

 そんなことに思いを馳せながら観る見事に咲き誇っている桜の葉っぱ・紅葉、ナカナカの風情、でもこれも近じか散っていく。そして冬が来て年を越し、そのうち禿坊主になった此の樹に新芽が出て春が来る。


札幌からの帰郷:ANA便の中で・雲を!

2018-11-08 15:06:09 | 添景・点々

この秋、昨年に続く札幌市立大学「羽深研」の院生への講義(11月5日月曜日)を要請されての訪札となった。

 僕の講義の主題は、「建築家」の存在を伝えること、つまり「建築家って何者だ!」と言うことになる。月刊・建築ジャーナル誌に「建築家模様」と題して6年に渡って起稿してきた一文のコピー9編を配布したが、`若き秀英`がどのような反応をするか好奇心が湧く。

 とは言え、僕が帰京した後、彼らが手に取って読み解くかどうかは判らない。そのことは近じか羽深教授に聞いてみるが、僕の好奇心が刺激されるのは、「院生の風情」。講義の後、30分ほど羽深研の彼らと語り合い、彼らの好奇心(細やかかもしれないが)が読み取れ、ナカナカの`若者連` だと感じ取ったことを、此処に記しておきたい。

 さて写真の雲、この写真を観ながらふと考える。

例年の訪札、何時もほぼ同じ座席、翼と雲のやり取り・その「対話」を聞いているような気がしてくる。雲の流れを観ながら、パイロットとパイロットモニタリング(副操縦士)も雲との対話、僕はその対話を感じ取っているのだが、さて来年は! などと、考えたりもする!