股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

僕の中のオトコの娘

2013年06月25日 15時43分06秒 | 映画評論ハ行
製作年:2012年
製作国:日本
2012年12月1日公開
監督:窪田将治
出演:川野直輝,中村ゆり,草野康太,河合龍之介,内田朝陽,山田キヌヲ,ベンガル
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謙介は、大学を卒業して就職するも、仕事で失敗を重ね、同僚や上司とソリが合わず半年で会社を辞めてしまう。それから5年間も、自宅で引きこもっていた。ゲームやネットサーフィンに明け暮れる中、彼は女装を楽しむ男性「女装娘」が集うサイトを発見する。なぜか、彼らに引かれて女装娘のカリスマ的存在であるカレンとメールでやり取りをするように。やがて、女装バーに足を踏み入れた謙介は、その世界に自分の居場所を見いだすが、女装への偏見や嫌がらせに悩まされ、父親からは絶縁を言われ…。
女装娘(じょそこ)と呼ばれる、女装を楽しむ若い男性たちをテーマにした異色の青春ドラマ。引きこもりの生活を送っていた青年が、女装の世界と出会ったことから生きる希望を見つけるさまを見つめる。『ランデブー!』などの川野直輝が、怪しげな世界に戸惑いながらも引かれていく主人公を熱演し、かれんな女装娘姿を披露。監督は『失恋殺人』『クレイジズム』の窪田将治。『私の叔父さん』の草野康太、『スリーカウント』の木下ほうかなど、脇を固める実力派たちの女装娘ぶりも見逃せない。

先日テレビでも特集を見ました。男子が女装する“女装娘”が今流行ってるそうだ。初めに言っておきますが、自分はそういう趣味はございません!でも女装することは悪いことではないと思う。主人公の姉も言ってたように、人殺しや薬をしてるわけではないのだから1つの立派な趣味として捉えるべきだ。

ニートで引きこもりの少年が、“女装”という世界を知ることで外の世界へと出て行き成長していく物語。真面目でシンプルなストーリーで、家族との繋がりも織り交ぜてあり、最後は何気に感動してしまいました。役者さんたちが本当にそっち系の人かと思うくらいリアルな演技!
人って誰もが孤独とか悩みとか抱えながら生きているものだ。自分の意志を貫いて生きていくことは難しい。特にこういう世界の人達って理解されるのが難しいと思う。

でも劇中でのセリフが心にグッときた


「生きるっていうのは多少なりとも他人に迷惑をかけるものだ」



まさにその通りなのかもしれない。誰かに迷惑をかけながら人は生きているんだ。本当の自分を探したり、自分の居場所を見つけるって難しいことだと思う。でもこの主人公のように、恥かしいとか遠慮せずに一歩踏み出す勇気が大事なのかも。観終わったあとで清々しい気分にさせてくれます。女装、同性愛について良い部分も悪い部分も描かれている素敵な作品です♪

この作品の評価・・・・75点

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